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地獄に堕ちた勇者ども

The Damned
1969年【伊・西独・スイス】 上映時間:155分
ドラマ戦争もの政治もの歴史もの
[ジゴクニオチタユウシャドモ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-05-03)【イニシャルK】さん


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監督ルキノ・ヴィスコンティ
演出左近允洋(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストダーク・ボガード(男優)フリードリッヒ・ブリュックマン
ヘルムート・バーガー(男優)マルチン・フォン・エッセンベック
シャーロット・ランプリング(女優)エリザベート・トールマン
イングリッド・チューリン(女優)ソフィ・フォン・エッセンベック
ウンベルト・オルシーニ(男優)ヘルベルト・トールマン
ヘルムート・グリーム(男優)アッシェンバッハ
ルノー・ヴェルレー(男優)ギュンター・フォン・エッセンベック
フロリンダ・ボルカン(女優)オルガ
カール=オットー・アルベルティ(男優)国防軍将校
アルブレヒト・シェーンハルス(男優)ヨアヒム・フォン・エッセンベック男爵
ルネ・コルデホフ(男優)コンスタンチン
ノラ・リッチ(女優)
内藤武敏フリードリッヒ・ブリュックマン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
堀勝之祐マルチン・フォン・エッセンベック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
鈴木弘子エリザベート・トールマン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
岸田今日子ソフィ・フォン・エッセンベック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
津嘉山正種ヘルベルト・トールマン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中田浩二アッシェンバッハ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
神谷明ギュンター・フォン・エッセンベック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
此島愛子オルガ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大平透コンスタンチン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
巖金四郎ヨアヒム・フォン・エッセンベック男爵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木敏(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
栗葉子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
千々松幸子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本エンリコ・メディオーリ
ルキノ・ヴィスコンティ
音楽モーリス・ジャール
撮影パスカリーノ・デ・サンティス
アルマンド・ナンヌッツィ
配給ワーナー・ブラザース
衣装ピエロ・トージ
編集ルッジェーロ・マストロヤンニ
日本語翻訳進藤光太(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
その他モーリス・ジャール(指揮)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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7.《ネタバレ》  映像美・キャスト・ストーリー・音楽と全てが素晴らしくまさに一級品の総合芸術と言える作品ですね。それに加えて、高貴だけれども下卑た骨肉の争いの世界に、ナチスドイツ形成の史実が見事に絡まっていて歴史映画としても非常に見応えがあります。

 倒錯的でグロいシーン(個人的には苦手です)もややありますが、映画好きなら一度は観て欲しい名作ですね。
TMさん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-28 19:20:04)

6.《ネタバレ》 「退廃の美学」「デカダンスの極致」といった物々しい形容をされているので
身構えて見てみたけど、ドラマの部分がヴィスコンティにしては意外(?)にも
エキサイティングで、素直に楽しむことができた。
精神面でも頭脳面でも傷が多くエキセントリックなマルティン、
巧妙かつ論理的な心理操作で一族を操る冷酷なエッシェンバッハ、
正義感に溢れる反ナチス主義者のヘルベルト、
頭が筋肉で出来ているかのようなマッチョ主義者のコンスタンティン、
野心家だが小心者であるために周りの人物に振り回されるフリードリヒ、
繊細で自己主張ができないナイーブなギュンター。
人物が適切にデフォルメされ、キャラクターが立っている。
ただ、ソフィーに関してはやや疑問が残った。息子や愛人を自分の欲望のために
利用する悪女なのだが、ラスト近くではマルティン幼児期の思い出
の品を見て涙している。
親戚の生死はお構いなしという感じの彼女だが、実の子供への愛情はやはり別なのだろうか? Rubyさん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-11 02:29:03)

5.重厚。退廃にも本物とフェイクがある氣がするが、ヴィスコンティの描く退廃美はフェイクでは無い。唯一、ナチスをファッションとして美学として描くことが許される監督だと思う。役者の使い方も上手い。けれどあまりにその完璧な造形美の中に埋もれさせられてしまうため、役者としては育たないのがザンネン・・・ヘルムート・バーガーのあだ花美が一番堪能できる一作。 あにさきすRさん 9点(2003-10-02 00:55:30)

4.最高レベルの美意識があってこその退廃。かなりグロく、いやらしく、残酷なのに、全てが美しい。この映画のハルムート・バーガーはダントツにいいです。彼は監督亡き後性格俳優をやっているようですが、魅力激減です。あの美しさは、単に彼の容姿ではなく、監督の作品ですね。でもあまりにも重すぎて、疲れます。これは娯楽じゃないです。こちらから何かを奪っていくような力のある作品です。負けます。 ともともさん 9点(2003-05-10 22:07:57)

3.かつてこれほどまでに、人間の憎悪を描いた作品があっただろうか。エッセンベック家の相続をめぐる骨肉の争いは憎しみに満ちている。始まりの誕生会、そして最後の結婚式に至るまで、人間の醜い部分をひたすら描かれており、人間不信に陥りそうなほど。母親に愛されなかったマルティン、そのことが彼を憎しみに満ちた男に変えてしまう。そう、憎しみは憎しみしか生まない、最後の自殺に追いやるシーンは憎しみと悲しみが同居したなんとも冷たい場面。最後敬礼するあたり、ナチスによる退廃時代を予感させる。 ゆたKINGさん 9点(2003-03-18 19:56:26)

2.ヴィスコンティの野心作、あのダークの雰囲気から繰り出すオーラ、その人間の孤独に秘めた野心で、画面にひきこまれるほどの魔力を放つ作品。ヴィスコンティ映画ならではの遅いカメラワーク、そして完璧なまでのカメラピントで、人間のダークさが見える。ヴィスコンティのすごい所は、外面の冷酷さだけをうつすが、映像力というべきなのか?画面から人の内面が見えるのだ。 外からのダークな力からの緊張感、画面からただよう、人の内面による冷静さ、このダブルの魔力からは、すごいオーラが画面いっぱいに放っている。一度見るより2度見よう。この映画のすごさが改めてわかるから! 完璧主義さん 9点(2002-11-01 14:58:46)

1.ビスコンティ映画では、この作品が一番好きです。中でも“長いナイフの夜”と呼ばれるナチ親衛隊による突撃隊の惨殺事件のシーンは、圧巻です。個人的には、同じヘルムートでも、ドラマの狂言回し・アッシェンバッハ役のヘルムート・グリームが光っていたと思います。 リリーさん 9点(2002-10-26 01:41:39)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 7.53点
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312.94% line
425.88% line
512.94% line
6514.71% line
7720.59% line
8617.65% line
9720.59% line
10514.71% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1969年 42回
脚本賞ルキノ・ヴィスコンティ候補(ノミネート) 
脚本賞エンリコ・メディオーリ候補(ノミネート) 

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