みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
4.《ネタバレ》 8分がどうのこうのではなく、もうこれは僕自身のこれからの人生を考える上で欠くことのできない映画になりました。時代が変わり、岸辺が枯れてしまっても、(あるいはコンピューターに人類が支配されても)本当に大切なものを忘れないでいたい。ただ遠くを見晴るかすだけでもいいや。あの娘は父と離れて以来、たびたび寂しい想いをしていただろうが、友人や家族、大切な人たちに囲まれて、そしてあの木陰を通るたびにほのかに父を感じて、幸せだったと思う。スクリーンの水彩画はそこまで説明してくれないから、そう勝手に鑑賞してもよいではないか。 ですが、。 上映時間が短いからなのかさすがにチケット代は遠慮していたが、2回上映したのは蛇足に思えた。しかもその幕間に、この映画を観た著名人たちの感想が流れ出す始末。僕はそれまでの至高の8分間で最高の気分になっていたというのに、誰だか知らないが他人の価値観を流し込まれ、それをふまえた上でもう一度ご覧下さいというのはいったいなんなんだ、そうやって上映しろと誰が言い出した。1回観させていただいたので本当に満足していますから。上映方法にマイナス1点・・・ 【no_the_war】さん 9点(2005-01-24 01:09:26)(良:1票) 3.《ネタバレ》 しっとりとした絵 短編映画で一番好き 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2014-08-02 10:57:11) 2.《ネタバレ》 意味不明記念レビュー。 「三つ子の魂百まで」という作品。でも、やはり悲しいかなヒトは三つ子の魂を忘れて行く。強烈な想い出があっても、そこへ足を向けるのが間遠になっていく。それが人生。次第に周囲のコントラストは弱くなり、目の前に広がる風景はイリュージョンをなくしていく。 だが、その全てが寓意だったとしたらどうだろう? コントラストが弱くなった代わりに世界のいろいろなモノが見えるようになり、印象的な、不思議な光景が見られなくなっても、やっぱりそこは三つ子の魂で構成されているんじゃないのか。 自分の一生のうち、この主人公のように自らの原風景に立ち帰れる瞬間はいったい何度あるだろう。すぐそこにあるはずなんだが。見ようと思えば見えるはずなんだが。 幼少期の光景が、漆黒のボタ山や、煤けた裏路地や、身を切るような雪や、どこに行っても坂道の街路や、遥か遠方の深い色の海や、そんな色々な光景が画面とは関係なく心に浮かんでは消えて行った作品。 残念ながら鉄の街・室蘭で過ごした光景の中には、晴れた空の記憶がひとつもない。原風景というのは人格にも影響を与えているのかもしれないが、やはり運に支配されているんじゃないかな。叶うならばこんな、クルクル表情を変える空と、キラキラ光る河が見える街に生まれて、というか連れて行ってもらって、それを一生持ち歩いて行けるよう心の中に刻みたかったものです。 【エスねこ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2007-04-03 00:29:14) 1.《ネタバレ》 死へと漕ぎ出す父親、何もできずにただ見送る幼い娘。四季は繰り返し、時代は巡る。その折々に父を失ったあの岸辺で、父の帰りを待つかのように思い出す娘。ピアノとアコーディオン。枯れる木々。枯れる海原。ただ一つ変わらず回り続け、時代の巡りを感じさせる車輪。死期が近付き、父と再会する娘。走り出す娘。思い続けた愛が素晴らしいのか、人生の無常が寂しいのか、感動が胸を包む。 超適当にどんな作品か説明すると、赤い風船のようなタッチでポネットを描き、無法松の一生を取り入れたような作品。 【stroheim】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-24 12:41:28)
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