みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
49.今さらながら初見ですが、これは傑作。他の方も指摘していますが、単によくあるエイリアンvs人間ではなく、人間どうしの疑心暗鬼の恐ろしさを描いているところが面白い。しかも、もっとも頼りになりそうなカート・ラッセルにさえ疑惑を残すことで、見ている側まで疑心暗鬼に囚われます。疑似体験型サスペンスといったところでしょうか。女性がいっさい登場せず、突出したヒーローや悪玉がいないあたりも潔い感じ。そしてもう1つ、巨匠エンニオ・モリコーネの音楽(というか効果音)が緊張感を煽ります。 その結果、南極でエイリアンに遭遇というとてつもなく荒唐無稽な話でありながら、ものすごくリアルに感じられました。そう言えば昨今も、電車の中で周囲に咳をする人がいると疑心暗鬼に陥るわけで。これも似たようなもんでしょう。殺し合いに至らないことを願うばかりです。 余談ながら、エイリアンの造形も面白い。基本的に脇役なので、とにかく思いっきりグロくてキモくて怖そうならOKというところから発想していると思いますが、結果的に映画「エイリアン」のそれとそっくりに見えました。あのネバネバで巨大な昆虫のような胴体と恐竜のような顔立ちを持つ姿というのは、何か原型があるんでしょうかね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-02-23 02:29:35)(良:1票) 48.《ネタバレ》 クリスチャン・ナイビー&ハワード・ホークスによる「遊星よりの物体x」の神リメイク。 ジョン・カーペンターはホークスの傑作「リオ・ブラボー」にオマージュを捧げた「要塞警察」という傑作を撮っているし、本作もホークスへの尊敬の念を強く感じられる見事な傑作である。 ファーストシーンの謎の円盤からはじまり、物語は南極という陸の密室で展開される。 VHSのデッキか・・・オレもガキの頃はギリギリビデオだったっけか。 謎のヘリ、それから逃げるように走る謎の犬。 「本物の犬では無い(セット的な意味で)」 それにしたってどんだけ射撃下手なんだよ・・・テメえらのせいでコッチの基地にも飛び火だぜ。 音信途絶、オマケに言葉が通じない事の不幸。不幸が重なり、またも悲劇は起きてしまう。 「ゴジラ」といい「キングコング」といい、好奇心は解るけど人が死んでいるという事をもう少し考慮して欲しいもんだ。 「エイリアン」と似たプロセスだが、リメイク元の方がずっとご先祖だし、本作と「エイリアン」は徹底的に違う。 「エイリアン」は他の惑星という、別の宇宙船が助けにくる望みが絶望的にない。 今作は地峡上なので助けがくる望みがある反面、感染が拡大してしまえば地球上にまで拡まってしまう。物体Xは人体に入り込んで“同化”するという。 「既に仲間の一人が同化しているのでは?」 クルー全員が疑心暗鬼だ。緊張感が尋常ではない。 嵐の前の静けさ・・・そして次々と巻き起こる物体Xの恐怖。 犬好きが見たら発狂しそうな場面、 ある者は本当に狂い、 1人、また1人散っていく仲間たち。 物体Xの造詣がスゲーリアルで吐きそう。(褒めてる) ドクターの判断は正しかったのか間違っていたのか。 “検査”のシーンは心臓バクバクだったよ。解っていてもこの恐怖、この面白さ。 どうせ死ぬなら道連れにしてやらあっ!吹っ飛べクソ野郎があっ!! 南極の空にあがる巨大な爆煙、それで助けが来るか来ないのか。あとは神のみぞ知るところ・・・。 カーペンターの良心は、この場に女性を巻き込まなかった紳士的なところにあるのかもな。(何じゃそりゃ) 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-15 16:15:57)(良:1票) 47.《ネタバレ》 「『南極物語』を前編と後篇に分けて、途中にコレを挟んでテレビで放送すればいい」という冗談が当時流行りましたなぁ…。なんてクダラナイ話を書かなきゃならないぐらい、他のレビュアーの皆さんが、言いたいこと全部書いちゃってるので…ベンベン… 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-08-16 11:00:04)(笑:1票) 46.SFXに特化した潔さが非常に小気味良い快作。