みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
9.《ネタバレ》 この映画のキモは、2年制大学の教師が、誰にも打ち明けずに計画を練り上げていく「孤独」。本をつてに、ネットを頼りに、街を行き当たりバッタリに(身分証明探し)。「あんたは 必死すぎる。きっとしくじるぞ」。確かに。オレって、こんな馬鹿なことやってる、ってぐらいに余裕のある(自分を客観視できる)やつじゃないと、こんな計画失敗するよ。ああ、こんなに寂しい映画はないと音をあげそうになった時に、あの古い家族との別れのシーン。泣ける。以降の逃避行のシーンはおまけ。排水溝のボタンのシーンは、おまけのおまけ。これはいいよ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 9点(2021-01-01 22:10:04)(良:1票) 8.《ネタバレ》 期待せずに見たので非常に面白かったです。 脱獄逃走モノですが、全部がうまくいくわけではなく、序盤は失敗だらけ。 失敗を繰り返しながら地道に計画をコツコツ進めて、最後にその努力が報われるのが爽快。 逃走時に警察と間一髪すれ違うシーンが多過ぎてわざとらしかったかな… 奥さんが自殺しかけた後、2人でボーっと座り込むシーンが好き。 最後は証拠のボタン見つかっても良かったのでは。 みんなにお勧めできる作品 【ゴースト】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-05-06 19:56:08)(良:1票) 7.《ネタバレ》 うまい。王道のサスペンスであり、ひねりがあるというわけでもないのだが、ぐいぐいと2時間超を見せてくれる。 ■妻の有罪無罪は問題にしない。ラッセル・クロウ演じる夫は妻の無実を一身に信じる。そして私財をなげうって手探りで脱獄の計画をする。前半の綿密(とも言えないが)な準備に半分以上の時間を割いているが、それがこの話の厚みを与えていると思う。 ■後半は一転スピード勝負だが、子供を巡る部分や車から半身乗りだすシーンなどが印象的で、純粋な時間勝負の部分と心の微妙な葛藤がうまく重なり合っていると思う。ただ検問があんなんで通れるのかとは拍子抜けだったが。 ■ラストは別にいらないんじゃないかな。素直に飛行機と車で移動しているシーンだけで終わらせて、再捜査を暗示させるシーンもカットでいい気がする。 【θ】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-09-16 23:06:13) 6.《ネタバレ》 ちゃんと評価するためオリジナルも観てみました。ポール・ハギス、すごいね。骨格はそのままに、フランス(含むEU)と合衆国(とはいっても州ごとに違うしカナダも含む)の国情、制度、法律の違いなんかもうまく利用吸収して作り直してます。プリウスを妻ララの所有に変化させてるとこなんかうまい。エピソードを膨らませたり、萎ませたり、省いたり。そしてなんといっても、遊び場で出会う母娘との絡みを利用したシチュエーションの追加、ゴミ袋のくだりの足しかた→自宅前に捨てた分でミスリードさせ、それによる飛行場でのサスペンスネタ挿入は思い返しても素晴らしかった。両方ご覧になったかたはわかると思います。さてこの物語は、主人公のかかえる「パートナーの無実を完全に信じる」「愛するものと一緒に暮らしたい」を解決する手段として脱獄以外方法がないこと、を受け入れることが出来るかどうかで感じ方が違ってくると思います。そのためには何でもするというのが主人公の行動原理となっているわけで、それを理解できなければ感情移入できなくてもしかたないでしょうね。私には受け入れられない人のことは判らない。満点じゃないのは、ちょっと長い、冒頭の口喧嘩みたいなシーンはいらないんじゃないか?、それとラッセル・クロウはちょっと暑苦しいという理由ですね。 【shintax】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-03-19 17:10:49)(良:1票) 5.《ネタバレ》 <オリジナル版未見>ラッセル・クロウが愛する妻を脱獄させるお話。リーアム・ニーソンからアドバイスを受け、こつこつ、入念に準備をしていくが、この準備段階もなかなか面白く出来ている。「あんたは必死すぎる」と言われるくらいのジョン。妻を一切疑うことなく突き進んでいく。