みんなのシネマレビュー

毎日かあさん

2011年【日】 上映時間:114分
ドラマコメディ実話もの漫画の映画化
[マイニチカアサン]
新規登録(2011-02-04)【ヒナタカ】さん
タイトル情報更新(2024-10-09)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-02-05)


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監督小林聖太郎
キャスト小泉今日子(女優)サイバラリエコ
永瀬正敏(男優)カモシダユタカ
正司照枝(女優)トシエ
古田新太(男優)ゴンゾ
柴田理恵(女優)粟田
大森南朋(男優)シマダ
田畑智子(女優)愛ちゃん
光石研(男優)サイバラの兄
遠山景織子(女優)カモシダに絡まれる母親
鈴木砂羽(女優)麦田
森公美子(女優)
矢部光祐(男優)ブンジ
安藤玉恵(女優)米田
坂田聡(男優)
原田武明(男優)
原作西原理恵子「毎日かあさん」(毎日新聞紙連載・毎日新聞社刊)
脚本真辺克彦
音楽周防義和
和田亨(音楽プロデューサー)
撮影斉藤幸一
永瀬正敏(写真(エンディング モノクロ))
鴨志田穣(写真(エンディング アジアの写真(カラー))
製作松竹(映画「毎日かあさん」製作委員会)
テレビ東京(映画「毎日かあさん」製作委員会)
毎日新聞社(映画「毎日かあさん」製作委員会)
WOWOW(映画「毎日かあさん」製作委員会)
キングレコード(映画「毎日かあさん」製作委員会)
ポニーキャニオン(映画「毎日かあさん」製作委員会)
配給松竹
美術丸尾知行
赤松陽構造(エンドタイトル)
編集宮島竜治
録音白取貢
北田雅也(音響効果)
照明豊見山明長
その他東京現像所(協力)
テレビ東京(テレビ番組提供)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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2.《ネタバレ》 ダイニングとリビングの二間、玄関の内と外、小泉今日子の仕事部屋のデスクと奥のドア、透明なテラスの上と下、子供たちが乗るメリーゴーラウンドと手前のベンチ等々。

二つの空間を1フレーム内に取り入れた縦の構図によって奥行きのある立体的な空間を達成している。

その奥と手前それぞれに的確に配置された小泉今日子・永瀬正敏・小西舞優・矢部光祐の4人はロングショットと長回しによって群像としての家族を全身で生きている。

手を繋ぐ、じゃれ合う、抓る、叩く、抱く、と映画的な接触のコミュニケーションも愛情表現として大変豊かだ。

公園でのままごと、ひな祭りの写真撮影など、4人が固定フレームの中で絡む芝居はまさに演技を超えた仲睦まじい家族そのもののドキュメンタリ―の感すらある。

単純な切り返しの会話がなく、複数の人物を極力1つのショットに収め、パンフォーカスによって深い被写界の中で彼らを絡ませることで、個々人の身体はフレームに寸断されることなく、その関係性がより強固に炙り出されるという具合だ。

父のいる海へ行こうと、小さな水色のビニールプールで光る川を下る兄妹の姿の美しさといったらない。

車中での離婚届けへの捺印を挟んで、それまでツーショットで映っていた小泉と永瀬が個々の単独ショットに切り替わるなどといった演出も細やかである。

あるいは、店名の一部である「子」の字の映る飲み屋街のガラス戸。そこに映った永瀬の顔にフラッシュバックの返り血が浴びせられるインパクト。
フェリーニのような人工の川面。
親子が釣りに興じるシーンの少々賑やかな『父ありき』。
藍色の海の豊かな色彩とアニメーション。

工夫を凝らした奔放な発想が随所に挿入され、まったく飽きさせない。

そして、エンディングの「家族の肖像」がまたダメ押し的に素晴らしい。

問われるべきは、原作に忠実か、モデルと相似しているかといった事ではなく、
小林聖太郎独自の映画となっているかどうかだ。
ユーカラさん [DVD(邦画)] 9点(2012-05-31 09:22:29)

1.《ネタバレ》 オットも自分も酒飲みでそれがムスコに暗い影をおとしていることは否めないアル依存症すれすれしかし酒を愛してやまない現役の一人としては、「酔いがさめたら・・」ではなく、見たかったのはこっちだよ、と言いたい。静かにホロホロと泣きたくてあっちを見に行ったのだけど、期待外れだった。それに比べ、今を生きているある依存症男とその妻のリアリティは、断然こっちです。現実には、小泉はかなりな酒飲みだけど永瀬はまったく?(←ここ、不確か)かほぼ飲まない人なのだそうな。その実体験も含め、惚れあったのにうまくいかなかった二人だからこそかもせたのであろう、この「夫婦」に、しみじみ泣けました。小道具の凝り方、編集の仕方、子役、役者たちのちょっとした表情やしぐさ、永瀬さんの写真のうまさなどなど・・この映画についてはもっともっと語りたいこともたくさんありますが、あと2つ。その1 「これは毎日かあさんなのか?」という疑問、不満が起きるのもわかりますが、私にはほかのタイトルは考えられない。これはやはり「毎日かあさん」です。「毎日とうさん」でもある。生身はいなくなっても、鴨志田さんはちゃんと食卓にいたし。あの演出、とてもよかった。どんな映画も、原作は原作にすぎないのであって、原作のどこをエッセンスとして抽出しどう演出するか、それこそが「映画」にするための「仕事」でしょう。その2 このサイトでの評価は高くありませんが、シネ友の息子さん(30代前半、ただいま婚約中)は公開直後に見て、「よかった」と言ってたそうな。迷っていましたが、そう聞いたのを思い出して、時間を作って公開中に見に行けてよかったです。 おばちゃんさん [映画館(邦画)] 9点(2011-03-09 23:43:31)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.17点
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4312.50% line
5312.50% line
61041.67% line
7520.83% line
814.17% line
928.33% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

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