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サマーウォーズ

SUMMER WARS
2009年【日】 上映時間:115分
アクションドラマSFコメディアニメ青春ものネットもの
[サマーウォーズ]
新規登録(2009-06-01)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2021-06-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(2009-08-01)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督細田守
神木隆之介小磯健二
桜庭ななみ篠原夏希
谷村美月池沢佳主馬
仲里依紗陣内由美
富司純子陣内栄
田中要次陣内頼彦
今井悠貴陣内真吾
信沢三恵子陣内万理子
玉川紗己子陣内理香
中村正[声優]陣内万作
小林隆陣内太助
永井一郎陣内万助
山像かおり三輪直美
斎藤歩陣内侘助
桐本琢也陣内理一
入山法子
羽鳥慎一
諸星すみれ陣内真緒
佐々木睦篠原和雄
板倉光隆陣内克彦
原作細田守
マッドハウス
日本テレビ
角川書店
脚本奥寺佐渡子
音楽松本晃彦
岡田こずえ(音楽プロデューサー)
作詞山下達郎「僕らの夏の夢」
作曲山下達郎「僕らの夏の夢」
佐藤勝「上田わっしょい」
編曲山下達郎「僕らの夏の夢」
主題歌山下達郎「僕らの夏の夢」
製作西垣慎一郎
ワーナー・ブラザース(サマーウォーズ製作委員会)
角川書店(サマーウォーズ製作委員会)
マッドハウス(サマーウォーズ製作委員会)
日本テレビ(サマーウォーズ製作委員会)
読売テレビ(サマーウォーズ製作委員会)
企画丸山正雄
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給ワーナー・ブラザース
作画貞本義行(キャラクターデザイン)
名倉靖博(原画)
伊藤嘉之(原画)
高橋英樹[作画](原画)
山下高明(レイアウト設定)
青山浩行(作画監督)
古屋勝悟(原画)
中鶴勝祥(原画)
橋本敬史(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
美術武重洋二
上條安里(OZ美術デザイン)
男鹿和雄(背景)
小倉宏昌
高屋法子(ハーモニー)
編集西山茂
録音上田太士(光学録音)
東京テレビセンター(ダビングスタジオ)
その他マッドハウス(提携)
日本テレビ(提携)
IMAGICA(フィルム&デジタルラボ)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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12


25.ネット上の仮想世界が、現実世界のライフラインをも司るようになったごく近い未来社会。
そんな中、田舎の“おばあちゃんち”に集まった家族一同が、結束して世界を救う。という話。

“バーチャルリアリティ”の世界と、旧家の“おばあちゃんち”という相反する「場面」の融合。
このユニークな題材を、「時をかける少女」の細田守×マッドハウスがどうアニメーションとして描き出すのか。
それは興味深さと同時に、大いなる疑問符を持たざるを得なかった。

が、その疑問符は、圧倒的に高い「創造物」としてのクオリティーの前に、早々に一蹴される。

作り込まれた仮想世界のディープさと、“おばあちゃんち”という普遍的な日本の様式を見事に共存させ、映画に引き込まれるにつれ、この上のない“居心地の良さ”に包み込まれる。
ストーリー自体ももちろん面白かったのだが、マトリックス的に入り組んだ世界観を、決して小難しく表現するのではなく、日本独特の居心地の良さの中で極めて身近な感覚で表現できたことが、この映画のこの上ない価値だと思う。

仮想世界の中でのアバター同士の“つながり”を、現実世界の家族同士の”つながり”、そして世界全体の人間同士の“つながり”にまで昇華していく。
その様は、ネット上でしか繋がりを持てないでいる現代人、すべてを“数字”で処理してしまう現代社会に対する警鐘であり、同時に“救い”のように思えた。

そういうことを、難解なフレーズを並び立てて描き出すのではなく、主人公の少年をはじめ、一人の人間の心の成長の中で瑞々しく描き出す映画世界に、泣けた。

梅雨明け初日、夏のはじまりの日に見る映画として、実にふさわしい。実にスバラシイ映画だ。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 9点(2009-08-01 12:48:58)(良:3票)

24.《ネタバレ》 題名通り「夏休みのとんでもないひととき」に巻き込まれるストーリー。
「ぼくらのウォーゲーム」を拡張したような世界観で、さらに複雑に入り組んだ展開である。
何がしたいのかよく解らないヒロイン夏希にいざなわれる主人公の健二。
一貫性が無くて飽きやすい性格、自分のやりたい事がハッキリしないグラグラのヒロインを、一本筋が通った健二が支えていく。
理想を具現化したような大家族に囲まれながら、今の世の中には無くなってしまった懐かしさも感じられる。
大家族のほとんどがネットゲームやアバターに興じるというところは現代的だが、全員が戦力になり得るというのはちょっと疑問。
だが、事件は世界中のネットで突然起こり、主戦場は片田舎である。
「ラブマシーン」と呼ばれる凶悪なウイルスに食い荒らされるネット空間。
何でもかんでもデータにして情報を統一しようという「OZ」の危うさと人間の限界を語りかける。「OZ」を破壊されれば、それが管理する医療機器に繋がれた命も危ない。
栄ばあちゃんもそれが原因で助けが間に合わなかった。
最悪「ラブマシーン」に侵食された軍事システムが街を焼き払うだろう。

仇討合戦誰がやる?
誰もやらなきゃ誰がやる?
俺たちがやってやる!
今作の“戦”は刀や槍ではなく、それぞれの知恵と能力を武器にして立ち向かう。
「いくら大家族とはいえ戦力揃いすぎバロス」というツッコミはこの際ヤボだ。

数学に強い学生健二、
ネットゲームのチャンピオン佳主馬、
生まれた時代を間違えたネトゲーじいさん万助、
自衛隊の理一、
オーバースペックな電気屋である太助、
戦う覚悟を決めた夏希、
そして曲者の侘助。
41歳にしては若すぎる(伊丹十三モデル)容姿だが、そこにはラブマシーンの開発者として責任を払おうという覚悟が芽生えていく。
そして夏希の家族たち。
ひと時の夏に全てをかけた老若男女の男女たちの映画。
TV版では夏希と侘助が花札に興じる場面がカットされていたり、最終決戦の重要な伏線が削られてしまっていた。今度TVでやる時は是非ともフルで鑑賞したいものだ。 すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-19 19:54:40)(良:2票)

23.《ネタバレ》 ”夏に見たいアニメ”というランキングで1位だったので、
そういやまだ見てないなと思って見てみることにした。
・・・面白すぎる。
夏っぽい演出は控えめだけど、夏アニメに求めるもののだいたい全部がある。
ジブリアニメが題材にしそうな日常の温かみと、古くからある温もりも描かれているが、
それと同時にネット上のアバターを題材にした現代的な視点でも見事に描かれている。
このネット世界の仮想現実が立体的ですごい(この感じ攻殻機動隊を思い出す)。
そういったものがお婆ちゃんの人間的な温かみとか、大家族の人情とかと同時進行で語られてるところがなんかすごいなと思う。
登場人物だってすごい。
主役級の人が3人以上いる。
脇役だって沢山いるけどみんな性格がちゃんとあって生き生きしている。
そこから生まれてくる人情とか絆とかが凄い。
小さなことが大きなことに発展してく面白さ。それを伝えるテンポもかなりいい。
ある意味で展開のむちゃくちゃさもあって良い。
いろいろなものと絡めて物語が進み、古きものと新しきものとの融合、これはミクスチャー・アニメ。
たぶんこういうのを宮崎駿監督は出来ないんじゃないかと思う。それかやらない。
今や”面白さ”の点では細田守監督アニメは、ここ近年の宮崎駿監督アニメの上を行ってるかもしれない。
ヒロインだって可愛らしいし、恋愛の初心さとか透明感がアニメらしくて最高。
アニメでいう”聖地”が自分の家からけっこう近くて高校野球とか地元ネタですごく親しみを感じたアニメだった。
しかし!エンディング曲が糞。 ゴシックヘッドさん [DVD(邦画)] 9点(2013-08-13 11:10:04)(良:2票)

