みんなのシネマレビュー

紅夢

Raise The Red Lantern
(大紅燈篭高高掛)
1991年【香・中・台湾】 上映時間:125分
ドラマラブストーリー小説の映画化
[コウム]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2008-09-01)【+】さん
公開開始日(1992-04-11)


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監督チャン・イーモウ
キャストコン・リー(女優)頌蓮
マー・チンウー(男優)陣佐千
音楽立川直樹
チャオ・チーピン
撮影チャオ・フェイ
製作チウ・フーション
製作総指揮ホウ・シャオシェン
配給東宝東和
字幕翻訳松浦美奈
その他ケイエスエス(提供)
あらすじ
父が急死したため大学を中退した19歳の頌蓮(コン・リー)は継母が勧めるままに金持ちの第四夫人(妾)となる。そこで頌蓮が出会ったのは古い家のしきたり、そして笑顔をうかべながら本心では憎みあい、お互いを出し抜こうとたくらんでいる三人の妻(正妻と二人の妾)たちだった。教育のある頌蓮は好きでもない夫の関心を引くための努力を始めのうちはためらうが、やがて自分の宿命を悟り、他の三人の妻たちの思惑を理解するようになっていく。しかし、頌蓮の努力や策略は全員を意外な方向へと導いていく。

かわまり】さん(2004-01-23)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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10.《ネタバレ》 かなり久し振りに今回再見しましたが、前回と今回の間に邦画の「大奥もの」なんてのを幾つか観てみると、そりゃ題材もそーですが諸々と似てるなと⇒とは言え、今作の方が圧倒的に本格的とゆーか、どーにも「アート」だな…とは思ってしまいますかね。直接的な描写だって別にドギツいってコトではない(+間接的にだってそこまでそんなに「大奥もの」より凄まじいってコトではない)ですし、じゃあと言って音楽やらナンやらを聞こえよがしにかき鳴らす…なんてコトでもないのです。しかし、とにかくあの屋敷とゆーか城とゆーか、荘厳で重々しい・重苦しいのは当り前として、実に隅々まで見事なまでに「人間味」とゆーのが皆無であるコト!その中で、醜悪な権力争いを繰広げる夫人たち以外の登場人物もまた、人間性を碌に感じられない様な機械の様な連中ばかりで(⇒旦那なんて・旦那ですら、顔すら碌には映らないって有様で)少なくとも今作は、人間性には辛うじて絶望していない、けれど、人間の世界そのものに対しては(これも少なくとも、ある時期の封建社会に対しては)完全に心底から絶望している、という作品なのかなと思います(恐ろしい程に寒々しい)。また、主人公・頌蓮の有様にも、所々でどーにも納得できる様なできない様な、更には、人間の世界をここまで醜悪に描きながらも、端的な映像の力・美しさというのも一方で確実に備えているだとか、再見してもやはり、実に割り切れない思いが残る、という作品に思われますね(⇒それこそが「見応え」だという映画なのかなと)。今回も再び、完全に観入ってしまいました。傑作。 Yuki2Invyさん [ビデオ(字幕)] 9点(2024-12-31 22:36:37)

