みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
4.犯人からの告解を受けてしまった神父が、殺人事件の真相について口を噤まざるを得なくなる。というのは、後にジャック・ヒギンズが『死にゆく者への祈り』でも使ったネタ。他にも類例がありそう。 この『私は告白する』では、神父自身が容疑者となってしまうところがミソ。告解の件以外にもウラには事情が色々とあって、ヒッチコック作品にしては少々、ゴチャゴチャした印象もありますが、周囲からの視線を描くカットなどで主人公を追い詰めていく描写などは、いかにも、といった感じ。 犯人は意図的に神父を陥れようとしたのか?といった辺りをさらに描けば、さらにゴチャゴチャしてさらに大作になったのでしょうが、さすがにそこまでは風呂敷を広げず、90分少々にまとめ上げています。あくまで視点の主体は神父側。もっとも、犯人側の模様も幾分は描かれ、犯人の奥さんの存在が妙に印象的・・・なのはアン・バクスター演じるヒロインとの対比から来るのかもしれませんが、いずれにせよ、この奥さんが意外なキーパーソンとなります。 結末に至る展開は、「わざわざ犯人がペラペラと真相を語るのはおかしい」という声もあると思いますが、それを差し引いても、私は、こおシーンで見られる「犯人と神父とが再び対峙する」という盛り上がりの方を採りたいです。邪悪さが前面に出た、冒頭シーンの変奏としての告解。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-10-31 07:26:45) 3.神父という立場上、守秘義務は絶対守らなくてはいけない悲しく辛い主人公。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-06-21 13:30:18) 2.私は結構この作品好きです。主人公の牧師さんの苦悩とか心理的な描写が好き。たぶんモンゴメリー・クリフトがうまいんだと思う。 【yukaori】さん 9点(2003-12-08 03:59:41) 1.ギュ~っと中身が詰まっていて、「映画を観た!」って思える映画です。ぼやっと観ている私でさえ、クリフトの内面的な演技に圧倒されました。こういう人を演技派というのでしょう。ワンパターンなAパ○ーノやJフォ○ターとは全然違うのです。似非演技派に限って「熱演!」なんて言われていますが、「熱心に演技してる」のがわかるようではまだ本物とは言えないのではないでしょうか。論より証拠、未見の方はご覧になってください。 【毬】さん 9点(2002-07-05 22:01:11)
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