22.《ネタバレ》 大変面白かった。

SNSという、一サービスに国が機能を完全に依存するかというところとか、ネットという一情報提供手段にすべての人が生活を依存しきってしまうかとか、そういうどう考えてもフィクションに過ぎない部分を作り手が設定として作り込むことに、全然躊躇していないところに腕力というか、推進力というか、そういう力を感じた。

冒頭は世界観の説明的な流れで始まるが、実在するものとウソを上手に混ぜて、現実っぽさを巧妙に演出している。そこからいきなり現実世界に戻すことで何も変わった表現のない部分に現実感の表現が相対的に発生する。それが最後まで続く。巧すぎる。

物語の始まり部分からは、結構昔気質の青春ものの話運びで物語は進んでいく。特に彼氏のふりして家族に会ってほしいと学校一の美女に頼まれてノコノコついて行くなんて、なんてうらやましい状況なんだ、と思わされてる時点でもう入り込んでいた。巧い。

話の中に新しい思いつきはほとんど無く、どこかで観たような設定で創られているけど、その組み合わせや絵的な完成度たるや驚きの高さ。作画も良くキャラクターも魅力的とくれば、今までにほとんど無い出来の良い映画になっている。アニメで作る意味を失わせかねない紙芝居状態や止め絵も最小限。

ただ、この映画の良いところは実はそこじゃなくて、「まだ負けてない!」っていうところ。台詞で具体的に表現されたこのテーマ。優秀な主人公が、常識の範囲内で優秀で、異能者と言うほどの能力はない。自分の力で引き起こしてしまった事件だと思っていたものが、実は後一歩のところで自分が起こしたことではなかったことに複雑な気持ちになってしまう。そういう少年にものっすごく感情移入してしまった。

異能者は主人公ではなく、その周りにいる先輩の一族。彼らがほぼすべてをかたづけてしまうわけだけど、その後の最後のがんばりとその演出たるや結構グッとくるものだった。消化不良の新しさよりも、練り込まれた話の満足度の高さの方がずっと大事だということがよくわかる。たまたまとは言え、公開初日に観た映画が、飛び道具的などんでん返しで完成をあきらめたような映画で無かったことが非常にうれしかった。 黒猫クックさん [映画館(邦画)] 9点(2009-08-02 05:11:48)(良:2票)

21.《ネタバレ》 基本は「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」のあらすじを大筋なぞっている。
ただデジモンが40分だったのに対して本作品は115分となっているため、先輩への淡い恋、旧家への数日の旅行(上田という土地)、Ozというシステム、祖母と義理の子の関係、Ozの制作者、キングカズマ、裏本編とも言うべき高校野球などなど様々な要素が入っている。
Ozのような脆弱な仕組みがー、というが、サイエンスフィクションでもなくただの娯楽映画なのでこれくらい極端でいいのである。
このくらい極端なシステムにした場合のほうがあらゆるものを繋いでしまった後のリスクをわかりやすく体感できるのでそこを突っ込むのはナンセンスだ。
そこは製作者も十分わかっていて作ったはずなのだから。

