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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
2.《ネタバレ》 以前よりカルト映画として名高かったのでいつかは観たいと思っていた映画です。少年と老女の恋愛というとても難しいテーマだったので、観る前には多少の不安がありましたがそんなことは杞憂でした。ハロルドとモードの関係はとても自然なものでした。モードとハロルドの二人に共通しているものは紛れもなく「死」であって、自殺願望の少年が明るく天真爛漫なモードに癒されていくように思えて、実は彼は心の底で死を願っているモードに惹かれていたのかもしれない。映画の終わり近く、モードの左腕におそらくアウシュヴィッツでいれられたと思われる入れ墨がうつる。彼女にはもう家族おらず、戦争でなにもかも失って孤独であったに違いなく、80歳になったら死ぬことはずっと前から決心していたように思われる。しかしハロルドと知り合い、何か月かをハロルドと一緒に過ごしたことはモードにとって素晴らしい贈り物であったにちがいない。癒されていたのはむしろ彼女の方だったようにわたしには思える。しかしそのハロルドの恋心によってさえも、やはりモードを引きとめることはできなかった。今こうして書いていても感情が高ぶってしまう。忘れられない映画だと思う。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-07-22 16:17:47)
1.《ネタバレ》 カルト的な人気を誇 る1971の米国作品。日本にもファンが多く、浅丘ルリ子/西島隆弘の舞台が上演している。 ロンドン出身のシンガー・ソングライターであるキャット・スティーヴンス(後にユスフ・イスラムに改名)の曲が、印象的に使われている。名曲は、映画への思い入れを強くする。本作にもそれが当てはまる。 80歳のヒロインであるモードは、亡命者であり、革命家というバックグラウンドがあるものの、70年代の強いアメリカ女性そのものだ。ハロルドもまた典型的な70年代の思春期から脱出できないでいる19歳の青年。それぞれに奇行癖があるものの、身近に感じるのが容易な人物だ。やがてこの2人は結ばれる。 本作は、「この世界にある複雑な問題のほとんどは、とても単純な方法で解決できる」というメッセージを強く押し進めてゆく。だがこれは、キャット・スティーヴンスの甘い歌声に乗せた70年代という時代へのラブソングでもある。 【DONG】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2008-08-13 08:45:40)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
20人 |
平均点数 |
6.80点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 5.00% |
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3 | 1 | 5.00% |
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4 | 1 | 5.00% |
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5 | 1 | 5.00% |
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6 | 2 | 10.00% |
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7 | 8 | 40.00% |
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8 | 2 | 10.00% |
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9 | 2 | 10.00% |
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10 | 2 | 10.00% |
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【その他点数情報】
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