みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
3.時代は移ろいゆくも「教育」「人間」には変わらない本質的なものがあることを、チップス先生と生徒たちとの交流を中心に描かれる本作は、ドーナットの好演に支えられ金八的な説教がましさが全くない静かな感動に包んでくれます。エイプリルフールに服と服を結び付ける悪戯に「変わらない」ものを見せたり、きれいに平らげたお皿に人間の成長を見せたりといった映像的演出も小粋です。船中シーンでチップスからカメラがそのままガースン演じるキャシーのいる上階へと移動し両者を「美しく青きドナウ」のエピソードと演奏する楽団で繋げるところなんかもいいですね~。戦争の勃発や大切な人の死の哀しみをじわりとフィルムに滲ませながらもユーモアとウィットとフィーバーに富んだチップス先生、ラストの一言は素晴らしいです。さようならの向こう側でチップス先生はいつまでも穏やかな表情で笑っているのでしょう。 【彦馬】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-03 22:33:07)(良:2票) 2.《ネタバレ》 教師ってただ単に勉強だけ教えてれば良いものではないてことをこの映画は語っている。チップス先生みたいな先生がいれば子供達は真っ直ぐな大人になり、世の中もっと平和になると思わせる力がある。チップス先生の一言一言が子供達にも伝わってくるのが見ていても解る。全く説教臭さなくユーモアを交えて見せてくれるのが良い。生徒達は皆、息子だというチップス先生の言葉を世界中の教師は見て知るべきだ。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-02-11 11:43:21) 1.《ネタバレ》 チップス先生の赴任から学校の生き字引となっての大往生までの生涯。キャサリンという伴侶を得て生真面目な堅物にユーモア精神、教師である誇りが加味されて歳を重ねる先生は生徒にとっては一生の師であるようです。妻子との別離、教え子の戦死。先生の胸中が声高に描かれていない演出にかえって悲しみが染み入ります。代々途切れる事無くチップス先生が現れる事が国家の存続の重要事項なのではと思わされた、名作と呼ばれるに相応しい作品でした。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-07-04 04:29:28)
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