みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
11.みなさんのレビューを観ていてとても端的なのは、劇場で観た派の前半レビューは、すげーおもしろかったという方が多く、テレビ公開されてから観た派はうぜーという評価。三谷幸喜ものは起爆剤が必要です。それは隣の人が笑っていること。起爆剤がなければ着火していない花火のように不発で終わる。「12人の優しい日本人」のWOWWOW公開にあたり、三谷幸喜がライブであることに固執していたのには自分の作品の特性、つまり、よりライブに近い環境でしか真価を発揮しない特性を良く分っていたんだな。私は劇場で観た派ですが、幸運にも可燃性の高い人々のおかげで爆笑の渦でした。私にとって不発だった「みんなのいえ」も、もしかしたら劇場で観れば起爆したのかも? 【正義と微笑】さん [映画館(吹替)] 9点(2006-01-22 01:04:40)(良:1票) 10.《ネタバレ》 初めて見た三谷作品がこれで,すごく気に入って劇場で5回観ました。 一番のお気に入りはラウンジで松たか子の「ワタシイソガシクテナカナカアエナイ!」の台詞です。大爆笑してしまいました。 他にも「かなり圧がかかったじゃない!」「感謝のしるしだ!」「お嬢さん,あんた歌いに来たんだろ」「私は鹿が大好きだ!ふむむん!」など。大好きな映画であります。 【まきげん】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-07-12 16:54:45) 9.かなり面白い映画でした。何よりも感心させられたのが三谷監督の映画の取り方(?)。きっと監督はチャレンジャーなんだと思います。TVドラマの「HR]でもそうでしたが、一つ一つのシーンをぶっ続けでカメラワークだけで主人公達を追って行き、長いところだと15分くらいカット無しで撮り続けています。その間俳優さん達は映ってない所でも各々で演技を続け、【映画】でありながら【演劇】的な物になっています。主人公は流れからすると「役所広司さん」になる訳ですが、全ての人が主人公であってそう見せる事により映画の「内容」と言うよりは「存在感」を散らかせて楽しい映画に作られたような感じがしました。こんな映画作ろうったって中々作れないと思います。スタッフと役者さん、何よりカメラマンにお疲れ様と言う意味で9点。 【エルキュー】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-12-12 14:41:21) 8.すごい!三谷幸喜の集大成!直球ストレート! ラジオの時間で垣間見た群衆劇の巧みさが、今度は ホテルという立体密室空間で縦横無尽に炸裂していた。 主要登場人物が多いのに、それぞれに問題をかかえている。 ここまで風呂敷を広げてまとまるのか!?と不安になったが 見事、それぞれが絡み合い上手くまとめている、 登場人物1人づつの内容がないとか、そういう感想を言う映画じゃ ないと思うんですよ、この人数で、ここまで話をまとめている!! そこが凄いんです。 普通に見てるだけだと、ごちゃごちゃ話がつまっているだけに 感じるかもしれないけど、映画の時間というのは決まっているんです。 この映画なら136分なんです。かつ登場人物が20人以上。 それらが絡みつつ、物語の終盤へ向かうってのは至難の業だと思います。 1分たりとも無駄にできないんです。めちゃめちゃ計算されてて、すごい 構成力だと思います。 これほどの構成力があり、脚本がかけて監督も出来てしまう人物は 日本には、いや世界にもそうはいない。 三谷幸喜恐るべし!!!! 【六爺】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-08-22 01:48:07) 7.見事!としか言いようがない。豪華すぎる出演者達をどのように扱っているのか興味があったが、例えるなら数学でいう「ベン図」のように微妙に、そして絶妙に絡まりあい、全てが共通する集合点があのラストシーンに凝縮されていた。できればこの映画を年越しと一緒に観たかった。 【ヒロ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-16 00:07:12) 6.役所さんをはじめ皆さん上手いのですが、本作では生瀬勝久さんに唸らされました。 なんて憎たらしいのでしょう、ここまでタイミングよくおべっか使えるのでしょう。 どこの職場にもいる嫌なやつ(笑) どんな役でもこなせる役者さんと、感心しました。 このお正月は「古畑任三郎」「有頂天ホテル」と三谷さんに楽しませてもらいました。 2006年を明るく盛り上げてくれる、三谷幸喜さんに一票! 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-30 16:34:22) 5.《ネタバレ》 観賞後、有頂天とはいかないまでも、あたたかい満足感でいっぱいになりました。あれだけの豪華出演者陣の個性を引き出すことに成功している三谷監督はやっぱりすごいです。どなたかも書いておられましたが、まるで舞台を見ているかのよう。一度はあきらめようとしたミュージシャンの道に再挑戦しようとするベルボーイがいると思いきや、逃亡しようとする汚職議員がいたりとバラエティに富んだ登場人物がとても魅力的でした。個人的には伊東四郎さんと西田敏行さん生瀬勝久さんがお気に入りです。あのテーマ音楽、いいですね。 【稲葉】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-28 01:14:19) 4.感動もなにもしないんですが。登場人物それぞれの立場みんなに、プチ感情移入できました。退屈せず、最後まで安心して見られました。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-22 23:32:44) 3.《ネタバレ》 すごい!!の一言。あんだけ多く各人のストーリーが存在してそれが見事に絡み合ってる。ある登場人物の特徴が他の人物のストーリーに活かされ影響を与え更に他のストーリーに発展して行く、ような感じで次から次へと進んで行く(例えばアヒルを探しているホテル探偵がたまたま出会ったなおみの変装を指摘し話は次の展開へ進んで行くようにorいつも試行錯誤してホテルへ忍び込むヨーコが脱走ルートを考えて武藤田の記者会見計画が進んで行くように)。単にいくつものストーリーが横たわっているだけじゃなく本当に絡み合ってる。それがすごい。よくこんなの作れるなぁと感心する。テーマとしても一本筋の通ったものがびしっと存在してるしこれは三谷幸喜が集大成というのもわかる気がする。とにかくすごいのであと2回くらいは見たい。それにしても麻生久美子はかわいいなぁ・・・実はそれ目当てでした★ 【とむ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-22 04:16:57) 2.饒舌な味わいの良質な喜劇。抜群にまとまったシナリオの展開は、まさに至芸。良質なコメディほど、内容よりも後味が残るという良い例。濃密で楽しい時間を過ごすならワインも良いがこの映画もお勧めです。「The wow-chouten Hotel」に泊まってみたい! 【wunderlich】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-18 01:13:50) 1.オープニングで何かをインスパイアしたようなアバンティのAのシンボルマークを見た瞬間に徹底的にパロディに徹する三谷監督の意気込みを感じた。西洋が舞台であれば聖なるクリスマスの一夜なんでしょうが、日本が舞台となれば日本人にとって特別な一番長い夜は大晦日、みんな何か悩みを抱え生きている、そんな煩悩はカウントダウンと共に捨て去って新たな気持ちでスタートってのがいいです。ホテルの中のみの出来事という密室性、新年を迎えるまでの時限性、三谷流グランドホテルは細かいことを気にする間もなく次々起こる事件の数々、事件の数だけ笑わせられ、豪華なキャスト陣がみんな大真面目にやってるバカバカしさは最高。画面の中ではセンターだけでなく、隅のほうでもみんな何かをしており、何かが起きており、笑いのタネが転がっているので気が抜けません。最後は何故か幸せな気分になってしまう大団円、この強引な魔力、病み付きになりそうです。”赤い洗面器”が出てこなかった事が唯一不満。 【亜流派 十五郎】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-16 16:21:19)
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