みんなのシネマレビュー

ああ爆弾

1964年【日】 上映時間:95分
コメディミュージカルモノクロ映画ヤクザ・マフィア小説の映画化
[アアバクダン]
新規登録(2003-10-19)【_】さん
タイトル情報更新(2023-07-18)【イニシャルK】さん


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監督岡本喜八
助監督山本迪夫
中野昭慶
キャスト伊藤雄之助(男優)大名大作
越路吹雪(女優)大名梅子
砂塚秀夫(男優)田ノ上太郎
中谷一郎(男優)矢東弥三郎
沢村いき雄(男優)椎野武三
二瓶正也(男優)社員竜見
桜井浩子(女優)銀行秘書
天本英世(男優)乾分テツ
重山規子(女優)ミナコ
小川安三(男優)銀行守衛
大前亘(男優)映画館の若い衆
草川直也(男優)医者
本間文子(女優)椎野松子
長谷川弘(男優)ギャング
鈴木和夫(男優)ギャング
当銀長太郎(男優)記者
堤康久(男優)庄屋の職人
有島一郎(男優)銀行支店長
中島春雄(男優)パチンコ屋の客
北あけみ(女優)カスミ(矢車の二号)
勝本圭一郎(男優)
加藤茂雄(男優)声をかける男
馬野都留子(女優)小使いのおばさん
原作コーネル・ウールリッチ「万年筆」
脚本岡本喜八
音楽佐藤勝
製作田中友幸
配給東宝
美術阿久根巌
編集黒岩義民
録音下永尚(整音)
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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3.自分がここ数年見た岡本喜八監督の作品といえば「日本のいちばん長い日」や「侍」をはじめ、どちらかといえば直球勝負のシリアスな作品が多かった気がするが、今回見たこの作品はいかにも喜八監督ならではという感じのシュールなミュージカルコメディー映画で何も考えずに楽しめた。冒頭の拘置所でのやりとりから引き込まれ、そこからもう喜八ワールド全開という感じ。主演の伊藤雄之助というと毎回印象に残る演技を見せる名優であるが、この映画では越路吹雪とのかけあいや、お経の太鼓の音に合わせて起き上がったり、汲み取り姿で散髪屋に入ってくるシーンなどとにかく笑える演技が多く、とにかく見ていて楽しい。銀行でのミュージカルシーンも馬鹿馬鹿しくてつい笑ってしまう。(有島一郎と桜井浩子がうたうシーンなんかはとくに印象的。)そんなバカみたいな展開の中にも権力者に対する喜八監督の怒りのようなものも感じ取れ、そういうところも喜八監督のらしいところだと思う。「日本のいちばん長い日」のような直球大シリアスな喜八作品も好きだが、喜八作品といえばやはりこういう一風変わった映画のほうが個人的には好みかもしれない。そうそう、能が取り入れられていて、伊藤雄之助が出てるからかちょっと川島雄三監督の「しとやかな獣」を思い出してしまった。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 9点(2009-03-25 20:00:35)(良:1票)

2.《ネタバレ》 私はこれが喜八で一番好きな作品。どういう組み合わせだったのか安部公房/勅使河原宏の『おとし穴』との二本立てで名画座で見た(次の週には『下町の太陽』と『気違い部落』の二本立て見てる。名画座文化の良かったのは二本立て制度で、ついでに見たもう一本で世界がどんどん広がっていったことだ)。今思っても、喜八監督のリズム感が全開した名作ではないだろうか。ドンツク・ドンツク・ポッポーなんてたまらない。砂塚秀夫や中谷一郎など常連が生き生きしており、ミュージカル合戦にもなっていて、和ものとあちらものが対決する。とりわけ和ものの使い方が秀逸で(邦楽ミュージカルってあんまりないから)、勧進帳の「毒蛇の口を逃れたる」がバキュームカーのホースになぞらえられたりする。三百万三百万と心の声が呟いたり、ドンツク・ドンドン・ツクツクに合わせて体が起きてきたり、楽団員がみな眼帯してたり、私の趣味がカタヨッていったのに、大きく影響した作品だったなあ。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 9点(2013-11-30 09:38:07)

1.何度か観ているが、まだなんと評するのが的確か得られていない。全部バラバラでとりとめないが同じベクトルを向いているので、破綻しないで楽しめるのだろうか。珍妙にして楽しい作品。いいようがない・・・ minさん [DVD(邦画)] 9点(2013-01-04 20:37:06)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.46点
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6323.08% line
7430.77% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

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