みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
10.《ネタバレ》 彼や友人達に同情する。後悔の無いように生きるってのは簡単じゃない。少女の笑顔、父の話、そして世界貿易センタービルの跡地は彼等の目にどう映ったのだろう?それらに未来を感じたのだろうか?とても疑問。もっと残酷に後悔や罪の根は深い気がした。目が哀しい説得力で溢れていた。ノートンはこんな役がよく似合う。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-20 13:43:37) 9.これ好きやわぁ~このジャンルってTSUTA○Aではヒューマンっていうジャンルだった。いま人生で悩んでいたりするから、感動した!ニューヨークが舞台ってのもサイコー!スパイクリーの映画はじめてみた。スパイクリーって名前で中国人の監督だとずっと思っていたけどアメリカ人だったんだね!!一気にファンになった!! 【カフェ俺!】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-26 15:53:24) 8.大好きです。とても雰囲気のある映画。陰影のある映像がきれいで、見ているだけでも退屈しない。 主人公とその二人の親友の混沌とした発言、行動が妙にリアルでとても作り物に見えません。音楽はちょっとおおげさかなって思うけれど、登場人物たちの心情などを表現するという意味ではよいかもしれない。スパイク・リーの映画ははじめてなんですが、ぜひ他の作品も見てみたいと思いました。 【小原一馬】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-04 23:56:09) 7.心にズシッとした重みが乗っかかってくる。原作とは多少テイストの異なる映画になったが、そこはさすがスパイク・リーの骨太な演出を見せてくれる。刑務所収監を明日に迫られた主人公、最後の24時間がただ淡々と過ぎていく…。荒涼としたニューヨークの街並みがより一層刹那感を際立たせる。結局は主人公の自業自得でしかないが、これからも自分はモンティとは違い愛する人と一緒に夜を過ごすことが出来るという喜び、そして主人公の決して避けては通れない過酷な運命を痛感した。相変わらずエドワード・ノートンのカメレオン演技には脱帽、個人的にはまたもやフィリップ・シーモア・ホフマンが冴えない駄目男を熱演していたように思う。 【かんたーた】さん 9点(2005-02-02 23:18:10)(良:1票) 6.《ネタバレ》 観た後に「・・・すごい」と思ってしまいました。 全体に流れる絶望感がなんとも言えない雰囲気を作っていて圧倒されました。 フランクとジェイコブがテロの跡地を眺める場面の音楽に鳥肌が立ちました。 私は幼馴染3人をきちんと描いていたのがよかったと思います。 普通ならモンティのことしか描かず、他の2人は「友人」で終わってしまうところをそれぞれの性格や問題をとりあげて登場人物としてきちんと存在していた。だからこそラストでフランクが泣きながら殴るシーンが生きて来るんだと思います。 3人全てに魅力を感じて何度も繰り返し見ていたので見終わるまでに4時間かかってしまいました。 【がんな】さん 9点(2005-01-30 01:03:42) 5.映画は、画面の向こう側の世界を映し出す。勿論、接点などどこにも無い。登場人物の境遇と自分のそれとが近ければ、ちょっとだけ共感することはできる。妄想好きな私などは、あちら側の世界に同調することも容易い。が、それができる作品と言うのは、「気休め」であることが多い。素直に泣けたらストレス解消となる。うっとりできれば性欲を臆面も無く垂れ流す言い訳に。怒りを覚えれば自分の持つ以上の知識を動員しお喋りの場を議論の場に摩り替えることができる。 映画がきっかけで何らかの活動家になった人もいるだろう。原爆作品を観て…というのなら、それを批判する私が攻撃されるのは目に見えている。ので、あんまり触れたくないのだが…「ホントに共感してんのか!?」である。 一方で、そのような作品を観て涙しておきながら、何も勉強せず、何も行動しない私は一体…とも思ってはいる。言い訳ではない。言い訳ならいくらでも。「そういう団体は、信じられない。それはそれ、私は自分の生活だけで充分です。投票日だけ、考えます。」 だが、たぶん、やってる人も、やってる言い訳・理由は、スラスラと流れ出るだろう。人に活動を起こさせる映画ってのは、―語弊があるが―、簡単な気がする。 