それと一日一日の変化もまた劇的であり、非常に面白い。
一日目は先輩に頼まれるがままに先輩の親の実家に一緒に帰省。
次の日の明け方、謎のメールに返信することでアカウントを乗っ取られる。
それによりその朝にはニュースでOzの混乱を起こしたのは自分であると報じられる。
という形で半日、一日ごとの経過が非常に素晴らしい。
宮崎駿は知っている人は知っていると思うが、結末を最後まで作らずに書くし、その作り方が一番顕著なのはラピュタで、あれは普通に見ていればわかるがラピュタ到着後はかなり毛色が変わる、つまりその後を考えてなかったのでつぎはぎ的な印象を与える。
多少の整合性がなかったとしても、この作品にはそういうものがない。
とりあえず粗筋を予め決めてから作っている、というのがわかるため、見ていて非常に面白いし、特に野球と上田での現実のシンクロ具合は見ていて最高に面白い。
尚、その後の細田作品は先細りではないがどんどん脚本が荒く適当になっていってしまって残念である。
声優はできればうまい人のほうがいいし、作画もきれいに越したことはないが、何より脚本がつまらないのでは意味がない、と思える。

数年前だとポストパヤオは細田さんと言われていただろうが今は確実に新海さんであろう。
少なくとも「おおかみこども」や「バケモノ」や「ミライ」では次期パヤオには絶対なれない。
でも正直、新海氏はもっとミニマムに動くべき人だと思うので、ケモナーに走らず話を一般人向けに面白く展開してくれるのは細田さんだと信じています。

あー、この作品で一番ワクテカするシーンは、婆さんの死後男たちが力を集めて大学に納入するPC(スパコン?)を家にぶちこんで電力は船から取って冷却は氷の柱で行って、画面もハイビジョンブラウン管を使う、回線も自衛隊のミリ波回線を拝借、といったあの場面ですね。
ああいう、大人たちがそれぞれOzでの格闘のために本気を出してくれるシーンってのはやっぱり見てて爽快だし、「男っていつまでもバカだなぁ」と思わせる良シーン。

多分、最近放送してたとは思いますが、テレビでは見ないのでわかりませんがノーカットでもなければ削られるシーンも多いため、見るならオンデマンドやレンタルBDで見ることをおすすめします。

Ozの設定が緩いと言ってる人がいますが、このくらい緩くないと物語は作れないよ!
こまけーこたいいんだよ!
それより敵のアバターが最後二人になるが、あれは敵当人と主人公のアバターだろうな、と。



ここからは「知ってる人が見てたら少しくすりとできる」話。
その辺に似たようなまとめがあるかも。
まず、携帯は全てドコモのものです、どのメーカーのどの機種かも特定できるレベル。
唯一出てくるiPhoneは海外用にソフトバンクSIMを入れて利用してるのでしょう。
ドコモSIMでも利用できないことはない時期でしたがドコモでiPhoneが出てない時期ではSBのSIM入れるのが普通でしょう。
あと、これは割と見ててわかる人が多いと思いますが、ゲーム機はDSです。
PSPが一台もないのが実に不思議。
ソニーが嫌いなのかといえばHDブラウン管はソニーです。
スパコンの見た目はNECのもの、200テラフロップスは今の技術でぎりぎり普通レベル、当時はあの大きさじゃ無理。
100Gbpsはいまだに実現できてない数字。
まぁ、こういう現実と妄想の狭間あたりが面白いんでしょうね。


追記
衛星を自分ちに落とさなければどこでもいいのか、という発言がありますが、
あれ、落ちた先は陣之内家の私有地でしょう。
なので、私有地で温泉湧いてまた儲かる、ではないけれど、
家は壊れてもそのもとは取ったというエンドだと思いますよ。 にんじんさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2019-07-07 01:54:41)(良:1票)

20.《ネタバレ》 「ご飯食べよ」


この台詞が強烈に刺さりました。むちゃくちゃいい映画です。

実は最近TVで撮り貯めた細田アニメを観ている最中でして、ただいま『おおかみこども~』と本作を消化しました。あっちはあっちで、「母の強さ・愛」にとても心が動く良い作品でしたが、個人的にはこちらのほうがツボりました。
なんでしょう、あの家族のつながりに似たような共感をしてしまいました。別にうちは田舎の豪族みたいな実家は無いし、そこにやたらと権力があって一家の家長として恐れられているばーちゃんもいないのですが、憧れもあるのでしょうか、すごくあの景色・雰囲気が心に染みました。

