みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
14.《ネタバレ》 マカロニウエスタンが邪道だなんて知った風な事をほざく奴らは、「真昼の決闘」のように西部劇の常識を溝に捨て、プロ意識の欠如した作品こそ真の邪道だという事に気付いていない。 西部劇は、「大列車強盗」の頃から銃をブッ放して当たり前の筈だ。 しみったれた詩情や、湿っぽい西部劇などツマランだけだ。 レオーネは最高だよ。 ホークス、デミル、アルドリッチのように「グダグダ言ってねえで撃って撃って撃ちまくりやがれ」という精神だから良い。 むしろ凄惨な殺し合いの合間合間で光る一瞬のドラマの方が俺は惹かれる。 「ウエスタン」は自分にはちょいと退屈だったが、この頃のレオーネはただただカッコ良い。 「続・夕陽のガンマン」も間延びした感じでちと退屈なのだが「喋ってないで撃てよ」という神セリフを聞く度に全てを許してしまう。 大体、帽子を撃ち合うだけであそこまで楽しませてくれるんだから最高だ。 リー・ヴァ・ンクリーフが鞄をガパッと開いて大量の銃器を観客に印象付ける場面も良い。 大量の仏をリアカーに積み上げて「金がたんまり入るぜ」ってシュールな絵面が素晴らしい。この死生観のあやふやな感じが良い。 死んで終わりではなく、死後も“役”が与えられるのが良いじゃないですか。 銃声がデけえ?何言ってやがる、「シェーン」なんか爆撃音じゃねえか!! モリコーネの曲は何度聞いても気持ちが良いね。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-07 19:59:22)(良:1票) 13.《ネタバレ》 イーストウッド&レオーネの『ドル3部作』の中でも、文句無しに「カッケー!カッケー!」と痺れっぱなしになれる本作。「モンコ」と「大佐」の2人の賞金稼ぎに(適度な緊張感を保ちつつも)次第に友情が生まれてゆく様がヒジョーに心地いいです。夕陽の中を立ち去る大佐の姿こそ、まさに「夕陽のガンマン」…。そして皆さんが散々書いているので今更書きにくいンですが(笑)ラストの決闘場面での「メロディーが消え…た…と思ったら再開キターーーーッ!!!(そしてイーストウッドがイイ顔)」のシーンは、俺が今まで見て来た映画の中でも多分「ベストカッケー!大賞」受賞ですわ(笑)。 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-01-07 10:55:43)(良:1票) 12.《ネタバレ》 ストーリー・表現・音楽と三拍子揃っていてとにかくよく出来た映画です。モンコ(イーストウッド)も用心棒の時のような軽さは無く、モーティマー(リー・ヴァン・クリーフ)とも敵対しすぎず慣れ合わず、騙されるかもしれないという微妙な関係性を上手く表現していました。ストーリーはシンプルで判りやすいですが奥深さも失っていません。 特筆すべきはラストに明かされるモーティマー大佐の秘密。教養がありそうで地位もあった男がなぜ賞金稼ぎに落ちたのか、少ないセリフと映像で理解できるシーンは素晴らしいです。若くてカッコいいイーストウッドが主人公かと思いきや、明らかに大佐のほうが一枚上手、魅力も立場も生き方も数段上でした。 惜しいのは終盤のインディオ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)の小粒感。中盤までは切れまくっていた頭脳と貫禄が終盤の安っぽい小芝居で台無しなってしまいました。この辺はワイルド・ザ・ハンチバック(クラウス・キンスキー)を使って面白くできたと思うので非常に惜しい点でした。クラウス・キンスキーに関してはイーストウッドに射殺されるラストも捨てがたいので、今回の脚本と演出でも間違ってはいないと思いますが、序盤の大佐との一悶着の決着がついていないのが残念でした。 総じてドル箱三部作の中では圧倒的な完成度と魅力を感じた本作。数十年ぶりに再鑑賞しましたが全く色褪せていませんでした!私の中ではマカロニといえば本作で、日本語吹替の競演も胸アツでした!(ここのレビュアーでしたら説明不要だと思いますが、この風景がメキシコではなくスペインだというから本当に素晴らしいです!) 【アラジン2014】さん [地上波(吹替)] 9点(2023-09-23 14:04:40) 11.巨匠レオーネとモリコーネに、リー・ヴァン・クリーフとイーストウッド。 皆がこれだけ見事な仕事をすれば面白い映画になるに決まっている。 命を懸けた男たちが繰り広げるガンアクション、そして心理戦。節目節目に挿入される緊張感あふれるシーンの数々に痺れまくりです。 クリーフとイーストウッド、銃を持った2人の所作の1つ1つがたまらなくカッコいい。 特に2人が中盤で対峙するシーン。