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ダウン・バイ・ロー

Down by Law
1986年【米・西独】 上映時間:107分
ドラマコメディモノクロ映画ロードムービー
[ダウンバイロー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2013-01-22)【S&S】さん
公開開始日(1986-11-22)


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監督ジム・ジャームッシュ
助監督クレール・ドニ
キャストトム・ウェイツ(男優)ザック
ジョン・ルーリー(男優)ジャック
ロベルト・ベニーニ(男優)ロベルト
ニコレッタ・ブラスキ(女優)ニコレッタ
エレン・バーキン(女優)ローレット
脚本ジム・ジャームッシュ
音楽ジョン・ルーリー
リサ・クルーガー(ミュージック・コーディネーター)
挿入曲トム・ウェイツ"Jockey Full of Bourbon"他
撮影ロビー・ミューラー
製作ジム・スターク(共同製作)
製作総指揮ケイリー・ブロコウ
配給フランス映画社
その他リサ・クルーガー(スクリプター)
あらすじ
脱獄モノであり、ロード・ムービーでもあるモノクロ作品。主演3人が歌って踊るシーン。ジャングルを彷徨い歩くシーン。そして有名なラストシーン、と見所満載。ジム・ジャームッシュ監督の最高傑作の一つ!

にじばぶ】さん(2008-02-23)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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7.《ネタバレ》 ジム・ジャームッシュによる愉快な刑務所&ロードムービー。
ジャームッシュの最高傑作はコレだろうねえ。
歌を歌うように淀みのない会話で人と人とが繋がっていく楽しさ。
デコボコだった3人の男たちが、会話や音楽によって「親しい兄弟のような間柄」になっていく映画だ。
こういうセリフが多い映画は、速さが足りない字幕なんぞで愉しみきれない。
戸田奈津子のカスみたいな字幕で楽しめるワケねえだろうがあっ!!
原語だけで愉しむのが一番だ。
まあ、そんな事はどうだっていいんだ。
この映画は、軽快な音楽と共に郊外の自然や市街地を移動撮影で映していく場面から始まる。
男と女が熱く愛を語っていた筈のベッドは冷たくなり、女に愛想を尽かされた男達は家を出て行く。
「あんたの音は聞き飽きたの」とばかりに散乱するレコードの破片、破片、破片。
外の町だってゴミだらけ。
銃を背中に向け「撃つわよ」と弾を込める音をわざわざ聞かせる女、それを「君になら撃たれても良い」とばかりに黙って立ち尽くす男。
男は背中で語る。こういうシーンが大好きです。
白いベッドに横たわる黒い女の裸体がエロい。布団を優しくかける紳士すら捨てられていく。
ジャックとザックは女に捨てられるわ罠に嵌められるわ仕舞いにゃブタ箱。
独房の壁のザラザラした音が耳障り。あの感触を想像するだけで胸が痛くなる。
だが、そのブタ箱で思わぬ出会いをする3人目の男ロベルト。
この男が衝突する2人の間を取り持ち、潤滑油のように友情を深めてしまう。
喧嘩するほど仲が良い。
ジャックとザックの殴り合うような掛け合いだけでも面白いが、そこにロベルトが加わる事でアンサンブルはより楽しくなる。
3人の合唱は独房全体に響き渡り、警官の警棒がフィナーレを締めくくる。最高に楽しい場面だった。
独房の中心でアイ(スクリーム)を叫ぶ(スクリーム)。
ロベルトは壁に“窓”を書いて「ここから出ちまおうぜ」と言ってのける。
本当に出ちまうんだから面白い。
逃亡という名の森林散策。
船で沼地を進む3人ををロングショットで捉えたシーンの幻想的なこと。
ウサギの丸焼きは美味そうだ。
飯喰って仲直り。
道の一軒屋で3人を持て成してくれた奥さんがキレイな人でねえ。
ロベルトもまた恋に出会う。
やがて別れていく3人だが、分かれ道でのやり取りの何と粋な事。
「おまえが左なら俺は右よお」 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-11-07 16:47:30)(良:1票)

