みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
116.自分の場合、宮崎作品に対しては、カリオストロの城やコナンに代表されるような「理屈抜きの面白さ」「破天荒なアクション」を求めてしまいます。その点からすると、本作はあまり該当しません。では面白くないかというとそういう訳でもありません。現代っ子の成長物語としてはよく出来ていると思います。また、最近の宮崎駿作品に決まって出てくる子供狙いのカワイイキャラがいない点は好印象です。あえて言うならカオナシかな(笑)。ただ、どうしても判らないのは、この作品が記録的大ヒットとなった点です。現代人が求めている「何か」が本当にそこにあったのでしょうか?ちょっと怖い気もします。(2014年12月追記)何言っているんでしょうね自分(汗)こんなに素晴らしい子の成長物語もないでしょうに。コナンやルパンのようにずば抜けた身体能力もなく、パズーのような強靭な精神力も持たない“普通の少女”が、困難を乗り越えていく部分に価値があるのに。繰り返しますが、何の取り柄もなさそうな(でもちゃんとある)、何処にでもいる女の子が主人公だから良いのです。千尋の武器はさしずめ“素直さ”ですかね。3人の娘の父となった今、全く観方が変わった作品です。点数も大幅アップしておきます。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-05-02 18:26:59)(良:2票) 115.《ネタバレ》 自分の後ろの方に歩いていたと思っていた千尋が、いつの間にか自分の前の方で颯爽と歩いていました。千尋の成長っぷりが見事です。唯一無二で強烈な個性、理屈がぶっ飛んだストーリーがとにかく好きです。何度見てるか分かりませんが、見る度に世界に浸ってしまいます。そしてエンディング曲でいつも泣けてしまいます。何で泣いてるのか自分でも分からないんです。寂しい?悲しい?安堵感?不思議な映画です。 【VNTS】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-07-23 20:23:13)(良:1票) 114.《ネタバレ》 全く先の読めないストーリーに、一癖も二癖もあるキャラクターたち。次から次に繰り広げられる意外性のある展開がいちいち面白くて仕方ない。特に両親が唐突に豚と化す展開とカオナシが本性を現す場面は凄い。こんな作品世界で宮崎駿意外に誰が撮れるだろう。これだけの才能があるからこそ『となりのトトロ』なんて化け物みたいな作品が出来上がるわけだ。疑いようのない傑作だと思う。 【Mum,theSanChrys】さん [地上波(邦画)] 9点(2009-06-13 12:28:47)(良:1票) 113.あいも変わらず宮崎流タッチ。 どこかで見たようなキャラと風景たち。しかしだからこそ伝わる思い。人々の生きる力とその活気。 自分で歩き始めた幼い少女の切なる思い。 素晴らしいの一言でした。そこには重いメッセージは皆無ですが、ちょっと勇気をだせば必ず出来ることの大切さが伝わってきます。 【sherlock】さん 9点(2004-09-16 13:19:56)(良:1票) 112.うん♪面白いです♪ 【タコ】さん 9点(2004-06-21 19:07:46)(笑:1票) 111.皆さんの評価を見ていると、なんか自分も、宮崎監督と一緒に年取っちゃったのかな、なんて感じちゃいます。、、なんていうと監督に失礼ですよね。、、、、ずっと、理想の女性像はと尋ねられると、ナウシカですっ、と答えてきましたし、、、(実は、南ですっていったこともあったかもしれないけど)、、、なんかいやな出来事や、嫌いな人に会うと、小声で「バルス」とかいってきたし、、、、。でも最近、ナウシカとかラピュタとか、なんか元気がよすぎで、いまいちその世界に入り込みにくいんですよね、、。で、今、宮崎作品で好きなのは、この「千と千尋」と「紅の豚」になっちゃいました。豚さんの方は、今はこんなに腹もでて、かっこ悪くなっちゃったけど、ホンとはもっとかっこよかったんだ、的な願望を満足させてくれるからかなあ、、、。