みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
7.《ネタバレ》 前情報は無し、評判が良いので、とりあえずアマゾンで鑑賞。 途中で飽きてきて、リタイアしそうでしたが、後半の主役が追い詰められて行く過程が なかなか迫るものがあり、座りなおして見入ってしまった。 そして終盤の10分、全てを押し流す怒涛の展開に、唸りまくりでした。 こんな凄い女性だとは・・ 私生活がヤバイので嫌いになっていた筈なのに、拍手喝采です。 誰も信じず、仲間をも騙して、冷酷に計画を進める鉄の女・・だけじゃなかった。 最後に、洪水のようにあふれ出る彼女の人間性に、鳥肌がたった人多いんじゃないでしょうか? 「何故、仲間にさえも秘密にしていたのか?」の問いに「刑期は、5年よ?」とすかさず答える。 しかも経費は自分持ちで、成功報酬はゼロ。 いやあカッコ良すぎだよ、姉御! エンドロールかと思いきや、刑務所の出口で誰かを見つけたあの表情・・ サイコーの気分。 良い映画見ました。 【グルコサミンS】さん [インターネット(字幕)] 9点(2020-03-29 22:36:40)(良:2票) 6.いや~ 大人の映画でした~ 台詞が多くて早口、かなり集中して観ないといけなかったので、ちょっと疲れましたけど..観ごたえあり! でした~ あくまでもフィクション なのですが、とてもリアルでスリリング..騙し 騙され、蹴落とし 蹴落とされ..ロビイストの仕事っぷりを堪能することができます..作中、主人公エリザベスが発した台詞です.. 「ロビー活動は予見すること 敵の動きを予測し対策を考えること 勝者は敵の一歩先を読んで計画し 敵が切り札を使った後自分の札を出す 敵の不意を突くこと 自分が突かれてはいけない」.. 正にそれを地で行くストーリー展開、とてもレベルの高い作品です..高レベルなヒューマンドラマがお好みの方、観たい方、オススメ!! 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-04-26 23:29:25)(良:1票) 5.《ネタバレ》 “ロビー活動”という政治活動自体に対する認識が、僕自身はもちろん、日本の一般社会においてはまだまだ薄いことは明らかで、その活動を専門的に請け負う“ロイビスト”と称される職業があることもよく知らなかったことは否定できない。 ただだからこそ、そのロイビスト業界と、その中で辣腕をふるう天才ロイビストを主人公にした本作は、とても興味深く、エキサイティングだった。 「勝利」に対して努めて冷徹で、職務に対して極めてソリッドな主人公をジェシカ・チャステインが抜群の存在感で演じている。 冷ややかな美貌を携え、最小限の感情表現しか見せないその佇まいは、この主人公のキャラクター性にまさしく合致しており、見事に役柄に憑依していたと思える。 完全無欠の主人公像ではあったが、彼女が時折垣間見せる僅かな感情や、確実に存在する人間的な脆さや一寸の隙が、とても丁寧に描写されており、ジェシカ・チャステインはその感情の機微も含めて素晴らしい塩梅で演じきっていた。 銃規制法案を巡るキャンペーン活動をストーリーの軸として、現在のアメリカ社会における様々な立場の人間たちの思惑が入り交じるストーリーテリングも、深刻な社会的課題と、個々の人間の本質を浮き彫りにしていく巧い脚本だった。 個人的な見解として銃規制そのものは「正義」だと思うけれど、劇中でも描き出されるように、銃によって“結果的”に守られた安心や命があることも事実として存在している。 アメリカという良くも悪くも多様性が極まる社会環境においては、一つ一つの環境や個人の人生観によって、物事の価値観が180度食い違うことも必然だろう。 そんな難しい社会環境において、では何を「正義」とし、何を「悪」と断ずるべきかということを、本作の主人公は最後の最後、変わらない冷徹な眼差しで真っ直ぐに伝える。 勝利という唯一無二の目的を達成するために、敵も味方も含めて周囲の人間総てに対して「真意」を隠し通す主人公は、多くの疑念や困惑、そして憎しみを生み出していく。 でも、そんな彼女もシーンの端々で、一瞬の人間臭さを見せる。終始冷徹で自信と確信に満ちた目線で周囲の人間と社会そのものを睨みつける主人公だけれど、その一瞬に垣間見せる目線は一転して酷く弱々しく、また優しく見える。 そんな彼女の根幹的な部分に見え隠れする人間らしさこそが、最終的には彼女自身を救った要因だったようにも思えた。 ラスト10分、積み重ねたキャリアを放棄してしまうことよりも、必要な“休暇”のために、自らの“偽証”を本当の奥の手として秘め続けたロイビストの矜持に震える。 そしてストーリー上では何も明示されていないけれど、彼女自身にもこの仕事に人生を捧げる理由や過去が存在していたようにも感じられ、その敢えて描き切らないストーリーテリングの在り方も素晴らしいと思った。 おそらくは1年余の“休暇”を終え、外に出た主人公が目にした相手は誰だったのか。 