みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
7.《ネタバレ》 志穂美悦子さん主演の【女必殺拳シリーズ】を観て、その製作のきっかけにもなったブルース・リーさん主演の映画を観ておかないのは誠意がないと思い、BDをレンタルして【ようやく】鑑賞。 【ようやく】というのは…実は私はこれまで、リーさん主演の映画を避けてきたからです。私が小学生のとき【燃えよドラゴン:1973年】が公開され流行っていた頃、クラスメートが次の話(注:レビュー用に表現はマイルドにしてあります)をしてくれました。「もう、ブルース・リーって、この世にいないんだって。ある映画のラストで、ピストルで撃たれる場面を撮ったとき、本当に撃たれたみたいに倒れ込んで…撮り終わって皆で『すごい演技力だ!』と絶賛して近寄ってみたら、本当に撃たれちゃってたんだってさ」。単純だった私はこの話をすっかり信じてしまい、街角で“ドラゴン”の映画のポスターが目に入るや、怖くて悲しくて目を背けるようになっていたのです。数年後、亡くなった理由は別だと知ったものの、刻み付けられた感情は残ったままでした。 今回、意を決して観ることにしたわけですが、当作品を最初に選んだ理由は、以下の二つです。①大人になってから【大魔神シリーズ:1966年】のスーツアクター・橋本力さんのインタビュー記事を読んで「悪役として出演した作品」という知識があり、もともと幾分か興味がありました。②当サイトのレビューを拝読し「最初に観るならこちらがオススメ!」という↓の【movie海馬さん】のコメントが決め手になりました。 さて、感想ですが…ブルース・リーさんのアクションって素晴らしいですね。月並みな言葉ですが、某漫画からのフレーズをかりると…技の切れ・流れ・速さ、どれをとっても非のうちどころがありません!。現在に至るまで、世代を越えて魅了されるファンが後を絶たないのも頷けます。 橋本力さん扮する道場主もキビキビとした剣技の末、悪役として見事な負けっぷりだったと思います。特に大きく眼を見開くたびに「おお!大魔神の眼だ!」と思っちゃいました。 一方、【劇映画】としては、上記の橋本力さんのインタビュー記事を読んでいたのが幸いし、【設定】自体は【高慢な支配勢力に虐げられ、屈辱を受ける人々を描いたもの=古今東西、普遍的なもの】として割りきって観れました。ただしストーリー展開は、警察や司法が殆ど関与できないまま、いわゆる【私刑の応酬】がエスカレートしていくというもので、観る人によって意見が分かれそうな印象を受けました。個人的には「仲間が言うように、事前に相談できなかったのか?『仲間を巻き込みたくない。俺一人でなんとかする』ということかもしれないけど、結局、巻き込んでしまっているし…こうするしか方法は無いのか…」と、観ている途中、やるせなさで一杯になりました。 勿論、当作品におけるリーさんの拳の迫力は、ストーリーに基づく【屈辱・怒り・悲しみの爆発】を、表情・声・全身で表現したものであるからこそ、と言えるかもしれませんが…。 なお、幼馴染であり婚約者のユアン(女優ノラ・ミャオさんがお美しい…)との【ホー師匠の墓前で語らう場面】は、激しいアクションとは対極にある【静かな悲しみをたたえた切ないラブシーン】になっていたと思います。 そして、オープニングの曲から、何となく悲劇的な最期の予感はしていたのですが…主人公・チャンが目に薄っすらと涙を浮かべながら叫んで飛び込んでいくラストには「クラスメートが言っていたラストシーンって、きっとこのことだったんだ」という【衝撃】が心に突き刺さり、観ていて溜まっていたやるせなさが一気に溢れ出て、年甲斐もなく涙が止まらなくなりました。 涙が尽きた後、冷静に振り返ってみると「公開当時、香港では、このチャンに感情移入しすぎて『ブルース・リーは、無念の最期を遂げた=本当に亡くなってしまった』と思い込んでしまった観客さんが少なからず存在したのではないだろうか…それが日本にも【噂】としてクラスメートの耳にも…」と連想したりもしました。 