それにエンジンの調子が悪くなったとき、なおすために青い空と海、白い雲のとこを飛んでいくシーンは、音楽もいいし、うっとりですよね。そいでもって、おときさんのサクランボのみのなるときでしたっけ、昔のことおもいだしちゃったりして、、、。あっといけない、「千と千尋」が本題でしたよね。、、、何がいいって、千が銭婆のところへ、電車に乗って出かけるシーンの深い青の圧倒的な美しさなんです。あそこは思わず、じわっーと目がにじんじゃいます。ほんと。、、、、なんていうか、あの電車は、原爆投下直前の広島の市電のようでもあり、昭和30年代の東京の都電のようでもあり、長崎のもののようでもあり、、、、、、とにかく、今は消えてしまった人たちや物たちを強く意識させるんですよね。、、、自然やものにも魂、命が宿っていると考えることで、環境問題を乗り越えようという、この作品の方向性と、その沈んだ深い青が調和しているし、、、。あれっ、主人公のことがどっかいっちゃいましたね。まあ、子供すぎて、タイプじゃないっていうことで、すいません。 【王の七つの森】さん 9点(2004-06-04 12:49:36)(良:1票) 110.映画の初め主人公がかわいくない事に〔容姿的にも性格的にも〕ショックを受けました。 たぶん宮崎アニメファンの男の子は大体主人公に恋心が芽生えたことはあると思います。(おれだけ?)僕は、今までのナウシカ、ラピュタ、もののけに比べてしまって、余計にいやでしたねこの子は 第一印象そんな感じで見ていると、もう笑えるとこさがすしかないと思って、釜ジーとか油屋のバーさんで笑ってました。顔無しが出てくるくらいに成ってから、やっと話の趣旨がわかってきて千尋の成長していく姿にほほえましく思えるようになってきました。全部見終わってから宮崎さんが言いたかったことが部分部分でつながってきて、こりゃいい映画だわと思いました。この映画はあれくらいの年の子がこれから経験していくいろんなイベントが盛り込まれていたんだ!!!!!だらだらした文章に成ってしまったけど、自分が思ったこの映画の評価の流れを書いてみました。いい映画だと思います。 【マサルトワネット】さん 9点(2003-04-22 02:12:12)(良:1票) 109.自分の年齢に合った視点で楽しめる世代を越える映画です。31歳の私は、この映画の力まないメッセージ性に好感を持ちました。実社会の問題の多くはそこに生きる人間一人一人の心のあり方で決まります。でも、心の有り様は自分一人でコントロールできるものではありません。だからだらしない日常に悲しむことはないし、むしろ身の回りに無責任で身勝手だけど、ちょっとだけ互いの存在を意識しあえる仲間がいることがありがたいことなんです。なんてこと、湯屋の八百万の神様をみながら思いました。友達にこの映画を一言でいうと、という質問を投げかけられて自信を持ってこう答えました「いろんな人が突然やってきて好き勝手して帰っていく映画」と。でも、どこか優しくていいですよね、この作品。 【とよ】さん 9点(2003-02-08 13:54:03)(良:1票) 108.R・ゼメキス監督作品「コンタクト」のワンシーン。J・フォスターが乗ったポッドの落下する一瞬に見る夢幻空間。成長過程にあって人間誰しもが経験していくであろう大人への憧れと不安というものを、千尋が体感したのはまさしくこのまばたきするほんの一瞬の夢の出来事だったのだろうか。両親を助ける為に働くことを余儀なくされ、様々な人々と関わり合いながらやがて生きていく為の知恵をつけていく。冒頭、車の後部席に横たわったペスミスティックな表情の彼女と、トンネルの向こうを振り返るラストのその横顔との決定的な違いを、少女の成長と見るのは早計かもしれないが、しかし多様な見方が出来るのはそれだけ懐が深い作品だということだろう。とは言うものの、宮崎ワールドのまさしく豊穣なイマジネーションと極彩色の世界を思う存分堪能することが、この作品の正しい楽しみ方であることは言うまでもない。 【ドラえもん】さん 9点(2001-09-25 00:20:00)(良:1票) 107.宮崎駿監督は、日本のW.ディズニーか!観て、感動した。心がヒューマンになりました。宮崎ワールドとも言うべき氏独特の「もののけ姫」他たくさんのモチーフ・キャラクターが随所に散りばめられていて、飽きが無かった。