みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
95.「2」よりも,この「1」の方に異質なほどの強烈な暴力性を感じる。「2」がハリウッド式娯楽大作製造機にかけられてできた一種のテーマパーク的映画なのに対して,本作にはそういった影はない。もっとも,さほど期待をかけられていなかった時のキャメロン作品だから,と言うと身もふたもないのであるが,実際にはそれが正解なのだろう。しかし私はそんな風には思わない。「1」が映像として「2」に見劣りするのは認めても,映画として格下だとは思わない。私はこの「ターミネーター」が大好きだ。劇場,ビデオも含めて十数回は観た。そこまで惹きつけられる最大の理由とは何かと問われると,それは冒頭に書いたように,他の凡百のアクション映画とは肌触りが違う暴力性だとしか答えられない。そのことに大きく貢献しているのがシュワルツネッガーであることは,今更言うまでもない。この頃のシュワ氏は箸にも棒にもかからない大根役者で,もしガタイがゴツいだけで彼が選ばれたのであれば,キャメロンは実に幸運な選択をしたと思う。筋肉自慢の役者は大勢いても,爬虫類の目をしたマッチョはそんなにはいないからだ。極限的に非人間的で,反撃する気力も萎えるほどの強力さを備えたキャラクターにぴったりとはまる役者。演技の出来不出来以前に,何かしら相手を不安に陥れる男。当時のシュワ氏にはそれらがすべて内包されていた。確かめるために,あとでもう一度観てみようと思う。ところでこの映画,銃器マニアを面白がらせる工夫が結構あります。例えばアクション映画のお約束となったM16をあえて使わず,AR18という玄人好みのやつにしたとか,ガンショップでシュワの「プラズマライフルは?」の問いに,店主が「まだ入荷しておりません」と答えるところなど。ニューモデルが頻繁に出る銃業界では,売る側が知らなくてもあえてそう応対するのが通例となっているということを,この映画で初めて知った。キャメロンは細かい部分をいじくるのが好きですね。 【Roxy】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-07 10:11:09)(良:2票) 94.《ネタバレ》 決してB級映画ではないし、私は2作目(T2)より寧ろこの作品の方が好きです。 もう二度と自分の生きていた世界(例えその世界がどんな状況であれ)に戻れないのを承知で、伝説の女性サラ・コナーを守るためにやって来たカイル・リース。 結ばれる前に、逢う為にやって来たと愛を告白・・・ SFアクションでありながら究極の愛の物語でもある訳です。 終盤、スタンドで地元の少年に写真を撮られ、その写真がいずれ生まれて来る我が子(ジョン・コナー)からカイルへ・・・ 過ごした時間は短かったけど一生分あなたの父親と愛し合ったと、ジョン宛のテープに吹き込むサラ・・・切ないです。 そして全ての運命を受け入れ、未來へ(T2)向かうサラ・・・ T2の方が全ての面で優れた娯楽大作で面白いのは解っています。でも、この作品が好きなんです。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2012-05-06 16:53:43)(良:1票) 93.《ネタバレ》 小学1年の時に日曜洋画劇場で見て以来、現在に至るまで私を映画にどっぷりハマらせるきっかけとなった作品です。普段見るテレビとはまるで違う世界、ターミネーターがものすごく怖くて、アクションの凄まじさに驚いて、ラブシーンに気まずくなって、とにかく圧倒的に面白くて、まったく目が離せない感覚を人生ではじめて味わったのがこの時でした。以来数えきれないほど見ていますが、いま見てもやっぱり面白い。キャメロンの映画作りのセンスはあらためてズバ抜けています。舞台は真夜中で、出てくるのはゴミだらけで人気のない路地裏ばかり。同年の作品と比較してもアクションは派手な部類には入らないのですが、冒頭のテロップひとつで「これは人類の存亡を賭けた戦いだ」という史上空前のハッタリをかましてみせます。アクションにはさほどお金をかけない一方で(シュワ氏の存在感からとんでもない破壊者を見たような気になるものの、物を壊したり爆破したりの場面はかなり少ない)、ターミネーター絡みの特撮や彼が持つ銃火器には徹底したこだわりがあり、「ここを作り込めばあとは何とかなる」という判断が的確に為されています。最初から大手と契約してたスピやルーカスとは違い、ロジャー・コーマンの元で修業した苦労人キャメロンならではの強みでしょうか。脚本の出来も上々。例えばカイルがサラにこの戦いの背景を話すシーン。普通ならいったんここで話が停止状態になるのですが、本作ではなんとカーチェイス中の車内でこれを一気に説明させ、話を止めないのです。またこの車内ではパニックになるサラを「黙れ!僕が話していいと言うまで話すな!」とカイルが恫喝して話を聞かせるやりとりがありますが、このたった数十秒のシーンで、突如命を狙われることになったサラのリアルな反応を描き、一方でカイルが厳しい世界の住人であることをうかがわせます。本作はテンポの速いアクションですが、その中でも人間の生身のリアクションやドラマがきっちりと描けており、そのリアリティがSFとしての説得力をうまく補完しています。傷つくカイルを救おうとする中でサラに戦う強さが宿っていく過程は自然だったし、ラストではカイルの思い出を話をしている時に撮られた写真こそが、カイルがサラを愛するきっかけとなった写真でしたというオチ。SFや銃火器を好む一方で、最終的にはこういうセンチな話を好むあたりが、やはりキャメロンなのです。 