本作に登場したすべての人物に加えて、描き出されていない人物すらも、その対象として想像できる。 ジェシカ・チャステインの読み取りきれない眼差しによる何とも巧いラストカットにまた震える。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-01-07 01:18:40) 4.《ネタバレ》 面白かったー、ジェシカ・チャステインがかっこよかった。 かなり前ですが、デヴィッド・スーシェのドラマ版「オリエント急行殺人事件」が初見だと思う、だからてっきりイギリス人女優だとずっと思ってたんですが、アメリカ人なんですね。 リズの頭の中ってどうなってるの?まさに神業。ロビイストとはナニ?最初からロビー、ロビーと出て来るんですが、よくわからなくて一時停止して検索した私でした。 腹心の部下っていう感じのジェーンがついていかないことが意外だったけど、まさかそうくるとはね。どのようなラストが用意されてるのか見当もつかなくて最後の最後まで満足できました。 リズの内面や背景がかなり排除されてましたけど、エスコート君のまえでは急に泣いちゃったりして繊細さがチラリと見えるものの、なぜ彼女はこうなのかというものがほとんどなくて、もう少しその部分があったらよかったな。彼女は自分のキャリアではなく腐った政治家相手に戦っているんだなというのはわかりました。 ガラス張り、ガラスで仕切られた部屋っていうのがよく出てきて、それが効果的にも感じます。 そして忘れちゃいけないエスコート君。彼もプロなんですねぇ、あそこでそのまま言ったら全ての顧客を無くす結果になったと思うのよね、それだけが理由とは思いたくないですけど。 ラストの出所したところで彼が待ってるというのをちょこっと期待したんですけどやっぱりそれは無理でした、そんな甘ったるいラストにするわけないか。でも偶然鉢合わせてリズが慌ててる様子、ずっとこわばった顔してるリズですがエスコート君の証言にふっと安らいだ表情を見せるとこも良かったな。弁護士のダニエルもリズの真意がわかった時、彼女への考えが変わるのね。 出所のシーンの見せ方は上手いですね、すごい荷物で彼女はまだ終わってないと感じるのよ。 そしてリズの視線の先には何があるのか誰がいるのか気になってしょうがないの、候補は5人いるんですけどね。後を引くラストでこの続きが観たいという衝動にかられます。 久しぶりにグイグイ引き込まれ、のめり込める映画でした。秀作、傑作だと思います。132分だったの?全く気にならなかったです 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-09-25 20:34:13) 3.《ネタバレ》 静かな良作ですね。 主演の静かな演技がいい。 序盤はみんな早口だし、情報量が多くて字幕と翻訳が付いていけてない感じで理解が難しいけど、法廷でのやり取りは、「アンタッチャブル」とか韓国映画の「華麗なるリベンジ」とかを思わせます。 最後のセリフがかっこいい。 【MARTEL1906】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-06-02 01:14:28) 2.《ネタバレ》 鉄の女として描かれるロビイストは、ファッションも身のこなしも最高にカッコいい。 女としての幸せを完全に割り切ってるところも潔い。 でも、一度だけ自信をなくすオフィスでのシーン。 それまでの冷静さと緻密さを失わせかねない弱さを見せて、ラストであの切り札。 映画として最高に面白かった。 ジェシカ・チャスティンは、ちょっと苦手なタイプだったけど、この映画は完璧はまり役。 エスコートサービスの男性とのロマンスも見てみたかったかも。 口を割らなかったアイツも最高にカッコいい。 【roadster316】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-11-03 22:16:44) 1.今年観た映画のなかで、おそらくいちばん心を動かされた作品です。冒頭のジェシカ・チャステインのアップからひきこまれて一瞬も退屈な時がなく、最後のシーンまで一気に観ました。部下役のアリソン・ピルはニュースルームのときから好きだったけど、この作品のなかでも切れ味のある演技を披露しています。滔々とまくし立てていく脚本が本当に素晴らしく、それを受けてたっているジェシカ・チャステインに脱帽です。はりめぐらされた伏線も見事に回収されています。二回観ないとわからないかも。本国では銃の権利はデリケートな問題であるので評価は賛否両論とのことですが、日本人である私たちにはまっとうな映画だと思えます。他の国々の人もたぶんそうだろうと思う。時を経て高く評価される映画だと思います。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-11-02 07:34:39)
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