作品の内容としては、改めて、人が社会の中で懸命に働いて生きていくことの厳しさ、そして困難や壁に負けない勇気の大切さ、その中で結ばれる友情や助け合いの尊さ、また人間が忘れ去っている最も身近な環境の大事さなどを、幼い千尋の心の成長をとおして、深く教えられた秀作である。アニメの世界の中で、ここまでヒューマニティあふれる作品を創造できるのは、今の日本においては、宮崎駿氏を置いては他にいないと感じた。 【KITAROU】さん 9点(2001-08-14 21:34:43)(良:1票) 106.すごくよかったと思います。確かに、予想どおりの終わり方ってかんじですが、10歳の子供のためというだけあって、どきどきはらはらな所もあるし、心がなごむようなと所もあるし、おすすめです。映画が終わってから、エンディングが終わるまで満員の映画館で誰も出て行かないほど、みんな話に見入ってました。最後に日本のアニメに宮崎駿監督がいなくなったら困るなーって思いました。 【ジブリ大好き。】さん 9点(2001-07-25 23:36:34)(良:1票) 105.《ネタバレ》 80年代の作品を除くと、90年代以降で一番面白いパヤオ作品。 とはいえ、話は細切れで断片過ぎてそれぞれがあまり有機的に働いてるとは思えない。 が、この作品の一番の面白い点は、見た人の感想が全然違うってことだ。 例えばナウシカやラピュタやトトロや魔女宅や紅豚やもののけだと、 そうそう人の感想って変わらないんですよ。 好き嫌い面白いつまらないはあるにしても、視点がそうそう変わらない。 だが、この作品はその人の状況に応じて見える景色や印象が変わる。 具体的に言えば、ジェットコースターだ、就職もの、風俗もの、といった具合に 色々な要素を詰め込んだがゆえに感想もだいぶ変わる。 まぁパヤオ話でいつも言ってる、前半と後半(パヤオは映画を作るときに前半しか考えてない) は一応健在で、カオナシがおとなしくなってからぜにーばのところへ行くまでは 完全に銀河鉄道の夜だし、もうやりたい放題である。 自分はこのシーンが非常に好き。 もういろんな意味で無理だろうが、パヤオには銀河鉄道の夜アニメを作ってほしいところ。 玉虫色とはちょっと違うけど、その人の状況で見えるものが変わるってのが非常に面白く、 単に物語としててんでまとまってないのにそれがいいという不思議な作品。 尚、最後親がどれか、ってのは、あれはすぐわかりましたよ。 「なんでか」って説明も要らないんですよ。 たかだか数日なのに千尋は成長したんです。 そして、最後のシーンで好きなのが、親の車に乗ったあたりで髪飾りが光るシーン。 あれで、神隠しに遭ってた出来事は全部事実、リアルであったと示してる。 千尋の妄想ではないと明記して強調してるのが好き。 【にんじん】さん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2022-09-11 23:26:54) 104.不思議の世界でひたすら不思議な事が起こっていくという、アニメならではの表現がぎっちりと詰め込まれた、ファンタジーアニメーションの傑作。 【ao】さん [地上波(邦画)] 9点(2022-01-30 11:05:52) 103.世界観、キャラクターがとても魅力的です。 千尋がおにぎりを泣きながら、頬張るシーンは、当時はなんとも感じなかったですが、大人になってみると泣けました。 千尋が身の毛がよだつシーンがすごくかわいくて笑える。 【へまち】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-01-28 12:39:03) 102.大好きな映画です。 一番大好きなシーンは、 ぜにーばさんの家で、カオナシが、 フォークを持って丁寧にケーキを口に運ぶシーン。 今は亡き菅原文太さんの声もいい。 兄役のおねだりの歌も好き。 【新しい生物】さん [DVD(吹替)] 9点(2017-12-10 01:58:57) 101.《ネタバレ》 ジブリの中では一番好き。ジブリの代名詞とも言える空を飛ぶという自由の象徴に突き進んでいくと思いきや、あわや軽々しくそれを放棄して、恐ろしい程、静かになってゆく。