【ザ・チャンバラ】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-12-06 03:10:22)(良:1票) 92.《ネタバレ》 シュワちゃんって、ヒーローより悪役の方が似合っているのかも。少なくとも顔的には。とにかく怖い。どんなに倒しても襲ってくるというのは想像しただけで怖い。 2の方を高く評価する人が多いですが、個人的には1のほうをとる。 もともとのアイデアでは、ターミネーターはカマキリみたいな鋭い感じの殺人機械で、リースの方がマッチョな人間の予定だった。そしてシュワはリース役のほうで最初考えられていた。そういう意味ではあきらかに2の方が原型に近い。 そして展開の仕方も1と2とであまり差がない。ただ2の方がはるかにお金がかかっているが。しかし逆にお金がかかっていないのによくやった1のほうを高く評価したい。 キャメロン映画を通っている「強い女」という考え方も、これが原点なんだろうな 。 【θ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-19 14:34:30)(良:1票) 91.ここまで追いかけられるほど逃げられません…私は(笑) 【栗頭豆蔵】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-06-12 14:30:30)(笑:1票) 90.最高です。 マイケル・ビーンかっこよかったです。 いまじゃ49ぐらいだったかな 【伊藤さん】さん 9点(2003-10-15 20:39:30)(笑:1票) 89.《ネタバレ》 タミちゃんの乗った車が人形を踏みつぶすシーンがある。彼の冷酷無比な性格をそういったシーンに集約させる演出。「2」のレビューにもコメントしたが、大味に撮っているようでも、それら細かいところの演出が冴えている。それがなかったら、自分の評価は低いであろう。脚本に才気を感じるのである。恋愛、アクション、SF、ホラー様々な要素を実に上手く盛り込んでいる点もさすがキャメロンである。「2」との比較もなされているが、低予算の背景を考えると、むしろ高い評価を差し上げたいくらいだ。しつこいラストに当時、ヘロヘロになった思い出がある。それにしても上映から20年ですか。年を取るわけだ。 【すぎさ】さん 9点(2003-07-24 17:45:50)(良:1票) 88.久しぶりに鑑賞。2の印象が強すぎるせいか、1の内容は殆ど忘れてしまっていた。 改めて鑑賞すると、当時本作がB級映画程度の低予算で作られたというのが嘘のように思える素晴らしい出来上がりで驚きを禁じ得ない。 低予算だろうが何だろうが、名作を作れるのはさすが巨匠といったところか。 アクションシーンのスピーディな展開や演出、サスペンスの盛り上げ方、ここぞという場面でちょいちょい入るスローモーションは、センス抜群。 今から見ると未来のシーンやシュワちゃんが完全に機械になったシーン以降は、ちょっと時代を感じる場面もあるが、背景を暗く落として、映像面の拙さを上手く誤魔化しているあたりも、制作側の工夫や努力が感じられて巧みだなと思った印象。 いやー名作。でも本作を上回る2があるので、点数的には9点とする。 【nakashi】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-04-16 09:05:23) 87.《ネタバレ》 シュワちゃん&キャメロンの出世作。そして、B級魂炸裂の作品。冒頭の登場シーン。ラストのこれでもかと続く復活シーン。最高。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-01-13 09:34:11) 86.《ネタバレ》 とても面白いです。残酷な未来とターミネーターの派遣によって出会った二人の物語は儚くもあり、力強くもあります。ターミネーターはシュワちゃんの肉体と英語の訛り、演技力の無さから醸しだされるリアリティと目標を遂行することだけを考える非人間性がキャラクターを魅力的にしており、ダークヒーローとしての素質満点です。迫力のあるアクションや目を背けたくなるようなグロ描写もあり、娯楽映画としてケチのつけようがないレベルです。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-02-16 02:42:38) 85.《ネタバレ》 何度も観てしまうオールタイムベストな一本。 2のほうがスケールも大きくアクションも痛快なんですが好みとしてはこっち。 サラコナーが平凡な毎日から徐々に修羅場に足を突っ込んでいく過程がテンポよくかつ、丁寧に描写されている。 あと低予算を逆手にとってスカイネットや未来の世界を見せすぎないところがポイント。 台詞で語らせることによって想像力がかきたれられる。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-02-13 21:58:38) 84.先が分かっていても目いっぱい引き込まれます。三番目の標的に迫りくる緊張感はハンパじゃないです。ターミネーターが不死身の如く何度も蘇るシーンにもゾクゾクします。人工知能が現実味を帯びつつある昨今、人類大丈夫でしょうか?久々に見ましたがロマンのある物語は変ってませんでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-02-08 17:17:39) 83.制作での目立った出費は有名アスリートへのギャラと特殊メークとダイナメーション撮影くらいか。あとはアイディア溢れる脚本と技術で一級のSF作品に仕上げたB級映画。