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【クチコミ・感想(9点検索)】
2.《ネタバレ》 「大アンケートによる日本映画ベスト150」で名作とあったので観ることに▼いわゆる東映任侠映画を観るのはほとんど初めて。しかもこのシリーズ第六作は第三作の続編だったらしく、客演的な登場人物――特に若山富三郎――、分からない展開、そしてリアリティよりもストーリー進行優先で見せる場面には少々疎外感が。▼だが一方、「任侠映画の傑作」と言われることには心から納得▼固定カメラ、特にアップで映される藤純子は美しく、そのまま一枚のポスターにしていいくらいアングルが決まっている。加藤泰監督の特徴とされるローアングルも、その構図が作品に重厚感と安定感を与えている▼そして巧みな脚本。始めは小悪党にしか見えなかった敵役の一家はどんどん罪を重ね、最後の大立ち回りで滅んでいく。それは僕ら観客のカタルシスを見事に盛り上げてくれる。様々な魅力を持ったこの映画は、結果的に「観て良かった」と思える仕上がりになっている▼特にリアルタイムで観た人には堪らない映画のはず。一方、僕のように後追いで観るには、ストーリーや映画自体の時代背景など、予備知識が必要だし、知識があればさらに楽しめる映画だと思う▼「なぜ「趣味は映画鑑賞」と聞くと、高尚な趣味だと思うのか? それは、たとえ娯楽映画であろうと、趣味として幅広く観るにはそれなりの知識を必要とするからである」。この映画と直接関係ない、そんなことを考えた。 【はあ】さん [DVD(邦画)] 9点(2015-04-15 11:27:03)
1.おや?珍しいなあ!なんでこれだけ誰もコメントがないのだろう?そんじゃ一番先に書かせてもらいますよ。加藤泰監督によるこのシリーズは今回で観たのは二本目となるわけですが(他では山下耕作監督と鈴木則文監督による二つも観てはいるが)本当は順番通りに観た方が良いのかもしれない?けど、なんて言うのかなあ?加藤泰監督のこれぞ加藤泰演出の美学のようなものがこの作品の中で色んな場面で観られるわけでして、解り易く言うなら「静と動」!例えば緋牡丹のお竜こと、矢野竜子(藤純子)の艶やかさ、更には矢野竜子の見方となる菅原文太の青山の描き方、この二人の並び経つシーンでの美しさ、正に「静と動」とが上手い具合に描かれていて、その辺りが単なる任侠映画、今時の極道ものとは明らかに違うわけで、雪の降る中、お互い見つめあうシーンでの表情の美しさ、今戸橋の場面なんて、絵に書いたような感じです。まあ、色々なんだかんだと言ってみたものの、とにかく美しい上にこの作品はシリーズ全部の中でも美しさという点では際立って美しい傑作と思えるぐらいの完成度の高さです。 【青観】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-10-25 22:52:39)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
7人 |
平均点数 |
7.43点 |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 3 | 42.86% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 2 | 28.57% |
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9 | 2 | 28.57% |
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10 | 0 | 0.00% |
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