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清作の妻(1965)

1965年【日】 上映時間:93分
ドラマラブストーリー戦争ものモノクロ映画小説の映画化
[セイサクノツマ]
新規登録(2004-12-15)【リーム555】さん
タイトル情報更新(2022-08-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(1965-06-25)


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監督増村保造
キャスト若尾文子(女優)お兼
田村高廣(男優)清作
千葉信男(男優)兵助
成田三樹夫(男優)憲兵曹長
殿山泰司(男優)隠居
潮万太郎(男優)村長
穂高のり子(女優)隠居の息子の妻
清川玉枝(女優)お牧
佐々木孝丸(男優)老大尉
星ひかる(男優)浩三
飛田喜佐夫(男優)兵事係
紺野ユカ(女優)お品
仲村隆(男優)お品の兄
早川雄三(男優)軍曹
町田博子(女優)伍良の女房
高村栄一(男優)お品の父
小山内淳(男優)伍長
杉田康(男優)隠居の息子
脚本新藤兼人
音楽山内正
撮影秋野友宏
製作永田雅一
企画伊藤武郎
配給大映
美術下河原友雄
編集中静達治
録音渡辺利一
照明伊藤幸夫
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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2.《ネタバレ》 模範兵として兵役を終えて帰郷した清作(田村高廣)が持ち帰った鐘の音は、因習が渦巻きドロドロした人間関係の村人たちには怠惰な生活に浸っていた自らを顧みる機会を与えたようにも感じられる。しかしただ一人その鐘の音にも無反応だった隣家の妾崩れのお兼(若尾文子)の境遇に、清作は惹かれて愛情を抱くようになってゆく… やはりこの映画は、数多い増村保造&若尾文子コンビの中でも、最高傑作として評価されるべきなんじゃないかな。それぐらい本作の若尾の演技には打ちのめされてしまいます、彼女自身が「自分が出た中でいちばん好きな映画」と言うのも納得です。彼女が演じるお兼は、お妾ながらも精一杯愛情を注ぐ隠居の爺さん(殿山泰司)にも冷たく、それこそ村人たちの陰口通りのすれっからしの女でしかない。不幸な家庭環境だったのは間違いないけど、観ている方としては全然感情移入できない。それが清作に出会ってからはどんどん変わってゆき凄まじい情念が迸る女になってゆく、これは若尾文子でなきゃ出来ない凄い演技です。彼女が清作を愛するあまりにとった極端な行動は、あの阿部定を彷彿させるところがあります。また二人を取り巻く家族や村人たちの俗悪というか民度が低いこと、これは20世紀初頭の日本人の平均的な姿なのかもしれません。盲人となった清作が鐘を打ち捨てるところは、「実は自分もつまらない俗物だった」と覚った内心の顕われになっていて、劇中でも重要なシーンです。 徴兵されて戦死する庶民の悲哀もテーマの一つになっていて、恋愛映画だけど反戦映画でもあるわけです。本作は同一原作で戦前に製作された映画のリメイクになるそうです。戦前にこれほど赤裸々な反戦的なテーマの映画が撮られていたとは到底思えないので、これこそ新藤兼人脚本の真骨頂があるのかもしれません。 S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2023-10-30 22:28:25)

1.《ネタバレ》 増村保造+若尾文子(様)コンビの最高傑作はこの作品、であると同時に日本の恋愛映画史上、最高の一つ。村の外れに住んでいる元隠居の妾が改進的な青年と恋に落ち結婚する、だがその行く手には様々な障害が待ち受けている。正直言ってラストは賛否両論あるか、と思うが個人的には愛の大勝利だと思う。
Nbu2さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-04-17 00:15:43)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.70点
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9220.00% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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