6.《ネタバレ》 ジャームッシュ、この人の映画はこの人しか撮れない。そのオリジナリティあふれる手腕が鮮やかな傑作。映像はシャープな触感のモノクロ、でも人物も話も逆ベクトルにゆるゆるでシュール。今回の3人、見るからに身持ちの悪そうなDJ崩れのアーチストT.ウェイツに相変わらず茫洋としれっとしているJ・ルーリー、そしておかしな禿げ方をしている人畜無害なイタリア人のロベルト。この3人の絡みが化学作用を起こして何ともいえない味わいを醸し出す。一番呑気そうなロベルトが殺人犯と分かったときのおかしみ。食堂に入ったきり出てこないロベルト、覗いてみたら女主人と懇意になってる、この人を食ったような、そんなのありか的な脱力感。なにしろ“出来事”を深く掘り下げないのはジャームッシュの際立った個性なので、脱獄といった重要場面も物凄くカットしちゃうのだ。ああ脱力。でも心地よい。それに、ゆるい中にもセンスはおしゃれ。音楽はもとより冒頭の荒れるバーキンに向かって「靴だけは投げるな」というトムの台詞とか、ラストシーンでリス撃ちとごみ集めの体を避けるべくジャケットを交換する場面とか、私はいちいち呻ってしまいます。 tottokoさん [映画館(字幕)] 9点(2013-01-18 00:54:24)

5.刑務所を脱獄する三人の男のロードムービー。普通の映画なら脱獄までのプロセスをハラハラさせながら描くと思うんですけど、ジャームッシュは普通じゃないから。あっさり脱獄。追われるスリルもパス。ジャームッシュは普通の映画でカットされる部分を描き、普通の映画が描くドラマをカットする。
三人のどうでもいい会話。会話が途切れたときの間。刑務所とか脱獄とかっていう状況設定にする必要がないような脱力感。それが超クールに仕上がってるから不思議…。
「終わらずにこのままずっと続いて欲しい」と思わせる映画がいい映画なのだとしたら『ダウン・バイ・ロー』はまさにそれ。
ロベルト・ベニーニ…いるだけで面白い。髪の毛なんて風が吹いたらとんでっちゃいそうだし。カタコトの英語でしゃべりまくる。でも喋ってないときが一番面白かったりします。沈んでいくボートを木にへばりついて眺めてる姿が好き。
きむねぇさん [DVD(字幕)] 9点(2008-06-27 00:02:28)

4.何ともいえないけど、傑作なのはわかる。 Balrogさん [DVD(字幕)] 9点(2008-06-11 00:48:19)

3.ジャームッシュ作品としては、『ナイト・オン・ザ・プラネット』以降、どうも自分のツボにはまる作品に出会えてなかった。
その不満を見事に解消してくれたのが、この作品。
評判がいい作品なので、期待はしていた。
でも、こんなにいい作品だったとは・・・
特に、最後のシーンは大好きだ。
ああいうシーンは、なんかジーンとくる。
最後のシーンだけでなく、全体的にも素晴らしい作品だ。
基本的には「ロード・ムービー」路線なのだが、退屈感がまったく無く、最後まで気持ちよく観れた。
久しぶりに2時間という時間を感じさせない映画だった。
これぞまさに、ジム・ジャームッシュの魅力だ。
全編、ぼぉーっとした感じのまま引っ張られていく感が最高に心地良い。
モノクロ画像の効果なのか?!
ジム・ジャームッシュ作品の中では、『ナイト・オン・ザ・プラネット』に次いで好きな作品となった。 にじばぶさん [DVD(字幕)] 9点(2007-09-01 21:01:24)

2.随分前に初めて観て、今回再鑑賞しましたが、初めて観たときの感動そのままでした。
基本的にロードムービーは好きなのですが、これは本当にオススメの一本。
観てみて損のない作品です。 camelさん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-10 23:23:13)

1.トム・ウェイツ! トム・ウェイツ! トム・ウェイツ! ジョン・ルーリーも好きだ。 キャプテン・セントルイスさん 9点(2005-02-15 01:17:40)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 7.27点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
323.39% line
423.39% line
5711.86% line
6813.56% line
71118.64% line
81423.73% line
9711.86% line
10813.56% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review3人
4 音楽評価 9.33点 Review3人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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