決して盛り下がっているというわけではなく、清められているというか、見終わった後、凛とした気持ちになっている。そういったところがたまらなく好きなのです。 母の腕にしがみつき、夢かうつつか定かではない世界に入り込む千尋。かつての心もとない千尋のようなカヲナシに付きまとわれるようにまでになった千尋が、帰り道、今までの出来事がまるで嘘だったかのように母の腕にしがみついて、歩いている。成長というものは同一の環境下で為されて初めて、形容される言葉なのかと思い知り、そのストイックさに驚きを隠せません。変わったのは千尋ではなく、環境の方であり、元々眠っていた力が引き出されていただけ。でも、必ず、経験、記憶、そういった類のものは然るべきときに然るべく発揮されてゆく。だからこそ、千尋の紫色の髪留めが静かに、しかし力強くキラキラと光っていることに心が震えて仕方ありません。 【うー】さん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2016-05-04 01:25:11) 100.さすがに初めて見た時の神秘的な緊張感や先の読めない意外性から受ける衝撃は薄れてきますが、八百万神と魔法の世界は相変わらずファンタスティックです。作者の思いとはズレているかもしれませんが、想像力や右脳が目いっぱい刺激される直感的な映画でした。 【ProPace】さん [DVD(邦画)] 9点(2016-03-10 23:35:32) 99.《ネタバレ》 車の後部座席で花束を抱えて仰向けになる少女。窓の外にアカンベー。 見知らぬ森の鳥居、大木、ほこら?薄暗い道。 両親の好奇心に振り回される娘。まるで童心に還った子供のように。遺跡を探索するようなピクニック気分。それを笑って“迎える”ように立つ像。謎の建物の黒い、異様に暗い穴に吸い込まれていく人々。 地面をガリガリ削るように走る車の躍動感。そっから竜が飛ぶわ化物が駆け回るわ、相変わらずそのスピードへのこだわりにビックリだ。そういうシーンの数々を見るだけでも、方向性とかテーマとかそんなものどうでも良くなりそう。 演技はそんなに悪くないと思う。これ以降のジブリ作品が特に酷いというだけ。 菅原文太の兄貴の演技、夏木マリの素晴らしい演技を聞くだけでもそんな事はどうでもよくなる。 無人の市街地の不気味な静寂。相変わらず食欲をそそられる食い物の数々。 サンプルのような山盛り料理と、二人が食べるぷりぷりした質感の違い。その違和感が、この映画そのものの違和感を物語る。度々聞こえる列車の音。 食いだしたら止まらない止められない恐怖、謎の少年の警告、かけられる“呪い”、人質を助けるために奪われる名前、個性。溶けて“ゼロ”になりかける肉体と心。 それを取り戻すために少女は“千尋”として様々な事件を乗り越えていく。 劇中の人々は、外見も中身もメチャクチャ変わっていく。取り戻す名前と自分、家族。 劇中の人々は、外見も中身もメチャクチャ変わっていく。あの「カオナシ」すら自分を見つめ直そうとするのだから。 そんな人々の中で、魔女はあまり変わらない。それは正反対の性格を持った“もう一人の自分”が既にいたからなのだろうか。必要悪、絶対悪としての存在。それが揺らいでしまう事への恐れ。夏木マリの演技力に恐れ言った。 そういう存在がいなかった「ハウルの動く城」をめぐる魔女は、おどろくほど様変わりしてしまう。 車を覆う草木だけが経った時間を語る。遠のいていく穴、何とも言えない寂しさ。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-14 21:31:52) 98.最後、千尋が振り返ろうか迷う時・・・時間を忘れることが出来ました。 【cogito】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-07-30 19:21:33) 97.宮崎駿は偉大な人です。 【しんしん】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-09-05 12:42:53)
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