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【クチコミ・感想(9点検索)】
2.《ネタバレ》 面白かったので、映画を観てから、原作も読んだ。原作との大きな違いは「相棒」高田こと、松田龍平が準主役級の扱いになったこと。高田の恍けた味わいと2人の掛け合いが楽しかった分、主人公「俺」の大泉洋の魅力もかなりアップしたと思う。映画は、原作以上に登場人物たちのキャラが立っていて、キャラクター映画としても楽しめる。 主人公のキャラも若干かぶるけど、ところどころにルパン三世を彷彿とさせるシーンがあったりして、それも結構面白かった。 実は、それほど期待して観始めたわけではなかったので、カルメン・マキの登場、彼女の一言と『時計をとめて』には個人的にいきなり「やられた」って感じだった。そういった映画を印象付ける小道具が効いていて、いくつかの小技(ディテール)がツボを突いた。主人公の行動はわりとコミカルなのだけど、それでも自らの信条(マキシム)に従っているかの如き言い訳がましいモノローグが微笑ましく、ハードボイルドというよりはソフトボイルドって感じで、それはそれでひとつの文体として結構ハマっていたと思う。
但し、主に原作との比較で不満な点もあった。ひとつはバイオレンス描写。高嶋政伸のキャラ故のことだと思うが、あそこまでの(原作にもない)バイオレンス描写を映像化する意味があったのだろうか?正直、やりすぎの感あり。 もうひとつは冒頭シーン。原作は、ハードボイルド小説の常套として、依頼人からの電話で始まる。映画もそれに倣ってほしかった。それはやっぱりお約束でしょう。
最後に、主人公が真相に気付くシーン。これは原作にない感動的なシークエンスだと思う。正直言って、真相そのものは「それしかないだろう」というほどに単純なプロットなのだけど、事件に至る彼の人の動機、探偵が事件に拘る動機、登場人物たちが事件に関わるそれぞれの動機に関しては、すごく説得的で、胸にじーんとくるものがあった。それは「愛」である。たとえその行いが間違っていたとしても。。 【onomichi】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-10-06 00:19:23)(良:2票)
1.大泉洋と松田龍平のコンビは刺身と刺身のツマの様で絶妙。脇を固める面々も高嶋政伸をはじめいい味を出しています。ギラギラしていて雪を融かすかのようなエネルギッシュな街を舞台に彼らが織りなす物語は見応え十二分で惹き込まれました。けたたましい男性及び大泉洋は苦手なのに魅力を感じるなど・・・我ながら不思議であります。黒電話とマスターの昭和テイストも素敵でした。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-10-01 23:47:05)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
74人 |
平均点数 |
5.72点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 8 | 10.81% |
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4 | 12 | 16.22% |
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5 | 14 | 18.92% |
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6 | 13 | 17.57% |
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7 | 15 | 20.27% |
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8 | 10 | 13.51% |
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9 | 2 | 2.70% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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