9.《ネタバレ》 チャン・イーモウとホウ・シャオシェンが組んだ女性映画の傑作。
イーモウとしては「活きる」に並ぶ最高傑作だと思う。
少女が林の中を一人歩いてくるファースト・シーン、たどり着く先には巨大な提灯が赤々と、熟れた果物のように灯をともす。
貧しい生活と、その生活を愚痴る母親に嫌気がさし頌蓮は家を出て嫁いできた。
だが、嫁ぎ先はもっと息苦しい思いを強いられる場所でしかなかった。
春夏秋冬の一年ではなく、女達が真の幸せを得る“春”は永遠に来ないのかも知れない。
男には3人の夫人が既におり、彼女は4番目の女として迎えられた。
見かけこそ寵愛を注ぐという赤い提灯が掛けられているが、実際は4人目の女に注がれる愛情など少ない。頌蓮にとっても、顔が遠くからぼやけて映る程度の“記憶”しかない男なのだ。
劇中では何度となく響き渡る小羅が印象的。
第一夫人の大太太、第二夫人の卓雲は同情を寄せるが何処か影がある、第三夫人の梅珊は元舞台女優としてのプライドからか彼女に対抗意識を向ける。朝方響く彼女の歌声は、大旦那や他の夫人たちに対するアピール。召使の雁兒も大旦那に可愛がられる女の一人だ。人に見えない場所で頌蓮の洗濯物にツバを吐くほど敵意を見せ、夫人の一人になるべく彼女の部屋は赤い提灯だらけで禍々しく光る。邸宅の閉塞感や抑圧が、一層彼女の心を圧迫する。
形見の笛を探した先で見る頌蓮を“呪った”人形、
意外な人物の敵意を知るショック。彼女もまた女たちの潰し合いに嫌がおうにも巻き込まれていく。
梅珊もまた頌蓮に味方をする傍ら、卓雲を潰すために一時手を組んでいるだけに過ぎないのかも知れない。
とうとう頌蓮も“牙”を向いてしまう。
例え本心からじゃなかったとしても、心の何処かで「邪魔者は死んでしまえばいい」と思ってしまったのかも知れない。
召使の部屋から提灯を全部出させて焼き尽くすシーンは、抑圧されたものが弾けるようなシーンでもある。心を“破壊”するのだ。
人間の命のなんと儚い事か。
あんなに赤々と灯された火が竹筒の一吹きで消えてしまうように、人間の命も簡単に消えていく。
ロングショットで一人の人間の“灯”が消えていくのを見つめる場面。
新しくやってくる第五夫人はかつての“大太太”であり、“頌蓮”でもあるのだろう。
赤く燃えるような提灯は何を語るのだろうか。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2015-04-26 06:40:53)

8.「ざくろの色」にとても近い感じがする。
ただ、こちとらチャンイーモウ。素晴らしい。
紅いコーリャンや菊豆なども色にかなり力をいれてる印象があるが、紅夢という映画はズバ抜けてる。
是非多くの人に見て欲しいが、国内版DVDは存在しない。
ビデオで探して下さい… エーテルさん [ビデオ(字幕)] 9点(2011-08-12 15:29:02)

7.《ネタバレ》 心にずしっと刻み込まれるような作品で、”人間の心の闇”や封建社会の風習といった歴史を考えさせられた。コン・リーは実に綺麗でプロポーション抜群なのだが、主役とは思えない性格の悪さで、最初から全く予想が付かない行動ばかりとる。終盤からどんどん深みにはまっていくも、コン・リーなら乗り切れるのいう思いが常にあった、それだけに結末は以外である。あらゆる面においてコントラストが効いている、最初と一年度・赤と白・様々な性格の人間と。幾ら経済的に恵まれていても妾どころか妻でさえ自由が無く、閉鎖的なのと退屈なのが何より辛いと感じた。

まさサイトーさん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-11-05 14:31:52)

6.撮影場所ちなった広大な邸宅が実在するそうですが、ぜひ見てみたいものです。 主水さん 9点(2003-07-14 15:00:49)

5.伝説で聞いた大女優や、リバイバルで魅せられたスターではなく、初めてリアルタイムで圧倒させられ魅惑された女優コン・リー!演技・演出・撮影など、映画の魅力すべてがあふれ出す傑作。 るーすさん 9点(2003-05-14 18:26:28)

4.赤が美しい。コン・リーが美しい。まさに紅夢! るみさん 9点(2003-02-24 02:59:29)

3.「点灯、消灯、封灯…もう、どうでもいい。」シンプルな舞台設定ながらここまで見せられる映画であることがすごい。一晩明けてもなお、紅々とともる提灯が目の底から離れないありさま。 エスメラルダさん 9点(2002-11-18 11:01:33)

2.コン・リーは本当に美しい。話も飽きさせず面白いが、他の俳優が今ひとつ魅力にかけていたのでー1. ふらふらさん 9点(2001-09-21 11:47:12)

1.2人の妾がいる大富豪の所に、19歳で嫁いだ女性の話。重厚な雰囲気を残しながら、内容そのものは非常に分かり易い。4人の愛憎劇、嫉妬。おなじみのテーマであるが、それを中国風にアレンジさせているためか、なかなか趣があり最後まで見入ってしまった。 イマジンさん 9点(2001-01-25 12:17:43)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 8.31点
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6410.26% line
7615.38% line
81128.21% line
91025.64% line
10820.51% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 10.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1991年 64回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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