みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
4.《ネタバレ》 実話をベースにしたスポーツ系サクセスストーリー。好きなジャンルです。 バスケ部OBのケン・カーターという人物が、母校の落ちこぼれバスケットボールチームのコーチを引き受けます。この流れ。てっきりバスケット中心の物語かと思うじゃないですか。いえいえ。この作品はもっともっと意義のある作品でした。 『チームとしての成長』+『規律』『礼儀』『モラル』『学業』。この作品は教育の本質に迫るドラマです。 カーターは教育者ではありませんが、誰よりも教育者らしい教育者。彼が作ったルール、指導、契約はすべて選手達の未来を見据えたもの。それは一時の勝利の更に先にあるものでした。 『選手』『保護者』、更には味方であるはずの『校長』からさえも支持してもらえない四面楚歌。 それでもゆるがないカーターの信念。そのうちに、一人、また一人とカーターの信念を理解しはじめていく、その展開は本当に見る者の胸を熱くさせてくれます。 そして物語は最高のクライマックスを迎えます。 私にとってのクライマックスは『体育館』。皆が勉強しているときでした。そこからのクルーズの独白。あまりにも臭い演出なのに、もう聞き入っちゃいましたね。ここが最っ高に感動します。個人的にはここで映画が終わっても良かったくらいです。 人は自分が生まれる場所を選べない以上、大人たちが作る地域社会性というものがいかに重要か、この作品を見ると本当によくわかります。そしてそれ以上に、親の姿勢のあり方、これが重要なのだと思います。 貧富の差、境遇は、すぐには良くならないけれど、『考え方』『意識』、そして『生き方』はすぐにでも変えられる。 そう思わせてくれる映画です。実に良い。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-05-29 02:37:15)(良:1票) 3.まず、この映画に登場する選手たちのプレイが本当にクールでカッコイイ。会場の臨場感や興奮感がNBAの試合を見ているような感覚にさせてくれる。それほどこの映画に登場する人たちのバスケのスキルが高い。今までにも多くのバスケの映画を見てきたけれど、この映画ほどバスケの素晴らしいプレイを見せてくれた作品は他にはなかった。役者が形だけのバスケをするのでは絶対に伝わることのない興奮を、この映画はぼくに与えてくれた。またこの映画の見所は彼らのプレイだけでは語れない。やはりストーリーがある程度分厚く、“バスケットボールをする”という条件に適した基盤となる内容がしっかりとしていなければならない。その点、この作品は他に類を見ないほど素晴らしい。弱小チームが強くなっていく、という一種のスタンダードな内容は、有り触れてはいるけれど、観ている側に最も強い興奮と感動、そして共感を与えられる内容は、これが群を抜いていると思う。主人公であるカーターコーチはサミュエル・L・ジャクソンが演じている。頑固だが信念を貫き通し、教えるプレイヤー達を強くさせようと心から思い、願っている。荒れた街の弱小チームはそんなコーチを易々とは受け入れない。街中では、麻薬の売買が当たり前のように行われ、その街の高校生の三人に一人は刑務所に入る。そんな街をも変えようとするコーチは、プレイヤー達にバスケを通して、ルールを守ることの大切さや、自分の将来の輝きは必ず掴めるのだという希望を徹底的に教え込んだ。毎日のように街中で一日に数人の命が銃で奪われる。そんな真っ暗な未来から救いあげ、命と人生の輝ける未来の素晴らしさを教えた。この映画はバスケのかっこよさを全面に押し出しながら、生きること大切さや素晴らしさを教えてくれる最高の映画だった。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-02-22 22:49:02)(良:1票) 2.息抜きのつもりでスポ根ものを借りたつもりだったけど、びっくりするくらい良作だった。 数あるスポ根ものと何が違うか? スポーツの勝利ではなく、スポーツを通じて高校卒業後の人生での勝利を目指しているところ。 実話を元にしているせいか、場面一つ一つ、セリフ一つ一つに説得力がある。 まさか、スポーツではないクライマックスで涙ぐむとは思わなかった。 そのくせ、スポーツのシーンではこれまで見たことがないほどの本物の迫力。 本物のスポーツ選手が演技をしているのかと思った。 一粒で2度おいしい映画。ぜひ多くの人に見てもらいたいなあ。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-01-19 21:54:38) 1.ストーリーだけを見ると、弱小高校にコーチが赴任してチームを強豪へと変えていく、っていうありがちなものだけど、この映画はそれだけではなかった。 それはアメリカで黒人の人たちが、普通に幸せに生きていくことがいかに大変かという点。 バスケットボールが出来ること自体が幸せだという世界。バスケットボールをすること自体が生きる手段であるという事実。しかもそれで成功するのは一部の限られたスターだけ。 現在のNBAでは、高校を卒業してすぐNBA入りする選手が増えているが、その中の一人の選手の言葉に、「大金を手にするチャンスがあるんだ。なぜそれを見送るようなことをするんだ?」というのがあった。この言葉が現実を語っていると思った。 映画を見ながらそういうことを考えさせられました。素晴らしい映画でした。 【ヒロ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-08-11 22:23:45)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS