みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
11.《ネタバレ》 思ったとおりに何事もすすまないのは素人がたてた計画ゆえ。あっちやこっちにどんどん作戦が裏目にでてみているものも予想できない泥沼にはまっていくのも当たり前でしょう。そして、また見せ方がうまい。白い便器にゆっくり落ちる赤い血。とびちるグラス。スローモーションがところどころつかわれ、白と赤、静物と動物等対比をみごとに目にやきつけてくれる。ただ、単なる「スタイリッシュ」にしないで、娯楽作にしあげてくれたのがこの映画のよいところ。 ジーナのたくましさが人気みたいですが、私はジェニファーの目線、手の動かし方すべて自然なエロさを推します。途中駆け足感があったとこだけ-1点。 【コムギコ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-04-30 22:20:52)(良:1票) 10.《ネタバレ》 文句なしに傑作だと思う。マフィア映画はたくさんあるが、レズビアンのカップルにマフィアが引っ掻き回されるという発想がおもしろい。(構図としては、極端な男社会であるマフィアの世界を、女が崩しにかかったという点でフェミニスト的だという捉え方も可能だが、明言は避ける。)ストーリーの面白さや脚本の良さにもうなったが、五感(視覚、聴覚)に直接働きかける演出が何よりも印象的だった。俯瞰やズームを効果的に駆使したカメラワークにより、映像に三次元的な厚みと閉塞感を与え、この物語自体がある種の閉鎖された世界で繰り広げられていることを象徴、それによって各人物間の緊張が増幅される。そして、クライマックスで白いペンキの上に、真っ赤な血を流して倒れ込むシーザー。白と朱の色彩コントラストによって金を巡る戦いの最後を締めくくり、その熾烈さを見事に物語る。さらに、コーキーとウ゛ァイオレットのからみのシーンでの音響。絞り出されるかのようにもれる吐息や、レザーが擦れる音といった動物的でエロチックな効果音(吐息っていうのは音響と言うよりは厳密には役者の演技の一部か?ま、「効果」的に働いた「音」ってことで・・・)が、両者の間の野性的なまでに激しい愛情を巧みに表現している。こういった五感への働きかけで、骨の髄までどっぷりとこの映画の世界観に浸かり、心の芯の部分でじっくり堪能することができたと思う。映画の醍醐味を再度味わった。 【黒蜥蜴】さん 9点(2003-12-11 13:30:27)(良:1票) 9.《ネタバレ》 「マトリックス」はあまり好きじゃないが、この映画は面白かった。 ウォシャウスキー兄弟(姉妹)がねっとり練り上げたネオ・フィルムノワール。 後の作品の様に撮影技術はそれほど盛り込んでいないが、それでも天から事の成り行きを見守るような視点が幾度も挿入され、酒瓶の栓を抜く瞬間に幾つにも増える虚像、スローモーションによって引き延ばされる死…等映像的なこだわりを覗かせる。 クローゼットの中に響く女と男の声、瞳を閉じた女の顔。そこから過去へと飛び、ことの真相を解き明かしていく。 配管工の力仕事を生業にするボーイッシュなコーキー、女として死と隣り合わせの生活を送るヴァイオレット。 コーキーは「女」であることを嫌がるようにジーンズや男ものの下着を身に着け、肉体に刺繍を刻み、工具と汚れにまみれて男らしく振る舞う。殴る時は拳を握りしめて。 ヴァイオレットはスラッと伸びた脚と胸元を強調する「女」とし生きてきた。殴る時も平手打ち。 そんな二人は理由もなく惹かれていく。エレベーターでふと視線があった瞬間から。 脚を眺めるコーキーの視線は野獣のように、ヴァイオレットの腕は誘うようにコーヒーを差し入れ、水道に何かを落とし、相手の手を握る。 二人が抱える大きな闇、壁から聞こえてくる声、声、声。 星の輝きは女を酒場から追い出し、繰り返される電話は線となって二人を結びつける。 二人の仲を邪魔する様に登場してくる野郎どもと血なまぐさい出来事。 ベッドの上と酒場で交わされる女たちの関係、手の動きと二人の愛はもう誰にも止められない。 野郎どもは壁が薄かろうが厚かろうが何だってしちまう連中ばかり。それが二人の決意を固めることになる。 何かを言いたそうな眼差し、車から摘み出されトイレに押し込められ、隣の便器と水に響き渡る暴行、ペンチが落とすもの。 裏切り、共謀、水場に詰め込まれる戦利品、ベッドの上に置かれる覚悟の証、ピアスがこじ開けるもの、カバンに詰め込まれたものが引き起こす怒りと衝動。 二人は恐怖に怯えながらも相棒を信じ続け、ひたすら見守り続け耐える。いつ暴発してもおかしくないマフィアたちを振り回して。 机の上に突き付けられるカバン、鍵、壁に刻まれる穴と死の連続。 模様替えで隠されるもの、染み出てしまうもの、垂れ落ちてしまうもの、タオルが覆うもの、ペンキの中に入れられるもの、部屋中を荒らし泣き崩れる狂気。 わけもなく飛び出し扉を開き乗り込むのは、拳銃突き付けられようが一発ぶん殴ってしまうのは相棒から寄せられた信頼に応えるために。 どんな状況でも不敵な視線を送り続ける男らしさがたまらない。相棒もそれに応えるために風呂場をかき分け、服を整え、誘い出して走り出す! 最後の最後までペンキと血にまみれる命の奪い合い、開かれる扉。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-10-02 08:07:32) 8.ウォシャウスキー兄弟(今は姉弟か)がお金はなくても溢れるアイディアで撮った傑作。ある意味同性愛がテーマだけど、今となって思えばなんとも興味深い。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-07-18 22:03:26) 7.《ネタバレ》 まず二人の主演女優の絡みがエロい!すんげーエロい。どちらもそんなに有名な女優さんでは無いし、顔も飛びぬけて整っている訳ではないのですが、この二人のラブシーンに非常に惹きつけられました。ウォシャウスキー兄弟にこんなに女性を綺麗に撮る腕があったなんてびっくり。ストーリーも少々残酷シーンを入れたサスペンスドラマといった感じで見ごたえがありました。特に女性二人がマフィアの金を奪い取るという設定は、彼女らが腕力では男性にかなわないこともあり、ドラマがとてもスリリングに展開しています。要所要所でウォシャウスキー兄弟のその後の「マトリックス」に繋がる様なシネマスコープが見られるのもファンにとっては嬉しい。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-10-15 18:22:59) 6.「マトリックス」は駄目だけど、この映画は大好き。 ジーナ・ガーションのアヒル口が好きなのです。 【やぶ】さん 9点(2004-10-10 23:46:06) 5.すごいおもしろくて3、4回は見ました。ジーナガーションとってもかっこよかったです! 【☆ピーチ☆】さん 9点(2003-11-12 01:09:42) 4.ジーナガーション、かっこいいですなあ。話はおもしろかったー。観てて、ドキドキしたし。派手な銃撃戦やアクションはないけど、話に引き込まれました。(ジョン・ウーと正反対な作りですな)女は強いっすね。 【カズレー】さん 9点(2003-11-11 15:37:57) 3.面白かった。派手な銃撃やアクション、CGがなくとも、ストーリーの良さでこれだけの作品ができるのですね。昔はこういった作品が多かったように思えますが。またマトリックス風の雰囲気もでてますね。ハラハラドキドキで最後まで一気に観れます。 【ドラゴンホース】さん 9点(2003-09-16 15:25:01) 2.こけ脅しみたいな何ともワカリやすい演出がテンコもり(特にカメラ)、ストーリーも先が読めないようでいてどこか懐かしいテイストもある、観てて何だかうれしくなってくる作品。とにかく活きのいい映画ですなあ。『レザボア・ドッグス』とはまたひと味違った、密室劇風バイオレンス映画。おもろいよ。 【鱗歌】さん 9点(2003-08-10 22:15:09) 1.とにかく観ていてドキドキ出来る そこがいいね カメラワークも手伝って入り込めるよ ただマトリックスは意味がわかんなかったっす(同じ監督ね) 【2cv】さん 9点(2002-12-14 19:11:17)
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