20年経っても古びないこの映画の特殊メイクは、まさに金字塔と言って良いでしょう。かなり強烈に好きな作品なのですが、自宅でこのビデオをかけていて犬の顔がぱっくり割れた瞬間に訪れた、当時ちょっと気になっていた同級生は二度と家に遊びに来ることはなかったです。気をつけましょう。 【anemone】さん 9点(2003-11-30 02:18:13)(笑:1票) 45.《ネタバレ》 J・W・キャンベル・Jrの古典「影が行く」を下敷きにしているため、いつものカーペンター作品(自分で脚本も書く)に付き物のシナリオの破綻がないのが今回の勝因。サスペンス描写やショック演出に出色の才能を持ちながら独善に陥りがちだった異才が初めて放った会心作が本作。しかしながら本作をカルト化させた最大の功労者は当時22才前後だった若きSFXマン、ロブ・ボッティンであることに誰も異論はないのでは。CGなど駆使せずとも悪夢の如きオブジェを嬉々として作り出したもう一人の異才。異才同士の運命的出会い、といったものを感じてしまうが実際は「ザ・フォッグ」に続いて二度目だったりして。ボッティンの過剰なまでのSFXが仇となり米本国では大コケだったが、その後ジワジワと再評価されカルト的人気を得る、ってまんま”物体X”そのものだナw。個人的には、そんな米本国の評判など一切予備知識ナシに劇場で観て充分満足した記憶があり、後にそのことを知って意外に思ったものだった。矢張りあれこれ前評判に振り回されず、自分の判断に忠実に鑑賞するのが吉ってコト!原作に忠実な点では確かに1951年版「遊星よりの物体X」よりも、こちらが上。原作が古典SFたる所以は何よりも「生き物(The Thing)」が”同化して相手ソックリに成りすます”ことから湧き上がる隊員同士の疑心暗鬼ぶりにあり、そこから生まれる閉鎖空間でのサスペンスがハイライトだったわけだし。ただ難を言えばキャンベルJrの原作も51年版作品も隊員数が多いってか多過ぎ!そこへ行くと本作では程良い人数にシェイプアップされており(余計なヒロインとかもカット!流石カーペンター♪)むさ苦しい中にも絶妙な緊張感を醸し出していると思う。↓で何かラストで生き残った二人の内、一人の息が云々とか仰ってるけど、ベニングス(ハゲでヒゲのオッサン)に変身途中だったXが基地の外で奇声を上げながら吐く息は白かったっしょ??身も蓋も無いネタバレでスマソw。 【へちょちょ】さん 9点(2002-12-22 02:15:34)(良:1票) 44. 遊星からの物体Xを20年ぶりに観たんだけど… いやー、やっぱ凄いねぇ。 頭ン中に焼き付いてるのがLD(TVサイズ)だからさー。 やっぱフルスクリーンで観ると全然入ってくる情報が違う。 それと音楽だけど、かのエンニオ・モリコーネ。 スゲェいい曲を作る人って印象しか無かったんだけどさー。 この人は素晴らしい作曲家であると同時に優れた職人でもあるね。 物体Xの曲は、明らかに監督(カーペンター)調だし…それをなるべく汲み取ったんだろうなーと推察。 そんな中「自分のやりたい事」と「カーペンター監督のしたい事」の間で考慮し、物体Xの作風を優先したんだろう。 んで、ざっと作った曲を調べたけど… つー訳で、今回はモリコーネについて語ろうと思う。 思いっ切り端折っても、ざっとこんな感じ。 【エンニオ・モリコーネ作品群】※総量の1/5くらい ・荒野の用心棒 ・死刑台のメロディ ・夕陽のギャングたち ・ソドムの市 ・エクソシスト2&3 ・ラストエンペラー ・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ ・ミッション ・アンタッチャブル ・ニュー・シネマ・パラダイス ・バグジー ・ザ・シークレット・サービス ・オペラ座の怪人 ・キル・ビル Vol.1&2 ・キック・アス ・ジャンゴ/繋がれざる者 ・エクスペンダブルズ2 いやぁー、スゲェなー…1/5くらいに端折ってもコレだ。 