みんなのシネマレビュー

受取人不明

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(수취인불명/Suchwiin bulmyeong)
2001年【韓】 上映時間:119分
ドラマ青春ものロマンス
[ウケトリニンフメイ]
新規登録(2004-11-30)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2007-11-30)【+】さん
公開開始日(2005-05-14)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督キム・ギドク〔1960年生〕
キャストヤン・ドングン(男優)黒人との混血児 チャングク
パン・ミンジョン(女優)女子高校生 ウノク
キム・ヨンミン〔男優・1971年生〕(男優)青年 ジフム
チョ・ジェヒョン(男優)犬商人〈犬肉解体卸業〉 ケヌン
脚本キム・ギドク〔1960年生〕
配給エスピーオー
美術キム・ギドク〔1960年生〕
字幕翻訳根本理恵
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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2.ヴェネチア映画祭に出品したというキムギドク初期の傑作。米軍基地や食用犬業者や混血児など様々なキーワードが出てくるがそれそのものが問題提起されるわけではなく、あくまで背景として描かれる。ギドク作品全般に言える事だが、登場人物があまり喋らない。というか周囲との意思の疎通が出来ていない。だから誰かが殴られたり、泣いたり、暴れたり、死んだりする。唯一しっかりと意思伝達を計ろうとしているのが行方不明の夫への手紙を書く女だ。手紙のシーンになるときまってエリックサティの音楽が流れる。これは映画全体の中で希望を感じさせるシーンであり、安堵する場面でもある。それ以外はひたすら登場人物がいがみ合ったり殴り合ったりしています。まったく救いようがないが、キムギドク映画では当たり前の光景なのでもはや驚かない。絵を描く青年はキムギドク自身がモデルなのだろうか。終始傍観者に徹しているが、これは彼が見てきた世界なのかもしれない。 ヴレアさん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-11 23:46:05)

1.70年代末期の在韓米軍基地周辺を舞台に、三人の若者を中心に描いた群像劇。青春ドラマというには、余りにも痛ましく、かなりビターな味わいを残す作品だ。韓国の歴史には詳しくも無いが、朝鮮戦争が物語の発端となっている事だけは確かなようで、戦争に直接的な関わりを持たなくとも、後々において様々な影響を及ぼすという痛烈なメッセージが感じとれる。ここに登場する人物たちは、直接・間接を問わず、すべからく戦争の犠牲者であり、心に深く傷を抱えている。当時の閉塞感溢れる社会状況の中にあって、とりわけそれぞれに悩みを持つ若者たちが、その鬱積した気持ちの吐け口を探し求めようとする。それは彼ら韓国人のみならず、米軍基地に留まっている若き米兵の存在にも言える事だが、どこか戦後の日本の姿にも重なり合う部分が多い。しかし、心の拠りどころを求め続ける彼らの悲痛な叫びは誰も受け取ってはくれない。やがて若者たちは、忌まわしい過去を清算するかのように、それぞれが自己完結を図ろうとする。それはまるで連鎖するかのようであり、ドラマは一気に悲劇性を帯びてくる。物語に届かない手紙を暗喩として象徴的に引用しているように、戦争の後遺症とは、いつの時代でもどこの国にでも生じ得る普遍性のあるテーマでありとりわけ子供たちへの影響は計り知れないものがあるという事なのだろう。映画は個々に何らかの関わりを持っている主要人物の造形がとにかく見事で、複雑に絡み合いながら大きなうねりとなっていくドラマ構成も巧みで、十分見応えがある。具体的に画面では見せないものの、痛みを伴うギドクらしい作風はここでも存分に感じとれるが、モチーフでもある寓話色は意外と希薄で、美しい田園風景とは裏腹に濃密な人間ドラマには実感が込められ描かれた秀作である。 ドラえもんさん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-26 18:30:28)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.23点
017.69% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5215.38% line
617.69% line
700.00% line
8538.46% line
9215.38% line
10215.38% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 9.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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