後に傑作たる続編が出る意味でも、見て損の無い作品です。主演三人が駆け出しの若手であるためかえってキャラクターが生かせてますね。実物も見ぬまま偶像を愛したカイル。訳け解らぬまま恐怖から逃げるサラ。何より、当時のシュワさんの大根レベルの演技が【目的遂行だけのロボット】にぴったりでした。 【役者の魂】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-03-05 06:03:18) 82.《ネタバレ》 キャメロンのB級魂が炸裂した“魂”の結晶。 「2」も最高だが、初代もやっぱ素晴らしい。 フィルム・ノワール、B級映画、アクション、SF、それにタイムトラベルの要素・・・突然現れる謎の殺し屋、それを阻む謎の男。 ヒロインのサラは「未来」を賭けた戦いに巻き込まれてしまう。それはけして逃れられない運命を変えるために。 女は未来のため、カイルと名乗る男は「過去」を守るため命を賭して。 カイルの説明を受けても、サラはいきなりそんな事を言われてすんなり納得できるワケがない。それに、カイルの説明を受け入れる余裕も無く「ターミネーター」という恐怖は絶えずやって来る。 かつてスティーヴン・スピルバーグが描いた「激突!」や「ジョーズ」に通じる恐怖との戦いがこの作品にはある。 もうね、アレですよ。 殺し屋が標的に引き金を引こうとする瞬間、謎の男がいきなりジャケットからショットガンを抜き放ちブッ放す! 右腕の風穴から聞こえる何かが軋む音・・・それだけで超ワクワクするじゃないか? CG未発達の時代に「え?コレ本物?造り物に見えねえ」と今でも凄いと真っ先に思う男がキャメロンだ。 子供の頃はひたすら怖かった殺戮兵器、今見るとキャメロンの血と汗の結晶。 そもそも「追い詰められた人類」って設定がキャメロン自身の境遇だぜ。 懇親の作品「殺人魚フライングキラー」の興行が振るわず絶体絶命(俺は色んな意味でキャメロンの最高傑作だと信じて疑わないが)、そんな中で製作が始まる「ターミネーター」。 「金も無い、時間も無い、どうしようどうすんだよ」ってキャメロンの追い詰められた鬼気迫る感情、 「もう後に引けねえ、どうせダメでもやるだけやってやらあ」というキャメロンの職人魂を激しく感じた。 サラとカイルの絡みは「タイタニック」何かよりもずっとずっと胸に迫る。 「絶対命を繋がなきゃならない、 死んでも私が(俺が)守ってみせる」・・・・そんな魂にガンガン響くものがあるんだよなあ、この映画には。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-20 21:53:41) 81.公開当時、この映画を観た後、興奮の余韻が残ったことを覚えている。サラの本気度が良い。ラストもすばらしい。 【cogito】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-08-03 22:45:30) 80.《ネタバレ》 この作品を初めて観たのは小学生のころだったけれど、自分を決定的に映画好きにさせてしまった記念碑的名作。おかげで、おっさんになった今でも週に最低二本は映画を観なければ禁断症状が起こる身体になってしまった。現代に殺人ロボット・ターミネーターが送り込まれてくる冒頭のシーンに始まり、同時に送り込まれてきたカイルとの逃走劇、無敵のターミネーターが破天荒に暴れまくる最高に格好良いアクションシーン、そして次第に明らかになってくる追われる女サラ・コナーの正体……。これは今でもSFアクション映画としては、これ以上ないくらいの完成度だよ、やっぱり。そして、最後、彼の子供を宿したサラ・コナーが暗雲立ち込める未来へと立ち向かうように車を走らせて去っていく場面は、数ある映画のラストシーンのなかでも一番格好良いっす!!ジェームス・キャメロン、やぱ最高だぜ!! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-11-21 18:52:06) 79.《ネタバレ》 CGの無い時代、低予算だけどアイディアで上手に創られたすばらしい映画だと思います。 最後のターミネーターがショボイ、などとよく言われちゃいますが、私は逆に無機質で冷たい感じがしてコレはコレでいいなぁ、と思ってます(@_@) それから私の好きなシーン?は、劇中カイルが持っているサラのポラロイド写真が、最後の最後でサラの立ち寄ったガソリンスタンドで撮られるシーン。「ぁー、カイルの持ってたのって、ここで撮った写真か~」とか気が付かせてくれるような、さりげない伏線とかが好きなのでした(ノ・ω・)ノ゙ 【みけら】さん [地上波(吹替)] 9点(2011-07-05 19:04:53) 78.よい! 【HRM36】さん [地上波(吹替)] 9点(2011-06-13 13:52:27) 77.《ネタバレ》 ふと思ったのだが、追いかけられ続ける恐怖という意味では「激突」と同じですね。あちらは最後まで正体が分らない恐怖、こちらは反撃が効かない恐怖ですが、背景や登場人物の説明は最小限、あとは追いかけられ続けるのに絞ったプロット。良く似ているとともに、どちらも名作。 【EOS】さん [DVD(吹替)] 9点(2010-11-19 23:57:42) 76.《ネタバレ》 めっちゃコマ送り!でもSAIKOU! 【トムワサビーニ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-10-05 00:19:24)
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