この作品はそうではない。監督の個人的な心象風景を静かに形にしているだけである。 モンティが鏡の中の自分と喋った内容は、このストーリーと関係ないように思えたが、「他人の気持ちは100%は分からない」んである。が、この作品では「分からせよう」とするのである。売人の気持ちを。人間以下の世界を目の前にして脅える気持ちを。その瞬間にも自分を温めてくれる幻を見る切なさを。売人の親友であると触れ込んでいた自分の愚かさを。 私は、自分以外の人間を「殺してやりたい」と思ったことは無いが、「何をするか分からない」と思ったことはある。錯乱して人を殺す可能性は否めない。絶対に。 そんなことは、日常では忘れている。根っからの善人だは思ってはいないが、どちらかと言えば、生善説を支持したい。だが、能天気な生善人間の中に、必ず悪が息づいているとも思っている。…善の中の悪は、やっぱり悪なのか??? この作品の登場人物の誰かに、自分を投影することができた時、善人であるはずの自分の中の悪に、何かを感じる。そんな作品だと思う。 【日雀】さん 9点(2004-12-17 20:08:47) 4.NYに対する不満をぶちまけていたモンティが収監直前になってかけがえのない存在だと気づくシーンが良かったです。本当は愛情の裏返しだったんですね。自業自得であるモンティはもちろん、知っていて止められなかった彼女、二人の友達の後悔の念が伝わってきて辛かったです。ありえない幸せな未来を語る父親の愛情にもジーンときました。 【ジョナサン★】さん 9点(2004-10-01 20:55:09) 3.スパイク・リー監督のNYに対する強いメッセージというか愛が感じられた。ちょうど1ヶ月ほど前に私自身がNYに行って、グラウンド・ゼロを見てきたのでこの映画はとても衝撃的だった。エドワード・ノートンの演技はいうまでもなく素晴らしいというか圧巻でした。 【いざ、ベガス】さん 9点(2004-06-22 10:56:10) 2.《ネタバレ》 全く個人的な意見ですが、モンティを眺める父親の目に、ニューヨークを眺めるスパイク・リーの目を感じた。傷付き、誤った道を歩み、でも誰にも本気で止めてもらえなかった哀れな、けれど何よりも愛しい息子。それを後悔しても嘆いても、一度きりの人生なんだから、再生への希望を抱こう。最期は不覚にも感動してしまって、自分の住む街こんな風に愛せることに、うらやましさすら感じてしまった。そしてこの重くて暗い内容を、一流のエンターテイメントに仕上げた演出はさすが! ノートン、上手いんだな~ ナチュレルの心情も、いいんだな~ あんなにモンティを愛していて、足を洗ってほしいと思っているけど、贅沢に慣れた自分が、貧しくなってもモンティを愛せるのか不安で、そんな自分にちょっと嫌気がさしている感じが、とても良く出ていた。友人二人も上手いんだな~ 会話もいいんだな~ 英語が理解出来たら、もっと楽しかったんだろうな、残念。モンティがドイルに言う、「こいつを助けた事は、俺の人生の中でも 最も素晴らしい事だ。だからこいつの命に責任を持たなくてはいけない」みたいな台詞、ジ~ンと来ました。スパイク・リーの「未来」に期待。 【ともとも】さん 9点(2004-02-22 21:53:43)(良:3票) 1.スパイク・リーがとうとうニューヨークをめった斬りにしましたね。この罵詈雑言は、愛情の裏返し。愛して愛してやまないからこそ、ここまでとことん言えるのです。スパイク・リーでなければ出来ないことです。その狂おしいまでの愛情を、演技者として全て背負ってのけたエドワード・ノートン、ブライアン・コックス、素晴らしいです。これまではコミュニティを通して人々を語ることの多かったスパイク・リーですが、今回はアイルランド系、ロシア系、ヒスパニック系と意図的に人種の坩堝を目指したように思います。NYをボロクソにこき下ろすシーンでは、さらにアジア系、アフリカ系など様々な人々が槍玉に挙げられます。その全てがジグゾーパズルのようにNYを作りあげている、その全てを憎んで憎んで、怒りの全てを吐き出している、これほど強い愛情を私はこれまでどの映画にも見たことがありません。この作品の主役はNYそのものではないかと思います。スパイク・リーはこれからもまだまだ傑作を撮るでしょうが、この作品を越えて行くことが彼自身にとっても試練になるのではないかと思いました。 【anemone】さん 9点(2004-01-27 00:28:36)
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