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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
4.ワンカットで見せる殺人シーン、湯気が立ちそうな濡れ場、リアルな中にフッと紛れ込むメルヘンチックな映像 そして倍賞美津子演じる嫁さんのセリフ 「お義父さんの口のまわりのヨダレば、全て私が舐めとりますけん。」 監督、もう満腹です。ごちそうさまでした。少しでも和むシーンがあれば10点だったんですけど、ごめんなさい。 【代書屋】さん [インターネット(邦画)] 9点(2020-03-12 16:55:20)
3.《ネタバレ》 昨晩見始めたきっかけは、「発泡酒を飲む間のつなぎ」だった。にもかかわらず最後まで観てしまい、350mLの発泡酒は半分ほどコップに残ったまま。それほど気持ちが入った状態での鑑賞となった▼この映画のDVDを買ったのは数年以上前だったと思う。これまで奥にしまいこんでいたディスクを、大掃除をきっかけに目のつきやすい本棚に移動。今回の視聴となった▼今、僕は43歳。この歳で、この映画を観られて本当に良かった。数年前ではここまで巌の行動を理解出来なかったはずだ▼自分勝手で攻撃的、ときに冷静で紳士的で理知的。これら、男が少しずつ持ち合わせている様々な性質。主人公の榎津巌はこれら性質を、本能のおもむくままあるいは意図的に駆使。結果、破滅へ向かっていく▼そこに理屈は感じられない。やりたいように、そしてやれるようにやる。映画内で巌の心の説明はされない。だがそれらの行為は充分に理解出来るものだし、それゆえ感情移入しながら観られた。この類型的でない主人公を見事に演じきった緒形拳は素晴らしい▼他のキャストでは、複雑な立場を細やかに演じた倍賞美津子、その迫力で緒形拳と互角に渡り合った清川虹子を評価したい。 【はあ】さん [DVD(邦画)] 9点(2015-03-31 11:54:29)
2.緒形拳、三国連太郎の競演。緒形拳は、こういうエキセントリックな狂人の役を実にリアルに演じる。三国は、狂人になるともののけ化するが、この登場人物のような、一般人だが煩悩が体のあちこちからぷすぷすと吹き出てくる役をやらせると実に味がある。この二人で面白くないはずがないのだが、むしろ脇役人の小川真由美、清川虹子、ミヤコ蝶々に拍手を送りたい。戦後の混乱の中で、人生のちょっとしたほころびが思わぬ方向に展開し、多くの人の人生を血塗っていく、そして、本人も親も止めることができない。こういう人生の綾というものをリアルに描くことができたのは、この脇役陣の演技の力によって、舞台設定がしっかり形作られている点が大きい。特に、今では悪女のイメージが強い小川真由美だが、ことこの映画に関しては、湿り過ぎず乾き過ぎず、希望もないが絶望もせず、混沌とした毎日をなんとか生きている、昭和中期の幸薄い女を実に好演していると思った。大俳優達のこういう演技を目にしたとき、ふと、この人たち日頃は毛皮のコートを着て外車のりまわしてるんだよな、とわれに返るが、そういう姿が想像できない。 【神谷玄次郎】さん 9点(2004-02-21 17:04:02)(良:2票)
1.私はこのドロドロとした映画好きです。緒方拳、三國連太郎の迫力の演技に圧巻です。 【まりん】さん 9点(2003-02-09 03:31:59)
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【点数情報】
Review人数 |
49人 |
平均点数 |
6.67点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 2.04% |
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4 | 3 | 6.12% |
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5 | 4 | 8.16% |
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6 | 12 | 24.49% |
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7 | 16 | 32.65% |
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8 | 9 | 18.37% |
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9 | 4 | 8.16% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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