互いの銃の腕前を披露しあう、その時のハットの使い方! どちらが勝つかは分かっているのですが、交互に挿入される3人の表情と過去と、小道具と。ラストの決闘まで見ごたえ十分です。 ポンチョをまとったまだ若さを感じさせるイーストウッドと、夕陽に消えゆくラストまでとにかく渋い、スマートな装いのクリーフ。 今に見ても何もかもがカッコいい映画。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-04-29 21:47:59) 10.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドの西部劇初鑑賞です。この埃っぽさ・男臭さが大変魅力的で、癖になりそうです。黒服のリー・ヴァン・クリーフがまたカッコいい。モンコの露払い役かと思えば、実は悪漢との因縁ではもう一人の主人公的存在だったり。妹の仇を討ち、満足して手ぶらで去る男と、賞金首の死体をよいしょよいしょと荷車に乗せる男。対照的なラストが印象的です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-25 20:25:46) 9.痺れますねこのカッコよさ。OPからしてセンスが良いですし今見ても斬新ですね。それにモーティマー扮するリー・ヴァン・クリーフがもうカッコいいのなんの!子供みたいにワクワクしちゃいましたよ(笑) 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-23 23:11:20) 8.以前は、リー・ヴァン・クリーフのマジメくさった顔を見て、ついぷぷっと噴きだしたりしたもんですが(←失礼な)、最近ではそんなこともなくなりました。いやはや、馴れとはおそろしいもの(←ますます失礼な)。しかし、クライマックスの決闘シーンは、馴れるどころか、観るたびに興奮度が高まります。シビレる。ジーンとくる。まさに病みつきになる映画。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-11-08 22:38:15) 7.《ネタバレ》 マカロニウェスタンでは一番好きです。 何と言っても、あのオルゴールの音色が詩情性を高めています。あれが他作品よりも頭一つ抜けている理由です。 ただ、DVDを観て初めて誤解に気づきました。インディオは、モーティマーの妹へは単なる横恋慕をしただけだったんですね。TVだとカットになっててわからないんですよ。私は、てっきり自分の妻だったのを、若い者に寝取られてそれで二人を射殺したのだと思ってました。これだと、インディオの苦悩&オルゴールへの執着が生きてくるし、最後の決闘も盛り上がるのですが。 あと、ラストのエピソードもいいですね。「2万、2万2千・・・?」カチャ、バギューン!「どうした?」「いや、勘定が合わなかっただけだ。」そしてあのテーマ音楽の中死体を積んだ馬車が出発。最後の最後までサービスしてくれますね。 【オットー・クレンペラー】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-21 19:10:52) 6.久々にかっこいいイーストウッドを見ました。ニヒルでかちょいいです。セルジオレオーネの演出もさることながら、エンニオモリコーネの曲も最高。そういえば、子供の頃この口笛を吹きながら銀球鉄砲で夢中で遊んでいたのを思い出しました。でよく、くるくる回していて落として壊したんだよな。 【tantan】さん 9点(2004-09-03 21:39:20) 5.イーストウッドがオルゴール時計片手に登場するところはかっこよくて何回見ても泣いてしまうですよ。 【こま】さん 9点(2003-08-25 23:01:49) 4.イーストウッドよりリー・バン・クリーフでしょ、この映画は。とにかく娯楽映画好きの男の必修科目のような映画だ。 【mickey&gon】さん 9点(2003-08-09 20:02:38) 3.途中で展開がダルくなる部分もありましたが、やっぱりストイックなイーストウッドは最高。ラストシーンはもう何度観ても飽きないくらいにカッコイイ。オルゴールの音とBGMが呼応する様は、素晴らしいアイディアですね。さすが「マカロニ」。 【けろよん】さん 9点(2003-07-06 00:17:10) 2.イーストウッドとりーバンクリーフのためにあるような映画。この男2人を見たい人のためだけにある映画。渋いっス。 【ヨアキム】さん 9点(2001-10-01 12:51:05) 1.いよ~っ!マカローニ・ウエスタン!!クリントイーストウッド最高~! 【まえみつ】さん 9点(2001-04-02 05:16:00)
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