ワンス・アポン~やアンタッチャブル、ニュー・シネマとか… そんな有名な作品の巨匠と思ってたんだが…エクスペンダブルズ2までやってたんか…マジですげぇわ。 更にはタランティーノにまで気に入られてるし、うん。 連続で登用するって事は、マジで仕事がしやすい人だったんだなぁ。 そんな中で、ちょっといい話を。 かのフランスの巨匠、ベルナルド・ベルトルッチ。 ラストタンゴ・イン・パリやシェルタリング・スカイの監督。 中でも(日本人に)有名なのが「ラストエンペラー」だったり。 何でも「超大作は自分が作りたい!」って意識が凄く強かったらしい。 ンで、旧友でもあるベルトルッチ監督がラストエンペラーを作ると聞き、自宅に訪れたそうだ。 ンーで、「ワシにさせい!」とベルトルッチに告げたモリコーネ。 【ベル】「いやー、そういう訳にはイカンねん…。」 【モリ】「なんでやねん?」 【ベル】「もう音楽の人間は(都合で)決まってんねんって」 【モリ】「はぁ?!…なんじゃぞれ!」 【ベル】「彼、才能もあると思うんで、エエかなーって…」 【モリ】「誰やそれ!」 【ベル】「リューイチ・サカモトって奴なんやけど…聴くぅ?」 【モリ】「聴かせんかい!」 【ベル】「……どや?」 【モリ】「………。」 そのまま、坂本龍一の曲を聴いて、何度も頷き…かのモリコーネは黙って帰ったとの事です。 まさに男!いや、男の中の男! モリコーネは今年、2020年の7月6日…91歳という高齢ではありましたが、残念にも旅立たれました。 先に召されたベルトルッチ監督と映画談議をされてるのかなー… されれたらいいなー…なんて、センチメンタルに駆られつつ考えてしまいます。 素晴らしい人が世の中には溢れてました。 うん。 生きてるうちに見習い、伝承したい事ばかりです。 【映画の奴隷】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2021-01-30 04:45:23) 43.《ネタバレ》 DVDとあるがその後BDも買った。 雪山という密室劇。 そこに人間に化けられる宇宙生物が入り込んで、という作品。 皆が皆疑心暗鬼になりつつやがて一人ずつ処分していく。 尚、南極が舞台だが、無線かラジオから入ってきている情報からすると 最大でほとんどの地球人はこの宇宙生物にやられているという可能性がある。 だから、ここで彼らが助かっても、という展開もありえる。 SFXや演出だが、非常によく出来ている。 人を驚かすためにやっているのだがそれが理にかなっているというか、 なんでもありの宇宙生物ではあるがそれなりの節度をわきまえてるため 我々が驚くまでの間を与えてくれる紳士でもある。 かなりグロ要素は満載だが極上のSFホラーを見たいのならアリと言えよう。 また、議論にもなったラストシーンも必見。 【にんじん】さん [DVD(字幕)] 9点(2019-06-02 05:14:08) 42.原作を忠実に再現しつつも、登場キャラの設定を映画用に変更。人数を減らしたことが功を奏し、見応えのある内容のSFホラーに仕上がっている。 どうしても宇宙生物のSFX部分にばかり目がいってしまうが、閉塞的な場所での隊員たちの描写が凄まじい緊張感とスリルを与え、クリーチャーのシーンなどなくても、心理サスペンスとして十分に完成されていた。意味深なラストもいい。 ラス前の子供が喜びそうなシーンは余計ながらも、シナリオと演出が秀逸と思わせてくれる作品。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2013-01-02 11:09:17) 41.素晴らしい!面白すぎる!傑作! これだけ評価の良いレビューの前に、これ以上何も書く事はない!! 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-11-06 20:45:21) 40.これは、面白い、、、。ストーリーも、展開も、宇宙侵略者映画としては非常にありがちというか、オーソドックスなんですが、見せ方が上手い。冒頭の犬のシーンから好奇心ワシ掴み。この犬の挙動がさらに見る者をどんどん不安にさせる。「このワンコ、何かヘンだ・・・」。そして、案の定、、、。