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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
4.《ネタバレ》 大林宣彦の才気と少女マニアぶり、ある意味変態さが爆発していて、たまりません。ホラーだげど、ドロドロしてない所がいかにも映像の魔術師であると言えるし、ファンタジー映画を撮らせたら日本の映画監督でこの人の右に出る者はいません。これだけ美しくホラーものを撮れる監督は他にはいないだろうと思うぐらいこの監督デビュー作からして、早くも素晴らしくファンタスティクな映像の世界に酔いしれる。七人の少女という設定もどこか黒沢明監督に対するオマージュを感じるし、一人一人の少女の映し方がどこをどうとっても大林宣彦ワールド的な画き方で、これもまた大林ワールドが好きな私にはたまらない。更にこの映画、寅さんとトラック野郎好きな人にはたまらないシーンが用意されていて、それだげもとにかく見ていて本当に楽しい。大林宣彦監督の映画好きな部分が思い切り発揮されている作品でもある。ハチャメチャと言えば確かにそうなのだが、そのハチャメチャな展開、スピード感、そして、何よりも大林宣彦監督の少女趣味が醸し出すこの世界、やっぱり好きな人はとことん好きな世界だと思う。私は誰が何と言おうとこの雰囲気、大好きです。 【青観】さん [DVD(邦画)] 9点(2023-09-23 22:58:17)
3.《ネタバレ》 これはすげえや。今までに数千本という映画を観てきましたが、ここまでぶっとんだ映画は他にお目にかかっておりません。なんというか、一般的には欠点と指摘されるようなことを、徹底して貫いてそれを魅力に転換させているという感じを受けますね。例えば、背景の絵なんかは、凄く綺麗に描いてるけれども一目で絵とわかるわけですよ。それは普通ならチープさの一言でマイナスに受け取られるけど、この作品だとそれが漫画的なファンタジー世界を作り上げるにあたって、逆にこのキッチュさが魅力になってるわけですよね。それから、キチガイみたいにやかましい音楽も、台詞が聞こえずらくなるほどで普通ならこれも欠点の烙印を押されそうなもんだけど、これがまたこの独特な雰囲気を生み出していてプラスになってるんです。やたらと多用されるワイプとか早送りや巻き戻しなどのエフェクトなんかも、映画的な意味は全くないと思うんだけど、それもまたシュールさを生み出す構成要素になってる。お屋敷の内装だって、見るからにセット臭いんだけど、それがまた異世界感を出して良いんですよね。そんなわけで、マイナスを全て魅力に変える事に成功してる希有な作品だと思います。いや勿論、ほとんどの人は受け付けない内容だと思うし、大林監督の少女趣味が全開なのでとても人にはお勧め出来ないんですが、こういうヘンテコな映画は大好きなので、高得点差し上げちゃいます。メロディーがピアノに指を食べられ、「あら、ないわ~」なんて言いながら全身も食われちゃうシーンとか、オシャレが巨大化して、「おおきい唇~」だなんて言われるシーンとか、ガリが全裸になって水中バレエするシーンとか、猫の掛け軸が「ニャー!」って恐ろしい顔になってクンフーが電灯に頭から食われものすごいサイケな映像になるシーンとか、印象深い場面はたくさんあるのですが、個人的にはそのクンフーが見せるクンフーアクションの唐突感がツボです。僕の頭の中、凄い勢いでかき回してくれました。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-04-24 16:31:16)(笑:1票)
2.山口百恵主演の「泥だらけの純情」の同時上映作品として公開された大林宣彦監督のデビュー作で中学生の原案をもとに作られたB級ホラー映画。普通、映画監督のデビュー作というのはまだ作風や映像のスタイルなど何も確立していない場合が多いと思うのだが、デビュー作とは思えないような異様に凝った映像や少女たちを主役にしているなど、既にこの頃から大林監督独特の世界観が確立されちゃってる感じがしてとても楽しい映画だった。主人公の家の表札が「木枯」(父親を演じているのは笹沢左保。)だったり、監督一家がチラリと出ていたり、無声映画風のシーンがあったり、ラーメン屋に寅さんがいたり(松竹に許可はたぶんとってあるんだろなあ。)と遊び心も満載。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-10-22 02:43:02)(良:1票)
1.《ネタバレ》 うわーーーびっくり。今までこの映画を見なかった私がバカでした。このおもしろさは異常です!綺麗に描かれた絵画バレバレの景色をはじめ、セリフまわしもここまでベタベタだと、逆におもしろく見れるものですね~♪それぞれのカバンに名前が縫い付けてあるのもかわいらしいです☆そして、やっぱり一番印象的だったのはメロディーがピアノに食べられるとこかな。「指がないわ~♪」と笑顔になった瞬間の顔が一番恐ろしかったけど・・笑 あとはカンフーの足だけで戦う場面。7人の中ではこのキャラが一番好きでした。オシャレの大きな口がバーンと出た時「大きいわ・・・」と冷静に大きさのみを言い放ったセリフでは特に爆笑!(これはガリが言ったんだったかな?)最後のオチにもうひとひねり欲しかったとこですが、小林亜星も無事骨になったし、先生はバナナになったし、南田洋子はいつの時代も恐ろしいということで大満足。この作品は最高です! 【akoako】さん 9点(2004-07-14 11:14:59)
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【点数情報】
Review人数 |
42人 |
平均点数 |
6.10点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 2 | 4.76% |
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2 | 2 | 4.76% |
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3 | 1 | 2.38% |
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4 | 3 | 7.14% |
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5 | 6 | 14.29% |
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6 | 4 | 9.52% |
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7 | 15 | 35.71% |
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8 | 5 | 11.90% |
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9 | 4 | 9.52% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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