それにしても、意を決して観た最初の【ブルース・リー映画】が【40年近く前の記憶】とつながって、とめどない涙につながるとは…不思議なものを感じずにはいられません。涙と共に【リー作品を避けていた小学校時代の自分】に区切りがついたような気がします。 さて、採点ですが…ブルース・リーさんのアクションは勿論、個人的なインパクトにより10点を献上したいところですが…他のレビュアーさん達も言及している【エロ場面】は、私も不要だと思います。また、設定に対し【古今東西、普遍的なもの】とは、どうしても割りきれずニュートラルに観ることが出来ない方々もおられることでしょう。その点を差し引き、9点とさせていただきます。 【せんべい】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2021-01-17 13:21:13) 6.《ネタバレ》 まさにブルース・リー全開!素晴らしくキレのいい動き 超気合の入ったリーがとにかくカッコイイ! &ヌンチャクたまんないすねー もはや相手が弱すぎで無敵状態w 最後のあたりのロシア人(だったっけ?)とか動きノロ過ぎ 逆に日本人出演の橋本氏の刀を持つ構えは決まってたね ストーリー的に メチャクチャ日本人が悪人だが、当時の状況はこんな感じだったのだろうか? 変装シーンやノラ・ミャオ(超可愛い!!)とのキスシーンがあったり(どうも本作品で最初にして最後みたい) 何故か道場同士の抗争になったり(人死に過ぎだよホント) なんだかよくわからないオバサンの裸踊りがあったり(相当キツいよこれは(苦笑)) 短い時間ながらマジで中身が濃いーよホント;; ものすごいインパクトあるラストシーンは有名ですね 残念ながら数少ないリーの作品の中で 間違いなく代表作であるとオモイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-06-21 14:10:50) 5.お堅い評論家たちが選ぶキネマ旬報の外国映画ベスト10で、 唯一ランクインしたリーさんの作品。彼の魅力、そして彼の出演作すべてに共通して言えるのは、 怒りを堪えに堪えて一気に爆発させ、それが観る者に強烈なカタルシスを与えるということ。 そういった意味では、この映画のストーリーが彼のキャラには一番マッチしていた。 ラストシーンもいい。日本人の描写はひどいし、作りもチープだけどね。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-08-18 06:50:59) 4.幼少の頃に見たんですが、バッタバッタと相手をなぎ倒すリーに驚嘆。最後のバトルのスローモーション(演舞?構えかな?)なんかメチャクチャカッコ良い!惚れたね。 【ロカホリ】さん 9点(2004-09-21 00:09:55) 3.リー師祖も素晴らしいがスズキ役の橋本力さんも素晴らしい!やはり時代劇俳優だけあって、刀を構える時のあの美しい姿勢と見事な刀さばき!それでいて本当に「殺したる!」という殺気がビンビンに伝わってくるアノ眼!リー師祖に負けず劣らずの存在感で、ホント感服仕った・・・というカンジです。さすが「リキ魔神」! 【Mr.ぼぉん】さん 9点(2004-03-05 01:11:06) 2.ブルース・リー作品ではやっぱりこれが一番好き!ストーリーも他の作品に比べ一番良く出来ていると思うし、初めてヌンチャク&怪鳥音が登場した作品としても有名ですね。ラストの、銃を構える警官隊に向かって飛び蹴りを放つあの場面にリーの余裕と心意気を感じた。なんて格好イイ終わり方なんだろう!と思った。 【きのすけ】さん 9点(2003-10-19 21:23:09) 1.ブルースリー作品の中で一番好きです。主演2作目とあって怪鳥音、ヌンチャクも確立され彼のカリスマ性が伝わってきます。 【DARK JEDI】さん 9点(2003-01-17 21:00:33)
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