みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
4.《ネタバレ》 ジャック・タチ最高傑作。 物語は前半後半に別れ、ユロが面会相手と中々会えないすれ違い振りが面白い。後半のアメリカ人観光客との触れ合いもそうだが、この映画はとにかくビル、ビル、ビル。ビルの美術が凄い。画面の隅々まで描かれる近代的なパリの様相は、見れば見るほどその凄さに圧倒される。 幅広い視野でその隅々まで見回していくような感覚。まるで「ウォーリーを探せ」だ。映像の美しさが何とも言えない。 そんな空間で複数のギャグが折り重なる衝撃は笑うしかない。 2時間たっぷりと見せてくれるが、ラスト5分の加速していくクライマックスは凄い。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-06-19 21:00:41) 3.《ネタバレ》 モダンな美術で構成された映像がとても美しい。引き画が多く注意を引く人物や美術がワンカットに複数存在していることが多いので、ウォーリーを探せ的な面白さがあります。レストランで矢継ぎ早にユーモアが繰り出されるシークエンスは圧巻です。寒々としたモダニズム建築と喧噪を約2時間見続けた後の普通のパリの景色は穏やかな気持ちになりました。新鮮な映像体験となりました。 【エウロパ】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-09-24 01:13:59)(良:1票) 2.《ネタバレ》 うわぁ、凄いや。ドリフと松ちゃんの笑いをブレンドしたようなのを70ミリ超大作として作っちゃうんだから。画面のあちこちに小ネタが仕込んであって、画面の端っこに映ってるちょいとしたモノまで可笑しかったりして、ああ、これを劇場の大画面で見たらあちこち頭を動かさないとならなくて大変だぁ、だからこそもっと面白いだろうなぁ、って。もちろん、単なるドタバタと不条理なだけの映画ではなくって、そこにあるエスプリ、「モダン」なセンスこそがキモなのですけれど。椅子と机とドアと壁と窓の映画で、過剰に進化(退化)したシステムとモノに翻弄される様をシニカルに描いておりますが、最終的にはそんな事よりパリ。ステキなパリ。そんなカンジ。映画はきっちり半分に分かれていて、前半が目的の相手と延々すれ違う男の話、後半がオープン日に大混乱に陥るレストランの話。前半のパントマイムのような面白さに比べて、後半は少々バタ臭い混乱劇でイマイチ?って感じですが、いつの間にか、なんとなくみんな幸せ、って展開に「ああ~、ステキなパリぃ~」って。だけど実は街そのものが映画のための作り物だなんてビックリ。製作された背景とは別に、映画そのものは贅沢でゆとりがあって、大作とは言っても過剰にゴテゴテ詰め込んだ今のCG映画みたいに無理矢理お腹いっぱいにさせられるモノとは違う次元の、これこそおフランスな味という感じでした。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-04-11 01:18:11)(良:1票) 1.まるで夢の国にいるみたい 【あろえりーな】さん 9点(2004-07-17 16:24:57)
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