みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
13.《ネタバレ》 サーカス映画の傑作と言うとフェデリコ・フェリーニの「道化師」や「道」、 ボリス・バルネットの「レスラーと道化師」、 マックス・オフュルスの「歴史は女で作られる」、 トッド・ブラウニングの「知られぬ人」「フリークス」、 アルベール・ラモリスの「フィフィ大空をゆく」、 エドワード・バゼルの「マルクス兄弟-珍サーカス-」、 ジョージ・マーシャルの「あきれたサーカス」、 D・W・グャィスの「曲馬団のサリー」、 ジョージ・パルの「ラオ博士の7つの顔」、とあるが、個人的な最高傑作はチャップリンの「サーカス」を挙げたい。 爆走が起こす破壊の連鎖で笑わせてくれるのはキートンやローレル&ハーディだけにあらず。 恐らくチャップリン映画で最も走ったりアクションに挑んだ作品が「サーカス」じゃなかろうか。 警察に追われるのはいつも通りだけど、今回の大目玉はクライマックスの綱渡り! クライマックスまで次々とハプニングを巻き起こす破壊力。撮影裏でもフィルムが現像ミスで4週間分も使えなくなるわ、二人目の妻リタ・グレイとの騒動でヘトヘトになるわ、「どうしてこんな事になってしまったんだ」という、そんな追い詰められたチャップリンの精神が反映されているかのようなシーンである。 これ吹き替え無しだぜ?しかも例の猿軍団は「キートンのカメラマン」にも出演していた連中だ。 キートンの「カメラマン」では強い意思を持って主人公を助け、チャップリンの「サーカス」では無意識に主人公を殺しにかかる。 ライオンの檻に入ってしまう場面はキートンの「恋愛三代記」への回答だろうか。 「君が着ぐるみなら、私は本物のライオンだ」的な。流石に首を折って撮影を続行(キートンの「探偵学入門」)はマネできなかったか。 アレをマネ出来る(する大馬鹿)野郎はジャッキー・チェン(「プロジェクトA」)だけでええわ!異能生存体かおのれらは。 キートンやハロルド・ロイドは体を張って笑いを生み、チャップリンは如何なる苦労も顔に出さずニッコリ笑って見せる。 喜劇王と呼ばれた男達に共通する事は“自分で動かなければ何も始まらない”という事だ。 特典映像で携帯?に話しかける女性は何者なのだろうか。謎だ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-15 17:13:25)(良:1票) 12.《ネタバレ》 他のチャップリン長編映画と比べるとギャグ色が強く、メッセージ性が控えめ。でも私、実はリピート回数が一番多いのがこの作品なんです。お気に入りのシーンはどこ?と聞かれたら「えっとね…えっとね…」と沢山ありすぎて困ってしまうくらい見所が一杯で、チャーリーのどの表情、どの仕草をとっても滅茶苦茶にキュートなんです!!!またラストはそれまでとのギャップを感じるような大人びた表情が印象的。そしてお決まりの1人去っていく後姿にちょっぴり目頭が熱くなるのでした。「笑い」と「感動」の絶妙なバランスはさすがです。 【あっち】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-09 15:03:08)(良:1票) 11.『モダン・タイムス』・『街の灯』に続きチャップリン作3作目の観賞です。この作品は私が先に観賞した2作品と比べるとコメディー性を強く感じ観賞中にたくさん笑わせてもらいました。特にチャップリンが警官に追い回されている最中に警官から逃れるために演じる機械仕掛けの人形のモノマネ最高でした!ラストは少し寂しい感じもしますが、チャップリンの作品を観終わった後のなんとも言えない『暖かみ+笑い』がしっかりと心の中に残りました。チャップリンに完全にはまってしまったかも・・・。 【MINI1000】さん 9点(2004-02-11 16:16:44)(良:1票) 10.《ネタバレ》 人形に扮するパントマイムや綱渡りなど、見どころシーン満載の映画。最初に流れる歌「Swing Little Girl」もいい。ラストシーンの美しさもさることながら、些細なことだが5ドルで奪い取ったピエロの指輪、この喜劇のアイテムが綱渡りのレックスに渡す時点で切ない小道具に変わるところが白眉。それから、「サーカス」と言う作り物の(偽物の)笑いに対する乾いた視点が興味深い。 【アイカワ】さん 9点(2003-11-05 18:36:45)(良:1票) 9.