なんというか、こう、「出るぞ出るぞー、出たぁー!」ではなくて、「むむむ。・・・!? うぎゃぁ~~っ!」という感じなのですよ、終始。これが素晴らしい。ムサイ男しか出てこないし、外は真っ白の無機質さ。いやー、これは、何度も見たくなる、中毒性高し。素晴らしいっ! 【すねこすり】さん [DVD(吹替)] 9点(2011-03-01 23:03:46) 39.バキバキ グチョグチョ シュルシュル~ ドカ~ン。傑作です。 【まんせる】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-09 20:47:53) 38.《ネタバレ》 まさかSFモノがこんなに楽しいとは思いませんでした。 最後までラストが予測できず、食い入るようにして息を呑みながら鑑賞していました。 作品全体を通じて感じたのは、微妙で不気味な距離感から生まれるリアルさ。 20年以上も前の作品(私と同い年…)とは思えないほどの映像演出と迫力には脱帽です。 当時のCG技術や特殊効果を以っての出来栄えなのだと思うと、本当に制作陣には敬意を表したいと思います。 断片的に明らかになって行く”Thing”の正体は、未知なる部分とのバランスが常に不安定で、とてもスリリング。 誰が”Thing”に侵されているのかも判らず、いつ自分が侵されてしまうかも分からない恐怖。 仲間を信頼出来ぬ悲しさ、強まる猜疑心、掻き立てられる負の想像力、狂気、暴走。 彼らを纏う恐怖という空気は、果たして”Thing”によるものなのか、人の狂気によるものなのか。 極限に陥った時に人間が取るであろう行動は、非常に泥臭く生々しいです。 その人間臭さがしっかり描かれたからこそ、終盤に彼らが取る行動と決断に大きく衝撃を受けました。 彼らは、単なる英雄である事を望んだのではない。 ”Thing”に侵された現状を目の当たりにしたからこそ、『人間としての尊厳』を保ったまま死にゆく事が出来たのかもしれません。 そして、音楽が最高に良かったです。 ラップ音のように不気味で不快感な高音や、焦燥感を煽るような鈍い低音。 クライマックスでは高揚感を最高潮に導きつつ、幕引きはあくまで静かに終わる上品さ。 誰かと思えばモリコーネ。 大変納得致しました。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-26 15:17:40) 37.アメリカ映画的な単純な面白さの反面、誰一人本当の自分の姿を知らない、というか・・・よく考えると底知れぬ恐怖があります。原作を読みたくなりました! 【kagrik】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-12-30 15:04:46) 36.《ネタバレ》 い、犬ーーー!!この映画は神経を集中させる映画で、見入ってしまう。見えない何かに襲われ次々に姿を消す仲間。その何かは誰かの中に巧妙に入り込んで、逃げることすらできない…。怖い映画です。犬好きな自分はしょっぱなで死ぬでしょう。 【まりんこ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-14 22:58:04) 35.逃げることができない北極が舞台で寄生エイリアンが故に誰が敵だか判らない緊張感。シチュエーションや音楽、脚本どれをとっても文句なし。82年に公開したと思えない映像も評価に値します。まさにSFホラーの金字塔ですね。初期のXファイルにも似たような話がありましたけど(寄生虫)この映画がモデルになってるそうですね。 【mighty guard】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-15 23:21:47) 34.このような説明不能な人知を越えたエイリアンによる侵略物って好きです。南極基地で発見されるあたりで始まるというのもリアルで緊張感のあるスタートの切り方です。肉体を乗っ取られると醜い怪物と化す恐怖、仲間の誰が怪物になっているか判らない恐怖。これぞ最高のSFホラーって感じ。 