OZという仮想空間の中で、実質的に全世界を掌握してしまったネットウィルスを倒すという設定も個人的には大好物です。そして主人公の数学少年のあの奮闘ぶり!!いやあ良いですねえ。今の世の中ならああいう設定も比較的イメージしやすいかと思いましたが、他の人のレビューを見てるとそうでもない感じ。自分が世間離れしてるのでしょうか(汗)

でもこの「OZシステム」って、だいぶ種類は違いますが自分にはいま世間を騒がせてる「マイナンバー」制度を連想させました。制限が無ければ、もしくはそのセキュリティを破れば、一つのアカウントから道路標識を全ていじくれるしミサイルも飛ばせるんですよね。マイナンバーも一つの番号から色んな情報につながっているという。ハックや番号=アカウントの盗難によるリスクがでかすぎるシステムだなと改めて認識。やっぱりマイナンバーいらないや。強くそう思ってしまった作品。

個人の意見です、あしからずご了承ください。 TANTOさん [地上波(邦画)] 9点(2015-11-11 01:18:07)(良:1票)

19.《ネタバレ》 実はこの監督の前作「時かけ」、2度観たがどうしても好きになれず、本作はあまり期待しないで劇場へ。で…これは大当たり。理屈抜きで良い映画。見終わった後とても気分が良くなり、元気が出ます。一緒に観た友達とも会話が弾む。誰かと一緒に劇場行くならこうでなくっちゃね。田舎に一族大集合とか少々変わった切り口に見えたが、みんなで力を合わせ、一人一人のスキルが活かされ、世界中のみんなが応援してくれて、ひ弱に見えた主人公が覚醒して世界を救うなんて、実はバリバリの王道。盛り上げ方も上手い。人の命を無碍に扱う作品が多い中、この映画の「死」はとても大きな意味を持っていた。さらにこの映画の優れた点は、悪人が出て来ないのだ。みんないい人で、観てて気分がいい。悪役不在の勧善懲悪。上手い。こういう作りもあるんだなぁと感心。ラストも大団円。しかも微笑ましい恋愛成就と来たもんだ。日本アニメ史上に残る傑作と呼んでいいだろう。10点献上したいが、唯一の減点要素はカズマ君が…なんで女の子じゃないんだ!あんまり可愛いんで女の子かと期待してしまった。萌えまくっちまったよ…。声優さん超美人じゃん! にしきのさん [映画館(邦画)] 9点(2009-10-24 07:34:26)(良:1票)

