みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
4.今夜死刑を執行されようとしている囚人が、実は無罪なのではないか、と、ジジイなのにプレイボーイで敏腕のイーストウッド記者が奔走するオハナシ。たった半日で真相に辿り着けるのか、というサスペンスなんですが、とは言えイーストウッドが当の囚人に面会するのは映画のほぼ半分くらいのところ。そこは敏腕記者なので(というか亡きオネーチャン記者がすでに手がかりを掴んでいるので)残り半分でも簡単に解決!と思いきや、映画の残りのさらに半分で、手がかりを失い、さらにはこれまでの悪行がたたって妻からも三行半、どうしようもなくなってしまう。そう、やっぱりイーストウッド記者は「遅れてきた」のです。浮気に励み、気ままに取材にのめり込み、家族をないがしろにし、映画の前半をムダに費やして、それらの挙句に、この囚人が無実だという感触を持ちながらもはや手遅れ、という次第。「過去」の犯行の様相が異なる映像で繰り返し描かれ、徐々に明らかになっていきながら、「現在」はモヤモヤと膠着状態に。処刑まではもう時間がない・・・そしてここからがサスペンスの見せどころ。イーストウッドの男気の魅せどころ。「魔のカーブ」や「知り合いの変な浮浪者」など、映画前半の素材を織り込んでみせるのも、なかなかシャレたサービス。アクションは抑え気味ですが、充実感はしっかり味わうことができました。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-07 14:27:51)(良:1票) 3.《ネタバレ》 イーストウッドもまた、天使のようにウインクができる人である。そんな人は、アメリカじゃあきっと絶滅種なんだろうけれど。観処はいっぱいあるが、特にラストの、ひとり去っていく彼の後ろ姿には、ホント痺れました(『捜索者』へのオマージュ?)。ところで、死刑囚と娘の最後の会話には、わんわん泣けるのに、妻との会話には一向に泣けないのは、一体どうしてなんざんしょ? 【なるせたろう】さん 9点(2003-09-27 15:51:34)(良:1票) 2.結末のどんでん返し、よかったですねえ。もてもての、クリント、いいのですが、上司の奥さんとの浮気(帰るとき、指輪、はめ直してたり、芸細かい。いや、自然に?)は、いかんです。子供との不器用なつき合い方、奥さんと気まずい別れ話、しておきながら、あの、最後、なんなのお?という感じです。まだまだ、若いですねえ。おもちゃやのキャッシァーって、チャ-リズエンジェルにでてた人ですよねえ?ま、お茶目でかわいいクリント、だから、ゆるしちゃおう。はらはらして、楽しめますね。 【レモン】さん 9点(2003-02-03 18:27:41) 1.眠いどころか最後までスリリングでまったく目を離せなかった。死刑目前の犯人の無実を晴らそうと新聞記者が孤軍奮闘するなどというあまりにベタな話を今時映画にしようとすることだけで感動してしまうが、演出面でもイーストウッドらしく端正かつツボが抑えられており相変わらず冴えまくっている。そして、何より清濁あわせて年取ったイーストウッドの演技(特にラストの表情)の素晴らしさときたら!映画に単なるストーリー以上のものを求める大人向きの映画。 【ダイ】さん 9点(2001-07-03 00:50:08)
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