みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
6.カンヌで賞をとったと聞いて、意気込んで見に行ったんです。ジャズマンの話と思い込んでいて肩透かしでした。その後、テレビなんかで見る機会があって、なかなか味わい深い作品となりました。人生は現実と幻想のゴチャゴチャ入り混じった状態ということなんですかね。ロイ・シャイダーと言うと思い浮かぶのはまずはこの作品なもんで、追悼の意味を込めて。向こうで言っているのかな。イッツ・ショー・タイム!! 【パセリセージ】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-05-18 23:47:01) 5.実物は「星の王子さま」のスネークとしてしかお目にかかることのなかったボブ・フォッシーの分身、ジョー・ギデオン。 身を削ることとなっても常にSHOW MUST GO ONの人生。 死に向かって疾走する彼の表情は実に穏やかだ。 「キングコング」より3年後の復帰作となったジェシカ・ラングの美しき死神も、浮世から魂が離れつつある彼の心が生んだ幻か。 I THINK I’M GONNA DIE・・・♪ ギデオンが恋人の団員に告げる「偉大なダンサーにも優秀なダンサーにもしてやることはできないが、よりよいダンサーにすることはできる」という言葉が心に刻まれ、ジップアップな身仕舞はあまりにドライな幕切れ。 BYE BYE LIFE! 【レイン】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-20 07:56:03) 4.ある振り付け師の、生き様と死に様。当然それは、我々一般の人間の目に触れられることのない、ウラ話的な側面が目立つことになり、いわば、「ダンスミュージカルとその解体」、ということになるのだけれども、ここではついには、主人公の心臓手術という、いわば「人間の解体」にまで描写が到ることになる。この、人間という存在の脆さ、しかしその脆い存在が織り成す、あまりにも強烈な躍動感と存在感。この映画では、天使との交流など、しばしば幻想的な領域に足を踏み入れるのだけれども、最後まで、物語の具象性は失われることなく、登場人物たちはニオイ立つような存在感を発揮しつづける。この「赤裸々さ」こそが、ショウのもたらす感動、なのだろう。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-04-15 15:42:30) 3.《ネタバレ》 ♪ピュンピュン!観てる気分はこの効果音のよう。汗がなぜかステキなので、蒸し暑くなると回想する一作(「鬼畜」は嫌やけど)。仕事も道楽も極めて、周りからも愛されてる・・監督にはこういうタイプ多いのかな。この世界、実際そう甘くないかもしれないが、関係者のほとんどを「いいひと」に描いてくれてるので私はいつもニコニコ。コレ女性映画?と最初勘違いしたほどオンナたちのショウが楽しくて、元妻・恋人各々のコーヒーブレイク的なダンスさえ私は大好き。中盤に魅せてくれるいくつかのショウがそれは素晴らしく、ラストが若干圧され気味か?とさえ思う。あちこちに登場する裸の女たちが誇らしげに見えるのもミュージカルならではか。イッツショウタイム、これほど幸せな男ハンはそういないんちゃいますか。 【かーすけ】さん 9点(2004-06-08 17:03:51)(良:2票) 2.本作を鑑賞すると、私はいつも 囲碁の藤沢秀行氏や裏将棋の真剣師 小池重明氏を思い出してしまう。暗闇にカウントが聞こえて、「ALL THAT JAZZ」(俗語=あれやこれや)のタイトルが映し出され、George Bensonの「On Broadway」の歌声と共に100人以上のダンサーによるオーディション風景から物語が始まる。これだけで私はウキウ!。。 なんの予備知識もなく鑑賞したが 私は十分楽しめた、しかしFosseに関して多少調べてから見直した方が楽しみが何倍にも膨れ上がるのだろう。多くの映画ファンにとってあまりに楽屋的、個人的であるため 受け入れがたい?かもしれない。 台本の読み合わせの場面は大好きだ。全ての音がフェードアウトして。。。Gideonの一つ一つの動作音を拾い出していく。大勢の中の個を見事に表現しているし、映画の特質を上手く使った 素晴らしいシーンだ。 真の神の視点などあり得ない、だから映画は虚なのであってニュース映画もそうであろう。スピルバーグの「シンドラー・・・」に対してもにわかに疑問がわいてくる。ショーの世界の住人Gideonにとっても全てが虚であり 唯一の例外は「死」だけである。拒否、怒り、取引、意気消沈、容認。最後の段階「容認」までたどり着いたGideonはそれすらも一大ミュージカルに仕立て上げてしまう。ただ一人の本音を語る相手である死神(Jessica Lange)や その対岸であろうビバルディのシャワーシーンのテンポ感が死の映画を盛り上げていく。。。。。。 エセル・マーマンの「ショーほど素敵な商売はない」が心に染み渡る。傑作 【Moviegoers】さん 9点(2003-10-13 02:23:10)(良:1票) 1.ボブ・フォッシーについてあまり知らないし、ミュージカルもそんなに観てないという全く白紙の状態で観に行きましたが、かなり衝撃的でした。特にあのラストが・・・すごいです。 しかし、ロイ・シャイダーが歌を歌ってるのもちょっとすごいです。 【そうしょくみ】さん 9点(2003-08-03 02:06:11)
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