18.私ごとですが本作を2回観ました。
"時をかける少女"の時も2回観ましたが非常に感動し、DVDも出た日に購入して(封を開けずに鑑賞ゼロですが)しまうほど好きな作品です。
今作は平日とはいえ、学生夏休み真っ只中。劇場は超満員でした。
普段なら別の作品に乗り換えるところですが、早めに劇場に着いた為良い席を取ることできたのでそのまま鑑賞することに。
予想どおり時間が経つと共に満席になりましたが、こんな時完全指定のシネコンの良さを感じます。
CM予告と続き本編が始まろうとしたその時、隣に体重1tはあろうかという巨漢が陣取られました。
その瞬間、冷房の良く効いた場内が真夏の太陽の下のごみ収集所近くにいるような気分に。
巨漢が5分に一度発作が起きたように汗だくの顔を全力で拭う度に、湿度が5%ずつ上がっている気がします。
結果気分を悪くしてしまい初めて劇場のトイレで嘔吐する自体になり、ある意味サマーウォーズを体験したわけです。
そして2回目。トラウマ克服とリベンジに燃える私は、今回休日前の夜中に行きました。
上映後は確実に終電の無い最終前の上映を選択。が、前回と同じく時間が経つと共にほぼ満席状態に。
とはいえ、万が一を考え席を微妙な一番後ろの端の方を選択。
CM予告と続き本編が始まろうとしたその時、隣に男男女の3人組が陣取られました。
私の隣に座る彼は落ち着きが無く、5分に一度発作が起きたように動き回り、水を飲み、隣に話しかけ、クラスに一人は居る、気が弱いのにやけに目立ちたがりの浮いた男の子のようです。
私の心には2回分の鑑賞代金と一度しかない夏の貴重な時間が溝に捨てられていくような絶望感が漂います。
そんな時、激しく動く彼の肘が私の肘にぶつかり、反応した私と目が合いました。
好機と思い、目で訴えかけました。「ツギウゴイタラコロスゾ」
私の切実なる願いが届いたのか、それ以降息をしていることすら判らないほどピタリと動きは止まり、
私も死んでいるのではないかと心配になり、鑑賞どころではありませんでした。
エンドロールが始まった瞬間物凄い勢いで出て行く彼。体調を崩したのでしょうか、彼が心配でなりません。
そんなこんなで大変な思いをして2度の鑑賞をしたおかげでなんとか内容のほうは覚えております。
"時をかける少女"と並び、非常に素晴らしい作品と、みなさまにお勧めしたいと思う次第です。 ひで太郎さん [映画館(邦画)] 9点(2009-09-30 16:11:41)(笑:1票)

17.《ネタバレ》 宮崎映画の終焉を感じました。花札で遊びたくなった。 よしふみさん [試写会(吹替)] 9点(2009-08-02 21:11:58)(良:1票)

16.もはや夏の風物詩となりつつありますな・・・。
もう何度も見てて、もういいやと思いつつも何となく見てしまう。
今回の鑑賞もそれです。 デミトリさん [地上波(邦画)] 9点(2017-08-23 09:53:39)

15.《ネタバレ》 映像や世界観、物語の起承転結、どれをとっても文句なしに好き。細かい突っ込みどころが気にならないぐらいゴリ押してくれればそれでいいんだよねえ。ファンタジーなんだし。 ぐっすすっすさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2013-01-23 00:11:39)

14.《ネタバレ》 ネットの危うさと、人々が結びつく力強さを端的に表している大好きなアニメ映画です。人付き合いって本当に大切だよなと改めて思います。過去作品に似ているという理由から、もしくはカット満載のTV版を見ての酷評が多いようで残念ですが、見る前のイメージと内容が異なるので、それも仕方ないかもしれませんね。かく言う私も日本の田舎の夏という情報ばかりで、電脳世界のイメージがなかったのでイイ意味で裏切られた感じでした。ネット絡みで一昔前だとやや専門的な小難しい分野でしたが、今時ですと何も考えずに見る系のアニメだと思っております。そういう意味ではこの作品を見て粗捜しせずに、家族の大切さを再認識してもらいたいですね。それと…山下達郎が素晴らしい(笑) mustang_newsさん [映画館(邦画)] 9点(2012-08-26 21:03:51)

13.《ネタバレ》 素直に好きです。エンターテイメントでほろっとさせて、ちょっぴりロマンスが入っている。
田舎、大家族、ネット社会、仮想現実、暴走するAI・・・これらの要素を綺麗なデザインの絵でコミカルに描くのは今っぽくてハイセンスだなと感じます。
出陣前にみんなでごはんを食べるところ、世界中のみんながアカウントを分けてくれるところが大好きです。 かずろうさん [レーザーディスク(邦画)] 9点(2012-03-11 22:28:20)

12.夏休みの夜、子供と一緒に観たい映画ナンバーワンですね!日本の田舎の風景とハイテク空間が違和感なく溶け合っていて、最後まで楽しめました。少年少女って、夏休みを迎えるたびに、ひとつ大人になっていくんですよね。すっかり忘れていたそういう感覚を、この映画が思い出させてくれました。これ、DVDやスカパーなど、ノーカット・ノーCMで観れば問題ないのですが、以前、民放で放送された時は、クライマックスに何度もCMが入り、テンポ感が失われてしまい、興醒めして台無しでした。 ramoさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-08-30 15:42:27)