そして、いよいよ決行となってからは圧巻だが、ここでも息子をめぐって決断を迫られるなど、夫婦愛、家族愛もテーマになっているようだ。当然だが、計画通りに進めば爽快だし、不測の事態が起こればハラハラドキドキできる。本作はこのバランスがちょうど良く、どちらの面でも大満足という結果に。どんな決断をし、どう窮地を乗り越えたのか? 充実の内容だ。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-12-12 16:49:49)(良:1票) 4.ただ面白いだけじゃなく見る価値のあるサスペンス。細かいキャラクター設定までしっかりしていて役者の感情演技も含め完成度が高い。毎度当然のようにジョン側に立ちそうになりながらも、拭いきれない疑心で思いとどまる。すっかり彼らの術中にはまりましたわ。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-15 14:02:18) 3.予備知識なく鑑賞。予想外の展開、良かった。さすがP・ハギス。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-04-29 20:39:36) 2.《ネタバレ》 久々に大当たりの映画でした。 今の所、今年一番の映画です。 あの名作、逃亡者のハリソン・フォードが 自分の罪を晴らす為に、理知的で用意周到で冷静で時に神出鬼没な外科医だとすれば ラッセル・クロウは腹の出た、ごく平凡で、真面目なマイホームパパ しかし、家族の為には何もかも投げ捨てる情熱家。 こんな対比でしょうか。 ともあれ、そんな男がある日いきなり 妻が無実の罪で投獄され、あれよあれよと言う間に 第一級殺人で、終身刑を言い渡されてしまう。 と、まあ、ココまではある意味でオーソドックスというか定番の筋立てなのですが いかんせん、脱獄計画を立てるのが、妻や子を思う気持ちばかりが先走る、ズブのド素人。 脱獄のプロとやらに御高説をタレてもらって、神妙にメモを取るのは良いが 裏稼業との接点見つける為に 自分のプリウスで必死に走り回りながら、クソ真面目にドラックを買い込むこの機転の無さ。 どうしよう、どうしよう、という気持ちばかりが募って、何度もドジを踏む。 ああ--持ちカネも無くなるし、やっぱ無理ジャン、駄目っぽいじゃないのと 見てるコッチまで心配になって来た矢先 いきなり妻の身柄が遠方の刑務所に移送されると聞いて プッツンとキレたが故に冷静さを取り戻すが それにも増して圧し掛かる緊迫感と悲壮感、どうしようも無い行き詰まり感。 これを脂ギッた顔面一杯で表現してしまう辺りは、さすがラッセル・クロウです。 終局はあえて申しませんが、この映画。 本当にプロットが巧みであると言わざろ得ません。いや、ホントに。 刑事「そう言えばボタンが取れたと言ってたな」 言ってたなぁ??? それを真っ先に探すのがお前等の仕事だろボケ!! ど素人に探し当てれる様な麻薬工場放置して、麻薬取締りとか言うなボケ! こういう事柄は主人公が取らざろ得なかった超法規的措置を 正当と言わざろ得ない根拠と成っています。 いまチャリンと音がした???え?したかな??? どっちだよ!! ズサンな捜査と、それに反比例する行き過ぎた物証主義が、逆に冤罪を作り出す。 内実を知っている人ほど寒気がすると思いますが、この映画は 白は白、黒は黒で、灰色を認めないアメリカの病理をも同時に抉っている。 こう言わざろ得ないのです。 【一般人】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-02 16:35:24)(良:1票) 1.《ネタバレ》 ポール・ハギスの作品なので法制度の問題点を突く社会派映画かと思いきや、ストレートな娯楽作品でした。殺人で有罪となった妻を刑務所から脱獄させようとする大学講師が主人公。脱獄のプロから「脱獄に必要なのは観察と、綿密な計画と、金だ」とアドバイスされ、時間をかけてこれらを準備していく過程が丁寧に描かれていておもしろいです。そして映画のカギは、妻が無罪か有罪かを曖昧にしてある点。法を犯してまでも妻の無実を信じる姿に胸を打たれます。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-09-23 20:23:02)
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