みんなのシネマレビュー

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)

Tokyo Tower: Mom and Me, and Sometimes Dad
2007年【日】 上映時間:142分
ドラマ実話もの小説の映画化
[トウキョウタワーオカントボクトトキドキオトン]
新規登録(2006-10-19)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2024-03-08)【イニシャルK】さん
公開開始日(2007-04-14)


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監督松岡錠司
演出飯島奈美(フードコーディネーター)
キャストオダギリジョー(男優)ボク
樹木希林(女優)オカン
小林薫(男優)オトン
松たか子(女優)ミズエ
内田也哉子(女優)若い頃のオカン
佐々木すみ江(女優)小倉のばあちゃん
荒川良々(男優)えのもと
寺島進(男優)ハイカラな男
小島聖(女優)若い頃のノブエおばさん
伊藤歩(女優)タマミ
宮崎あおい(女優)アイドルDJ
千石規子(女優)病院の借家の老婆
塩見三省(男優)葬儀屋
松田美由紀(女優)中目黒の大家
仲村トオル(男優)ラジオ局のディレクター
柄本明(男優)笹塚の診療所の医者
土屋久美子(女優)高校の女教師
光石研(男優)小料理屋の客
田中哲司(男優)東京の病院の医者
板尾創路(男優)「かっぱ」の客
田口トモロヲ(男優)郵便配達
小泉今日子(女優)不動産屋の事務員
渡辺美佐子(女優)筑豊のばあちゃん
勝地涼(男優)平粟
六角精児(男優)編集長
猫背椿(女優)ブーブおばさん
蟹江一平(男優)
原知佐子(女優)現在のノブエおばさん
田中祥平(男優)小学校時代のボク
結城美栄子(女優)現在のみえ子おばさん
安藤玉恵(女優)風俗嬢
栗原瞳(女優)風俗嬢
宇野祥平(男優)
岩松了催促する編集者
原作リリー・フランキー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社刊)
脚本松尾スズキ
作詞福山雅治「東京にもあったんだ」
作曲福山雅治「東京にもあったんだ」
編曲福山雅治「東京にもあったんだ」
服部隆之「東京にもあったんだ」
主題歌福山雅治「東京にもあったんだ」
撮影笠松則通
製作日本テレビ(『東京タワー~o.b.t.o』製作委員会)
松竹(『東京タワー~o.b.t.o』製作委員会)
電通(『東京タワー~o.b.t.o』製作委員会)
読売新聞社(『東京タワー~o.b.t.o』製作委員会)
配給松竹
美術原田満生
衣装宮本まさ江
ヘアメイク豊川京子(メイク)
編集普嶋信一
録音柿澤潔
照明水野研一
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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4.見方によってはありきたりな地方出身のマザコン話ではあるんだが、虚構のような現実感があるようにも思えるし、ある種のファンタジーにも思えるし、不思議な感覚に襲われる。 東京50km圏道路地図さん [DVD(邦画)] 9点(2014-01-09 13:34:34)

3.泣きそうな気持ちになった。 アスモデウスさん [DVD(邦画)] 9点(2008-08-31 23:18:53)

2.独りで鑑賞し、思わず号泣してしまいました(観る前から「きっと泣くだろうな」という心構えができていたからかもしれませんが(笑))。私にも母親はいますが、彼ほどの愛情を注げる自信はありません。自分ってドライな人間なのかなぁと自己嫌悪に陥ってみたり。にもかかわらず、号泣してりゃ世話ないよって話ですが…。因みに、小説は読んでましたが、TVドラマは今のところ未見です。 (^o^)y-~~~さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-20 00:31:41)

1.主人公のボクが、仕送りを飲み倒し、電話でカネの催促をする場面。その時、オカンは電話口でどこか中空の一点を見据えたまま「おかしーねー、送ったはずなんやけどねー、何でかいねー、…」と独り言みたいに繰り返す。ここでの樹木希林は、あまりにも見事に「母親なるもの」を体現している。息子が嘘をついていることを分かっていながら、分かっていないふりをする。その愛情の深さと、一方で、否定できない鬱陶しさ。そう、確かに「母親」とは、こういった両義性によって息子を「抑圧(!)」するものではないか。

そして、とある温泉施設(?)で、オカンが幼い日のボクを置いて男と“消えた”エピソード。しかしその時以来、オカンは「女」としての自分を決定的に“捨てた”。そして彼女は、ボクの「オカン」として生きることにした。しかし繰り返すが、それは一種の「抑圧」以外の何物でもない。けれど、ボクはそれを受け入れる。・・・彼が松たか子演じる恋人と別れることの背景にも、あるいはこの母子の“関係”が影響していたのかもしれない。なぜならそこに、第三者の立ち入る隙などありはしないのだから。

もちろんそれを、エディプスコンプレックスだの「近親相姦」的な文脈で語ろうなどと言ってるんじゃない。そうではなく、表向きは微温的で心優しいこの映画が、実のところ、平然と「母」を捨てることで「女」を選んだ成瀬巳喜男の『秋立ちぬ』とは真逆のベクトルから、「母と子」というものの関係性を、いかに母親は真の意味で「母親」となり息子は「息子」となるかを、冷徹に見据えたものであること。ボクとオカンの間には、もはやオトンですら立ち入ることの出来ない関係性が築かれている。そのことを、良いとも悪いとも裁定することなく描いたものであると、ぼくは思っている。

松岡錠司監督は、平凡な人間のなかの「のっぴきならない関係性」という物語を、決してあからさまにではなく、けれどくっきりと画面に、あるいは役者のたたずまいそのものに語らせる。もちろん才能や映画の質は全然ちがうけれど、ふとぼくは彼のその確固たる繊細さに「ああ、成瀬だ…」とつぶやいてしまう。これはそういった松岡監督の類い稀な資質が、慎ましくも豊に発揮された映画だと信じる。・・・本作を単なるメロドラマとしか見られないとしたら、我々はその“「物語」に対する不感症”こそを反省しなければならないだろう。 やましんの巻さん [映画館(邦画)] 9点(2007-07-20 13:57:07)

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【点数情報】

Review人数 52人
平均点数 6.06点
000.00% line
111.92% line
211.92% line
323.85% line
4611.54% line
51019.23% line
6917.31% line
71223.08% line
8611.54% line
947.69% line
1011.92% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 6.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review7人
4 音楽評価 5.20点 Review5人
5 感泣評価 7.37点 Review8人

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