みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
13.《ネタバレ》 ネコババした金の一部をリスクを冒して返戻したり、効果が期待できそうもない嘘の告白を録音したり、偽者FBIの誘拐犯と危険を承知で捜索に同行したり、少しもシンプルでない行動が全て裏目に出る。しかし、素朴な人間の行動心理はこんなものか。ネコババに絡む4人の場当たり的な行動も演技者の上手さと巧みな演出で自然そのもの。この4人の大金を手にする前と後の人間性のギャップが予想に反して皮肉っぽい。特に善良なはずの主人公とその妻が自己正当化しながら次第に罪悪感が希薄になっていく様子はリアルで人間臭い。ラストの兄が死を選ぶ展開は意外性と同じくらい違和感あり。真面目に生きろという教訓より虚しさを感じる。思わず原作を読んでみたくなるよく出来た映画だった。 【ProPace】さん [地上波(字幕)] 9点(2015-07-28 17:56:52) 12.《ネタバレ》 この映画、地味ですが非常によくできています。大金を目の前にすることにより出演者らの人生が狂います。出演者の演技も素晴らしいです。兄貴のジェイコブはもちろんのこと、友達のルーも良い味だしてます。更に言えば奥さんのサラ、最初からなんか影があるなって思ってましたが彼女が一番頭の回転が早く現実的であり、そして怖い。これまでささやかながらも幸せだと思っていた生活にダメだししまくりで夫が可哀想です。ハンクとサラ夫婦は警察に捕まらないですみましたが以前のような生活はもうできないでしょう。別の映画ですが「ウォール街」に出てくる女性のセリフに「はじめから無いより、一度手に入れてから失う方がもっとつらい」というセリフがありますが、まさにそうだと思いました。 【珈琲時間】さん [地上波(字幕)] 9点(2015-07-25 09:00:07) 11.《ネタバレ》 とても良い出来だと思います。 一番印象に残っているのは、ラスト近く、お札を燃やすシーンでの、妻フォンダの悪あがき。 自分も同じ人間、「いや~、人間って恐いね~。」と完全に他人事の様に言えないのも又恐いところです。。 オープングと同じ様な静かで穏やかなシーンで終わりますが、2人はあの事件には触れず、いや、無かったふりをして、重過ぎる十字架を背負ってこれからの人生を生きていかなければならないのでしょうね・・後味悪過ぎ。でも9点。 【夜光華】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-22 19:38:41)(良:1票) 10.大金を手にしたばっかりに、本当に大事なものを失ってしまった全く愚かな人たち、楽しめました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-12-19 12:24:52) 9.ビル・パクストンはいつもパッとしないけど、これは頑張っていたと思う。いつもながらビリーボブは脱帽ものでした。完璧だと思える計画もちょっとした事で雪崩式に崩れる。ゾンビ達から逃げてきて立て篭もるものの、仲間割れで全滅する状況となんら変わりない。人間臭さが足を引っ張るが、その人間臭さがかけがえのないものも同時に生み出す。悪い事、慣れない事はしちゃダメよ! 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-29 17:54:34) 8.人間は恐ろしく、哀しいものというシンプルなテーマをシンプルに描いた傑作 【ヴィン】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-27 00:44:54) 7.題名のごとく観ている人間がだいたいの展開ストーリーが解ってしまい味気ないのですが、ほんとにイライラさせてくれる雰囲気がまた逆にいいお話に感じました。こういう映画って嫌いではなく、日本映画には絶対ない、製作してもドっちらけ映画になるのでは..わたしには、けっこう笑えたし十分楽しめました! 【FHARCYDE】さん 9点(2004-02-11 11:57:15) 6.主人公のダメ兄貴役を演じたビリー・ボブ・ソーントンが素晴らしい。彼がこの役を演じたからこそ、この映画は一見地味なストーリーではあるが相当に濃厚なサスペンスに仕上がっている。大金を前に少しずつ狂っていく登場人物たちがたどり着く切な過ぎるラストシーンには言葉が出ない。圧倒的な緊張感と映像美にサム・ライミ監督の手腕が光る。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-11-25 18:07:42) 5.サム・ライミ監督作品という先入観で見ると、やられた!と思う。実はブリジット・フォンダがかなりの曲者だったのでしょう。かなり楽しめた。よくできてる 【侍見】さん 9点(2003-06-11 01:00:57) 4.今まで観てきたサスペンス映画の中でベストになりえる作品。普通に生活してきた人々が大金を前に静かに確実に狂っていく様を重厚に描いていき、切な過ぎるラストへと昇華させていくこの脚本と演出は見事としか言いようがない。そこに更にインパクトを与えているのが話の核となるダメ兄貴役のビリー・ボブ・ソーントン。見るからにみすぼらしく情けない男を切なく切なく演じてみせた。彼ほど「カメレオン俳優」という肩書きがぴったりな俳優はいないのではないかと思う。とにかく素晴らしく濃密なサスペンスである。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-05-29 03:09:31) 3.これはホントに面白かった。言ったら怒られるけど、やっぱり怖いのは女性。あの奥さんに「自分の幸せしか目に映らんのかいっ!!」って言いたかった。でも言えない。普通の人間だったら誰もあの夫婦を責めきれない。 ところで、あの赤ちゃんはどうなっちゃうんだろう・・・ 【wood】さん 9点(2001-06-21 22:29:10) 2.こんなに悲しい結末の映画があっただろうか 【プレデター】さん 9点(2000-12-22 03:49:39) 1.ビル・パクストンとビリ-・ボブ・ソーントンの演技が本当に素晴らしい!ストーリーもドキドキするし、見ててかわいそうになってくるほどだんだん追い詰められていって、この先どうなるんだとハラハラしてしまう。ラストもある意味意外でとてもおもしろかった。ストーリーの要所要所で登場人物と自分を重ねてみてみると、なんだか自分の本性がみえてしまう気がする。キャスト(の演技)もストーリーも映像も、どれをとっても素直によい映画だった。 【オスカー】さん 9点(2000-07-26 13:09:27)
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