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戸田家の兄妹

The Brothers and Sisters of the Toda Family
1941年【日】 上映時間:106分
ドラマモノクロ映画
[トダケノキョウダイ]
新規登録(2003-10-15)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-02-09)【イニシャルK】さん


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監督小津安二郎
キャスト藤野秀夫(男優)父 進太郎
葛城文子(女優)
斎藤達雄(男優)長男 進一郎
佐分利信(男優)二男 昌二郎
吉川満子(女優)長女 千鶴
坪内美子(女優)二女 綾子
高峰三枝子(女優)三女 節子
三宅邦子(女優)進一郎の妻 和子
近衛敏明(男優)綾子の夫 雨宮
桑野通子(女優)時子
河村黎吉(男優)鈴木
飯田蝶子(女優)女中 きよ
葉山正雄(男優)千鶴の子 良吉
岡村文子(女優)うなぎ屋のおかみ
笠智衆(男優)友人
山口勇(男優)友人
坂本武(男優)骨董屋
森川まさみ(女優)谷本夫人
忍節子(女優)その友人
出雲八重子(女優)女中 しげ
脚本池田忠雄
小津安二郎
音楽伊藤宣二
撮影厚田雄春
製作松竹
配給松竹
美術浜田辰雄
衣装斎藤耐三
編集浜村義康
録音妹尾芳三郎
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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5.《ネタバレ》 サイレント時代は漲る若さで撮った「大人の繪本 生まれてはみたけれど」、
そしてトーキーにおける小津の最高傑作は、個人的に「戸田家の兄妹」あたりだと思う。
小津の作品と言うと説明的で説教臭い話が多く、俺のような人間にはまず肌が合わないタイプ。
そんな俺でもこの「戸田家の兄妹」は良い作品だと思ったよ。メッチャ良い!
「東京物語」ほどかったるくないし、何より家族が崩壊していく様子をストレートに描写していくところに惹かれる。
突然の死や老いた家族のたらい回しなんか「東京物語」より残酷さを感じた。
戦前の映画で家制度の崩壊をここまで辛辣に描けたのは、家族を何十回と描いていく小津だからこそ出せた答えだ。
葬式の後に遅れてやって来た昌二郎は、正に家族への怒りをストレートにぶつける代弁者。江戸っ子人情を噴出させる小津のな。
「食うや食わずの人間だって、親と子の関係はもっと暖かいもの。どれもこれも一つの腹から生まれながらこの有様はなんだ!」
こ の 有 様 は な ん だ ! !
「人が何と言おうとそんなこと構いやしないよ、対面だとか体裁だとか、世間体とか、そんなことじゃ何にも出来やしないよ。」
何故だろう・・・説教臭い匂いが無い。だって誰もが思う怒りがここに集約されているもの。
良い意味で小津の「家族」描写が完成された作品。唐突なラストもまた意味深だったりするのかも。
斎藤達雄はこれと「宗方姉妹」を最後に小津作品に出なくなってしまった。もう少し見たかったよ・・・。 すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2015-01-15 16:57:36)

4.佐分利信は間に合わない。集合写真、父の死に目、一周忌、ことごとく遅れて登場する、規格外の服で。世間体に背を向けるかのようなアウトローといえば言い過ぎだが、そんな振る舞いが、バッサリと身内を、世間を断罪する。そんな必殺シリーズのような構造ですが、この作品は手の動きの細やかさが楽しい。高峰三枝子がエプロンを叩きつけた後にそれを撫でる、エプロンの裾をつかんで人を迎える、糸をお手玉のようにして遊ぶ、孫がおばあちゃんの手を取る、ライターや扇子を触りながら話をする男たち、縫い物に勤しむ女たち。手は口ほどに物を言う。 彦馬さん [DVD(邦画)] 9点(2006-12-12 17:53:08)

3.ひさしぶりに小津作品が観たくなり、そこで手に取ったのがこの作品。『東京物語』で心から感動した僕は、家族の崩壊を題材にした小津作品が他にもあると知り、そこで拝見したのがこれ。序盤では、なんら家族に異常はなく、ストーリーはたんたんと穏やかに進んで行く。しかし、後半に入ると遂に崩壊が始まり、理不尽で、無責任な子供達の行動の数々に、怒りを感じずにはいられなかった。壁に丸い拳大の穴を開けてしまいそうになった。そして終盤では『東京物語』では無かった、無責任な兄妹達の行動に対し、次男が厳しく説教する場面があるが、あれは非常に爽快だった。良くぞ言ってくれました!と歓喜の拍手を贈りたくなるほど感激しました。腹が立つ事もありましたが、終って見ればとても晴れがましい気持ちで胸が一杯です。この小津作品もとても素晴らしい内容の、素晴らしい作品でした。 ボビーさん 9点(2005-01-07 19:30:02)(良:1票)

2.『東京物語』につながる、家族の崩壊をテーマにした傑作です。『東京物語』では、崩壊を受容していく老夫婦を主人公に据えていますが、本作では若き次男を中心に据え、崩壊を徹底的に否定する視点をラストに盛り込んでいます。小津監督は『東京物語』では老夫婦に、本作では若き次男に自己を投影させていると考えると、年月を経て、同じテーマを別の視点で扱った2作品の比較はとても興味深いものがあります。『東京物語』のレビューで「年を重ねないとわからない映画」という思いが付きまとう、と書きましたが、こちらはまさに胸のすくような痛快な作品になっています。『東京物語』では老夫婦が「まあ、わしらええほうじゃよ」と言うのに対し、本作では、満州帰りの次男が「食うや食わずの人間だって、親と子の関係はもっと暖かいもの。どれもこれも一つの腹から生まれながらこの有様はなんだ!」と、強烈にまくしたてます。家族の崩壊という必然を否定する要素を強調したことで、『東京物語』には存在した、死生観や無常観といったものは削ぎ落とされてはいますが、小津作品の中では一番のお気に入り映画です。『東京物語』の息子や長女の態度はちょっと我慢成らぬぞ、という方はこちらですっきりして下さい。 スロウボートさん 9点(2004-01-17 21:40:27)(良:1票)

1.小津作品初めて見た。とてもおもしろかった。なんか火垂るの墓のおばちゃんを思い出しました。あのしゃべりかたできっついなぁと。でも実はそんな不幸ってわけでもないんですけど、なんかすごい不幸そうに見える。一周忌のところのシーンかっこいいです。 バカ王子さん 9点(2004-01-05 22:07:15)

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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 8.18点
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619.09% line
7327.27% line
819.09% line
9545.45% line
1019.09% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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