11.夏になったし、夏の雰囲気を味わいたくタイトルに「サマー」とついたこの作品を借りて観賞しました。まさに「サマー」でした。夏の青空、雲の白さ、山の緑、朝顔、田舎、親戚、広い家。まさにノスタルジー全開で、子供の頃の田舎での記憶がそのまま蘇りました。この映画は設定の矛盾点や声優陣など多くのマイナス要因をあげられがちですが、そういう事を考えながら観るのがもったいない位の映画だと思いました。ただ楽しめばいい、ただ感動すればいい、ただ映像の美しさに見とれればいい、そういう映画だと思いました。 N.Y.L.Lさん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-19 12:05:07)

10.繰り返し観ては泣き、観ては泣きで、もう条件反射的に涙が出る、冒頭からなぜか泣けてくる始末。 長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(邦画)] 9点(2010-12-18 18:43:03)

9.《ネタバレ》  「電脳コイル」のような話だと勝手に想像していました。そのせいもあって,なかなか面白く観ることができました。面白いなと感じたところ→親戚が集まるとけっこう「この人誰だったけかな」とかいうことが,子どもの頃あったんですが,そんなところがよく表現されていたと思う。よく,母親や叔父叔母に「ほら,○○のおじさんの子どもで,いま大学生で○○に行ってるんだってよ。」「あの,おばさんのむすこのお嫁さんで・・・」何てことを言われてた。そんなこと言われたってなかなかつながりが分からないんだけれども,一緒に過ごす間に仲良くなったり,嫌なやつだと思ったりってなことがあったなあ,と,いうことを感じさせてくれました。だから,この物語の中でそれぞれのキャラクタの背景とか,人物像なんて細かく伝える必要はないんじゃないかなと。観た人が感じたままに判断すればいいだけです。で,結局,例え血はつながっていなくても家族としての「つながり」が出てくるわけで,そういう人と人とのつながりっていうのはデジタルにしろアナログにしろ人の気持ちで変わってくるものなんだなあ,と感じさせてもらいました。 蝉丸さん [DVD(邦画)] 9点(2010-08-07 19:46:06)

8.縁側でスイカが食べたくなる。
そうめんのガラス容器が恋しくなる。
年に二度、親戚で集まりたくなる。
ザ日本の夏!
 
でかい平屋が必要だ。
我々日本人にはでかい平屋が必要なんだ!
と、無い物ねだりをしたくなる。
実家の兄貴、頑張ってでかい平屋を建ててくれ。 おでんの卵さん [地上波(字幕)] 9点(2010-06-21 00:18:02)

7.意味不明のシナリオだが、勢いと夏希ちゃんのかわいさでとても楽しめる作品なのです。 ビアンキさん [DVD(邦画)] 9点(2010-04-17 20:29:15)

6.《ネタバレ》 ネタは使い古されてクタクタになったようなサイバー物なのに、終始溌剌とした瑞々しい雰囲気に驚かされた。

栄おばあちゃんが関係各所に連絡を取り叱咤激励するシーンで「頑張んなさいよ」と受話器をポンポンと叩く演出に、製作陣の誠実な熱意を感じさせる。

aksweetさん [DVD(邦画)] 9点(2010-03-25 19:57:21)

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【点数情報】

Review人数 211人
平均点数 6.39点
020.95% line
141.90% line
252.37% line
3136.16% line
4115.21% line
52411.37% line
64320.38% line
74018.96% line
83617.06% line
92511.85% line
1083.79% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.08点 Review24人
2 ストーリー評価 6.61点 Review31人
3 鑑賞後の後味 7.32点 Review31人
4 音楽評価 6.75点 Review28人
5 感泣評価 6.25点 Review28人

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