《ネタバレ》 とにかくラストの1シーンがすばらしい。喧騒と悲喜こもごものドラマを生んだサーカスの一団が去り、何事もなかったような荒野に1人残る主人公。しかし次の瞬間には、一団とは別の方向へ、いつもの軽快な調子で歩き始めるんですよね。この寂寥感と虚無感と孤独感と、それでも一縷の希望を残すあたりがたまりません。この1シーンを撮るためだけに、わざわざサーカスという〝うたかた〟の舞台を用意したのではないかと思うほどです。 【眉山】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-05-27 03:07:56) 8.命がけでギャグに挑むチャップリンが見られます。ライオンとの対面、命綱無しで挑んだ綱渡りのシーンが有名。 【akila】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-02-21 15:25:08) 7.《ネタバレ》 体の動きのキレ味のすごいキャラクター、ベストスリー。「マイケル・ジャクソン」、「野原しんのすけ」、そして「チャールズ・チャップリン」。ワタシ、後ろ足で砂を「ジャッ、ジャッ」とやる仕草が一番好きなんですけどね。この先、時を経るほどに、ますます輝きを増してくるのではないでしょうか。 【なたね】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-09-18 22:47:04) 6.《ネタバレ》 この映画は「街の灯」に似た無償の愛が描かれている。チャップリンには切なそうな表情が本当によく似合う。ラストの置いて行かれた時のロングショットが素晴らしく、アングルの使い分けが非常に上手い。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-08 12:31:07) 5.《ネタバレ》 私はこの作品で描かれている愛こそが本当の愛なんじゃないかと思いました。嫉妬している場面もありますが最後にはその気持ちも超えて・・・マーナを思いやる深い愛に変わっていったのだと思います。それにしてもチャップリンの綱渡りは凄い!他人は誰も真似できないなと改めて思い知らされました。団長は鬼畜過ぎます。 【PINGU】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-02-05 18:11:04) 4.《ネタバレ》 彼の長編作品の中でも最も喜劇的要素の強い作品。笑えるシーン満載で彼のパントマイムを十分に堪能できる。彼はよく完全主義者だと言われるがこの作品は特にそれが分かる。綱渡りのシーンでは命綱なし下の網もなしで撮影したと言われている。かかる状況で猿と戯れているのだからもはや神業としか言いようがない。彼の芸あるいは映画に対する執念、情熱を強く感じた。最後まで喜劇一辺倒でいくかと思いきやラストにドラマを用意している所がチャップリンらしい。放浪紳士チャーリーに戻るべく広い荒野を歩いていくその背中は美しいまでの哀愁そして余韻を与えてくれる。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-09 01:35:06) 3.チャップリンって本当にどの映画を観ても笑える。これも勿論、笑えるしチャップリンの喜劇俳優としての素晴らしさがこの映画にも見られます。それにしてもチャップリンの動きの見事なこと。 この作品にしても、チャップリンの映画はどれも本当に面白い。心の奥から思い切り笑える。なんと素晴らしいことかと思います。CGなんてなくたって、知恵とアイデアでいくらでも面白い映画が撮れるんだとチャップリン映画は私にいつも語りかけているように感じます。とにかくこれまた傑作! 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-12 09:27:45) 2.うわぁ~、きれいなラストだなぁ。「独裁者」のときもそうだったけど、途中まで笑わせておいてラストをびしっと締めてくれる。 【ボーリック】さん 9点(2004-01-06 23:41:07) 1.こんなに笑える映画ってないと思うなー(他のチャップリンの映画を抜かしてね)。だって何回も見てるのに懲りずに声出して笑ってしまう…。 【キャリオカ】さん 9点(2003-05-08 17:41:47)
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