みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
6.《ネタバレ》 地獄でなぜ悪いって なぜ悪い? ・・って、そんなこと言ってないですやんかー むしろ、いいよ 毎度のゆらゆら帝国。 卑怯だなんて全然思わないよ あれでめちゃめちゃ掴みはオッケーなんだから。 その他、いいよ 國村隼が全開でしたが。 卑怯だなんて全然思わないよ 顔が面白いんだからさ あと派手なコスプレこそ相当面白いんだから。 その他、いいよ センス。 いや、人によっては悪いというかも知れんが、それはそれ。 とにかく娯楽感で溢れてますよね 至るところでパワー全開 とにかくアッパレだった。恐るべし、園子温。恐るべし、渡辺哲。(≧∇≦)アハハ! ところで園、いや、ところでその ・・・ この日、上映始まる前に例の NO MORE 映画泥棒のCM やってたんですが、、、 まさか、この映画のラストにフィルム泥棒いたぞ 町内走り回って逃げてましたが あれっていいのか 通報すべきか するまいか? ・・・ ^ ^; 【3737】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-10-04 21:16:55)(良:1票) (笑:1票) 5.《ネタバレ》 園子温監督は自伝の中で、如何に現在の日本映画界で「泣ける」「感動できる」映画が持て囃されていて、観客に「泣かせること」を至上命令とするような映画が溢れていることに憤りを顕にしていました。そして黒澤明や深作欣二など日本を代表する名匠の映画には、唯々泣ける映画は殆ど無く、自分はそういう映画を作りたいと熱い思いを吐露していました。 そして完成した映画が『地獄でなぜ悪い』です。いや、園監督は実質的デビュー作『自転車吐息』から基本的に常に同じ路線で突っ走っていると思います。「どうしたら観客にショックを与えられるか?」「自分が作りたい映画とはどういうものなのか?」、という問を追求されてきた監督です。しかも下手をすると単なる自慰行為とも呼べる映画になる所を、園監督は観客を満足させるサービスも忘れずふんだんに盛り込んで映画を作り上げる。これは別の芸術家の言葉ですが、芸術作品は畢竟「混沌(コンフュージョン)」と「秩序(オーダー)」のバランスが大事なのだ。園監督はそのバランスの取り方が実に上手いと思います。 本作も正にそういう作りで、クライマックスではヤクザ同士の殺し合いが只管に続き、血が其処此処にビュービュー飛び出て、首がポンポンすっ飛び、銃声がガンガン鳴り響き、怒号が飛び交う。これは観客に向けたサービスと取るべきでしょう。オープニングから『仁義なき戦い』のテーマが流れる通り、この映画は深作欣二監督のタッチに非常に近いと思います。迫力のある残虐描写と気の抜けたギャグが連続する。正に深作欣二の世界。観客は地獄の乱痴気騒ぎに身を委ねるのみです。そこに園監督の映画への熱い思い、一生に一本の映画を取れるなら命なんて要らない!いい暮らしをして平凡な映画を作り続ける位なら死んだ方がマシ。そんな話が展開していく。 ある種の観客や映画の作り手にとってはこれ程のサービスは無いでしょう。そのサービスを全く有難がらない方がいらっしゃるのも当然です。私には最高のサービスでした。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-10-11 22:04:14)(良:1票) 4.《ネタバレ》 2日続けて観に行くほどこの映画にはまってしまいました。「愛のむきだし」におけるアクロバティック盗撮のくだらないコメディパートが好きだった自分としては、久々の笑い全開なノリが最高でした。監督自信初の娯楽作と言うだけあって、とにかく観客を純粋に楽しませることに徹底しているからこれは楽しんだもん勝ち。全く飽きさせないテンポの良さは素晴らしい。ストーリー的にはありえない展開の連続だが、それを納得させてしまう強引な演出力と説得力のある画はさすがである。出会うはずのなかったヤクザと映画バカ集団、これが如何にして奇跡の合体を果たすのか?ワクワクしながら見ていたら・・・星野源がゲロを吐いて偶然にも祀ってあった木箱から願い事を書いた札が云々・・・って、書いてて馬鹿らしくなってきた。何この安い香港映画みたいな展開。バカバカしくって最高よ(笑) また、キャラクターも皆魅力的だった。嫌いなキャラが1人も見当たらない。特に最高だったのが、監督の分身とも言える映画バカを演じた長谷川博己である。これまでのイメージを一新する型破りな役を見事に演じきっている。念願かなってついに映画を撮れる、しかも最高のシチュエーションで!という時に発せられる「フォォーーー!!」という雄叫びは忘れられない。ラスト、気が狂ったように髪を振り乱し、疾走する姿は不気味さを超えて妙に清々しさを感じた。というか、アンガールズ田中にしか見えなかった(笑) 最後に、掟破りとも言えるラストシーンについて。あれはカットの声がかかっても尚も走り続ける田中・・・もとい長谷川博己を走り終える最後までスクリーンに映したかったからなんじゃないかなぁと。監督がどうせフィクションなんだしカットの後を見せたってなぜ悪いと言ってるような気がしてならない。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-10-03 16:47:04)(良:1票) 3.《ネタバレ》 久しぶりだ、先の展開が読めるんだけどもワクワクする体験は。なんでやねんと突っ込みたくなることばかりだったが、それを振り切って圧倒的に面白いと言わしめるエネルギーがある映画、明日を生きる勇気をもらえる映画。 人がバカスカ殺されてるのに、みんなでゲラゲラ笑いあえるのが映画館の良さ。このよさを「don't think, feeeeel!」 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-09-29 00:47:10)(良:1票) 2.《ネタバレ》 <超ネタバレ注意>映画のラスト。平田は道を走り続け、そして画面の左に見切れます。 そして「カット」とという声が響きます。 その後もカメラは、しばらくそのまま道を映し続けました。 これは「カット」があっても、まだ物語が続くことを示しているように思えます。 また、映画というフィクションを超えて、「それ以上撮り続けてなぜ悪い?」と監督に問いかけられているようでした。 この物語ではほぼ全ての登場人物が死に至ります。 それだけだとものすごく悲惨な物語に思えますが、実際に映画を観たときの後味は爽快感に溢れています?(疑問形) なぜかといえば、全員が「映画を撮れたのだから(目的を達成できたから)死んでもいい!」という目的に溢れているからだと思います。 大三は娘の晴れ姿を撮れたのだから! 池上は大ファンであるミツコと共演できたのだから! ミツコはしっかり「女優」としての姿をスクリーンに残せたのだから! 公次は愛しきミツコに寄り添い、彼女のために戦うことができたのだから! そして平田らファッ〇ボンバーズは、「伝説に残る一本」を撮ることができたのだから! このことが達成されたのは、登場人物がみんなどこかで、互いに影響を与えていたからのことでした。 ここまでできたら悔いはない!死んでもいいぞ!というパワーを感じるのです。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-12-18 23:17:05) 1.《ネタバレ》 キャストの演技が振り切っていて良いですね。國村隼、二階堂ふみ、堤真一の表情が良いですね。そして、ふみちゃんのテーマソングが頭から離れない。胸の露出も高く、本作では非常に魅力的でした。髪型からして初め蒼井そらかと思うほど、似てましたね。ガラスの口づけシーンは強烈です。序盤は、作品のチョイスをミスったかなと思うほど、場面の切り替えが早かったですね。中盤以降から話に入り込め、終盤のはっちゃけぶりは最高でした。血は構わないけど、汚いのは苦手でゲロのシーンは苦手。量もありえないですし・・・。個人的には超お勧めですが、人を選ぶ作品。 【マーク・ハント】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-11-17 02:58:57)
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