【おすし】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-01-25 01:06:06) 33.《ネタバレ》 極寒の中で、男どもが未知の生命体「The Thing」と戦っていくというシチュエーションが最高。最後まで生命体の謎が明らかにされませんし、最終的に残った二人がともに人間のままなのかも明らかにされずに終わっていくのもいい感じでした。そして何より、おぞましい映像がキレキレです。頭がパックリ割れる犬とか、足が出てきて歩きだす頭部とか、心臓マッサージの時に丁度パックリ割れるお腹とか…、岩明均の漫画「寄生獣」を彷彿させるエグいシーンは衝撃的でした。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-16 04:57:39) 32.《ネタバレ》 面白かった! 始めのシリアスな音楽が良い。ノルウェーの人が手を滑らせて手榴弾を後ろに投げちゃうのもアホらしくて良い。 寒々しい南極っていうのがいいよね。(D2とかコードベロニカに影響を与えたんじゃないの?) クリーチャーデザインが素晴らしい!また、地面に四角い穴が開いていてそこから薄青い光が漏れていたり、グロテスクなだけではなくて神秘的な部分もあると思います。 モニターに細胞が生物に取り込まれるシーンがあるが、良くできたSFは、こういった機材もよく凝っていると思う。 良いSFは、その背景にある機械や道具、生活風景が見事にデザインされ、描かれている。 みんなが娯楽室でそれぞれの時間を過していて、それがとても楽しそう。 こういう映画って、日常から閉ざされた空間の中での人間関係や生活感が見事に描かれていて、それが徐々に崩壊していくのが良いと思う。 それぞれのキャラクターの個性や役割、存在感が見事に描かれているからおもしろい。 おデブちゃんが暴走した時は本気だった! おじちゃんが「大変お忙しいのはわかるが、、、、この椅子から立たせてくれ!」みたいにキレるのがとても洒落ていて面白い怒り方だと思う。 個人的に好きな人物が怪物に殺されてしまうが、僕は毎回その場面で「火炎放射器の火が早くつけよ!」 とか思ってしまう。 こういった作品は、必ず最後にすべてを爆破させますよね。 これは、メチャクチャに歪んで汚染された忌まわしい場所が、 最後に一瞬にして無に「浄化」されるのですからとても気持ちいですね。 リアリズムにこだわった雰囲気の良いSFホラーだと僕は思います。 〈「フーパー」と同じで「カーペンター」も、超傑作を一つ残したことで(たとえ残りの作品が駄作でも)この2人の監督はやけに存在感があると思います。(この2人は似ていると思いませんか?)僕はこの2人の監督が大好きです!〉 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-11-20 02:11:51) 31.《ネタバレ》 これはホラーというよりはサスペンスだろう。 この上ない極上のサスペンスだな。 どんなモノにでも乗り移れるエイリアン。 誰が人間か?エイリアンか? 不信感、疑心暗鬼の人間ドラマが始まる。。 【突っ込み】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-10-02 16:45:50) 30.《ネタバレ》 奇才ジョン・カーペンター監督の快作。隔離された空間で起こる男だらけの疑心暗鬼大会。特殊効果や化け物の表現にやや粗さは感じるが、逆にその粗さに親近感が湧き、手作りの恐怖をバシバシ感じることができます。 実は物体Xは何年も前から地球に生息していて、密かに繁殖していたという設定も秀逸。 最後、マクレディとチャイルズの二人が、極寒の中お互いに疑いながら絶望的な結末を覚悟しつつ意味深な会話をする終わり方に脱帽! エンニオ・モリコーネの単調且つ恐怖を演出する音楽も映画全体の雰囲気に見事に合致してます。 【クオーレディアンジェロ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-27 09:54:23)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS