みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
31.《ネタバレ》 完璧な悪人ではなく、完璧な善人でもなく、完璧な父親(がわり)でもなく、完璧な親子関係でもない、まさに中途半端なブッチと、そして父親のいないフィリップの擬似親子の関係に、ただもう素直に感動しました。 ブッチの善悪の価値基準というのはもう本当にあいまいで、だからクズのような殺人鬼と一緒に脱獄したことも、ブッチにとってはそんなに重要なことではなかったのでしょう。ブッチ本人のモラルというのも割りと適当で、犯罪を犯すことに対する罪悪感というのはあまり持ち合わせていないようです。 ただブッチにとっての『絶対悪』が、子供に危害を加える大人であり、そういった場面に出くわすと、画面全体からただならぬ緊張感が漂いはじめます。 最初のブッチの琴線に触れたのが相棒であり、彼は射殺されます。 そして次に琴線に触れそうになったのが道中親切に車に乗せてくれた家族です。車を汚した子供に母親が豹変したときのブッチから漂い始める緊張感。それを感じ取るフィリップ。ここは父親が肝要な対応を見せることで結局は何事も起こりません。 そしてブッチが撃たれる発端となった、黒人の子供が叩かれる一連のエピソード。 普段何事に対してもグレーな、どちらでも良いような対応を見せるブッチが、ただひとつだけ許せないものを感じさせてくれたとき、同調してはいけないのに、同調しブッチの幸せを願う自分がいました。 オープニングとラストシーンのつながりは最高です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-10-31 14:43:40)(良:2票) 30.《ネタバレ》 草原に寝そべっているブッチは、とても安らかな顔をしていた。彼はこの「完璧ではない」世界に別れを告げ、本当の安らぎを手に入れたのだろう。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-02-29 01:11:48)(良:1票) 29.やはり子役の演技力が光る映画。さらに、ケビンも少年を殺さないし、優し語り口で、意外にも思いやりのある人間を演じながら、少年に盗みをさせたり、少年の前で、人殺しをしようとしたり、随所で、悪態ぶりを描写し、この優しさと凶悪さの絶妙なバランスが素晴らしい。そして、その絶妙なバランスを次第に解きほぐしながら、ラストの衝撃につながる。やっと会えたはずの親の方向に走らず、倒れたケビンに向かって駆け寄る姿は、相当な印象を残す。この場面を冒頭の場面とリンクさせるアイディアも、使い古されている手法ながら、綺麗に決まっている。序盤から垣間見える適度なサスペンス色で塗り固めながら、それを極上の人間ドラマへと昇華した見事な作品。 【叫真】さん 9点(2003-06-13 18:30:30)(良:1票) 28.《ネタバレ》 古い邦画に、逃がれの街、という映画があります 本作は、そのリメイクだと、信じて疑っておりません 盗作という意味ではないです C.イーストウッドという名監督が 逃がれの街で描かれた、世俗に汚れた大人の傲慢や 理不尽さや、虚しさと悲しさを再構成して 新たに作り上げた映画だと思ってます お化けのお面と、横並びになって 眠っているようなブッチ これでやっとパーフェクトワールドに着いたんだな、って 暴力と理不尽さの中に、せめてもの安らぎを残すのは さすがイーストウッド監督です 【こっちゃん】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-08-04 05:45:49) 27.《ネタバレ》 なんていうかホント良い映画だった。 イーストウッドの映画ってあんま見たことありませんが、 たぶんイーストウッドは手腕が凄過ぎて安定感がハンパないんだなと思います。 そのためこれといって感想は思いつかない。 ただただカントリーな雰囲気が心地いい。 男らしさとアメリカっぽい感じのする映画だったと思う。 引き込まれるドラマも素晴らしい。 しかしタイトルからしてなんとなく想像してたけどパーフェクトな世界はない。 最後はマジで感涙だった。これはイイ映画だ! でも映画の中のFBIはう●こだ。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 9点(2013-04-03 23:40:59) 26.ラスト近くにハロウィンネタを持ってきたところが憎い。じゃなくてもう、ズルい。くそーそうきたか、中盤の展開を、最後にそう持ってくるか。そんなの感動せずにはおれないではないか。ズル過ぎ、ヒキョーだぞ。ウチの幼稚園の娘は最後の30分くらいしか観てないのに、泣いてるしなあ。父ちゃん、もうワケわからん。ケヴィン・コスナー演じる男、それなりにイイ奴ではあるけれど、所詮は殺人者。いや、脚本家の立場からすりゃ、彼に殺人を犯させず、もっと好人物に描くことの方が簡単なワケだけど、敢えて殺人者として描く。なぜならその事は、少年と彼との友情の障害とはならないから。友情は善悪を超える、という信念が、ここにある。“完全な世界”とは、“完全な人間だけが住む世界”のことではなくて、むしろ“あらゆる人間が存在しうる世界”。その不完全な人間たちが互いに補い合って、“完全な世界”が形作られる。うーん、何だか、ハメられたような感動なのだけど、悪い気はしないね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-09-28 22:45:54) 25.「泣ける映画」の王道のような解り易いストーリーだが、さすがイーストウッド、伏線の張り方や徐々に感情移入させていく展開など、やられました。 ケヴィン・コスナーの演技も素晴らしかったが、フィリップ役の子は本当に凄い演技力。普段あまり映画で泣かない方なのだが、この映画は泣けた。 妙にのんびりしていて退屈さを感じたというレビューがあるが、主役ふたりの心の繊細な部分が徐々に近づいていくことを雄大な自然の中に描いているからこそ、この物語はこんなにも美しく感じられるのではないだろうか。 ラストまで観終わった後に、もう一度オープニングの美しい太陽のシーンを観返すと、今ブッチはまさに「パーフェクト・ワールド」にいるのだ と思わされた。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-07 00:47:07) 24.《ネタバレ》 すごく感動しました。ブッチとフィリップの友情、絆の深さが素晴らしい。無事にパーフェクト・ワールド=アラスカに行ってほしかったな。これを見てからケビン・コスナーの映画を見るようになりました。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-22 11:51:16) 23.面白いです。ブッチはイイ親父になれたかもしれない 【あらひろ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-19 19:36:41) 22.友人のオススメということで見たのだが、ありがとうと友人に伝えたい。ラストは必見ですね。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-08-01 04:50:40) 21.友達と昔、一緒に見たのですが、そいつが母子家庭だったせいか、ボロボロ泣いていました。 一緒に見た自分も 半泣きで見てました。 色々細かいこと抜きで、「いい映画」ってかんじでした。 【STEVE-O】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2006-04-17 09:21:10) 20.こういう感じのなんか好きだなぁ。 【ビリー・ジョー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-01-08 15:18:22) 19.《ネタバレ》 イーストウッド作品の中で、特に突出しているとか異彩を放っているとかではないけれど、良い作品だと思います。ただ、どこが良いのか具体的に説明するのは難しいなあ・・・何というか、真っ当な監督が真っ当な脚本を元に真っ当なスタッフ・キャストを起用して真っ当に撮った真っ当な作品、という感じ、というか、武道の達人が、ただ突っ立ってるだけなのにどこにもスキがない感じ、というか、凄い書家がさらさらさら~と筆を走らせるだけで凄い字を書いちゃう、みたいな・・・うーん、うまく言えない。ともかく、ブッチが撃たれるシーンは泣きました。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-27 15:34:53) 18.《ネタバレ》 初めて見たときからラストが非常に印象に残っています。タイトルの意味するところはブッチと少年が不条理な世の中から抜け出し、「パーフェクト・ワールド」を求めてさまよった事から来るのでしょう。ブッチも少年も両親との関係が納得のいくものではありませんでした。だからこそ二人に友情が芽生えたのだと思います。レッドはブッチを信用し、助けようとした唯一の人物でした。しかし、彼らが理解しあう暇もなく、偏見を持った人々によって彼らの旅は終わりを迎えてしまったのでしょう。イーストウッドの演出も細かいところまで冴え渡り最高でした。追う側の描写の希薄さなど気にならないぐらい好きな映画です。 【マイカルシネマ】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2004-12-26 22:34:02) 17.突っ込みどころ満載のような気がしていたのに、静かな感動に浸ったままラストを迎えることができた。人は、時代に流されていく。米国映画には、時代の価値観に流されていく人たちを描く作品が多い。もしくは、その価値観を拒絶する人たちの作品が。または、その時代独自の、個人の生き様を美化するような作品。しかし、この作品は、時代が移り変わっていく狭間に生きる人たちを描いていると思う。時代や価値観や自我に左右されることの無い、あるがままに生きている人たちの姿だ。この世に生まれ、そして、消えていく…変えられぬ宿命の中でのぬくもりを、静かに語りかけてくれる作品だ。 【日雀】さん 9点(2004-06-10 14:46:24) 16.ケビン・コスナーの作品で1番好きですね~。個人的にいつも通り、『よくできた話やな~..良かったわあ..』断言できる作品です。 【FHARCYDE】さん 9点(2004-02-12 13:05:16) 15.ケビン・コスナーの映画ではこれが一番好きです。子役もかわいい。愛にめぐまれなかった男が宗教的に色んなことができないでいる子供に希望を叶えてあげる。念願のハロウィーンの衣装を買ってもらって喜ぶ子供の姿がかわいくて愛しい。ラストで泣けて仕方がなかった。クリント・イーストウッドさえいなければ満点なのに。彼の正義感みたいなものがなんだか鼻についた。 【yukaori】さん 9点(2003-12-09 01:12:06) 14.途中までダラダラと話が進んでどうなることやらと思ってたらラストにはやられましたね。ラストはニューシネマパラダイスと同じくらい泣いてしまいました。 【kure】さん 9点(2003-12-08 01:32:51) 13.高校生の時見た映画の中で一番泣いた映画。 【もっち~(←にょろ)】さん 9点(2003-12-07 21:16:05) 12.泣いた。ラストは本当に泣いた。今までで一番泣いた。早泣き選手権ってのがあったら、この映画のラストシーンを観れば結構いいところまでいけるはず。 【miha】さん 9点(2003-11-22 01:23:36)
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