みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
4.《ネタバレ》 史実については全く知りませんでした。日本統治時代の台湾が舞台とはいえ、全編にわたってほぼ日本語で作られているというのは驚きましたね。当時の街並みや風景、出てくる人々の所作振る舞いなど、本当の日本人以上に日本精神を持った人が多かったという当時の台湾らしさが出ていてとても良かった。台湾で野球経験者をオーディションして選び、そこから演技指導をして喋った事のない日本語のセリフも覚えなければならないというのは物凄く労力のいることだったと思う。たどたどしくも頑張って覚えたと思われる面々は、ひたむきさがあり野球命の田舎の野球少年の顔をしていて、見ていて微笑ましい気持ちになりました。日本人、漢人、台湾原住民という混成チームを率いた近藤兵太郎監督役の永瀬正敏は、民族に関係なく分け隔てなく接して威厳のある古風な日本人然としていて抜群の配役だったと思います。台湾に功績のある八田與一の史実もからめ、『黄金の稲穂』という締めはとても清々しかったな。素晴らしい作品をありがとう台湾。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-01-30 01:34:22)(良:1票) 3.甲子園大会を主軸に、戦前の日本統治時代の台湾を情緒豊かに描いた映画。八田与一氏の功績も大きくクローズアップしてあります。在日メディアや韓国が伝える戦前の日本とはまるでパラレルワールドの世界ですが、こちらが実際なんでしょう。久々に本来の戦前の情景を堪能できて良かったです。またこういう映画を作ってくれた台湾映画界の人達にも感謝。 あちらの人達は皆演技力ありますね。エース役の人のフォームが凄くサマになってるなと思ったら台湾代表で国際試合に出場した経験もあるとか。 普通にスポーツドラマとしても面白かったですが、やや演出が甘かったのが残念。急に強くなった理由とか、控えの投手がいるのに怪我をした状態で何故投げ続けなければいけないのか・・という所にもう少し説明が欲しかった気がします。 ラスト、ライバル投手が嘉農の練習場に立ち寄りマウンドにボールを置いて南方の戦場に去っていくのは、様々な要素を凝縮した見事なシーンで感心しました。エンドクレジットで語られる各選手のその後、台湾選手はその後も台湾の発展の為に尽力されているようですが、日本人選手は殆どが戦没されているんですね・・。そういう点も隠さずに表現されている事にも好感持てます。 朝日新聞が協賛に加わっており「台湾人が差別されていたという描写を入れないといけない」とゴリ押しがあったと推察されますが、酷い差別発言を繰り返すのは新聞記者・・というのが皮肉が利いてて良です。戦前の朝日新聞は軍部が問題視するほど無責任に好戦ムードを煽りまくっていたというし、実際にこんな感じだったんでしょうね。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-10-08 01:46:25) 2.《ネタバレ》 3時間という長丁場。緻密な構成というわけでもなく、だれる部分もないではないけれど、素敵な時間が過ごせる作品でした。 夢を持つこと、夢に向かって努力すること、そしてそれは人種に関係ないこと。 球児たちを演じた俳優たちが、みんな素晴らしかった。 星一徹みたいな長瀬正敏も、良かった。 歴史にちょっと嘘をついて、農業用水の完成年をずらしたりしているけれど、それもテーマを際立たせるためなら良いかと。 1931年には満州事変があり、日本は世界戦争へと転げ落ちて行った。 その一方で、こんな事実があったことをこの映画のおかげで知る事が出来ました。 【こんさん99】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-02-21 22:46:32) 1.《ネタバレ》 初めは焦点が定まらず面白くなるのかわかりませんでしたが、地区予選あたりからのめり込み始めました。台湾と日本が1つだった時代の空気と、野球の感動の両方が押し付けがましくなく自然とスッと体に入ってくるようでとても心地良かったです。3時間という上映時間も結果的にはこの時間旅行にどっぷりと浸かる事が出来て満足です。大変素晴らしい映画です。 【DAIMETAL】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-02-12 20:38:02)
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