みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
5.ストーリーはベタかもしれませんが、演技が素晴らしかったし、下関の町並みにも風情を感じました。お父さんとのケンカのシーンはあまりにリアルで痛かったなぁ。久しぶりにぼろぼろ泣いた映画でした。恋愛を語るために、社会状況を利用することを僕は肯定します。それは社会状況を恋愛に還元することではないし、そのような印象も全く受けませんでした。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 9点(2006-07-19 11:10:22)(良:1票) 4.『クンナンフ オボンゲート キダリケ』(5番ゲートで待つ・・・)。 (1)陸上競技のカットの美しさ、埃っぽさ・・・(2)連絡船(関釜フェリー)の別れの紙テープ<個人的に懐かしい青函連絡船を思い出したので。船の見送りは本当に泣ける>(3)下関市の情景、良い良い(4)山本譲二の流しのおじさんエピソード<ペーソスだね>(5)関門トンネルのデート、38度線エピソード<重たいテーマをさらりと表現しているので>(6)アンのセリフ:「イクコォ、オハナシシヨウ」、「イクコォ、オハナシシヨウ」(7)幸せの黄色いハンカチの映画を観て宅島君が泣く~(8)郁子(水谷妃里)の笑顔(9)記憶の部分がカラー、現在のシーンがモノクロ映像<確かに過去のほうが鮮やかに輝いていたかも・・・>(10)「なごり雪」の韓国語バージョン。 以上合計で10点!!ただしカルメン77の場面と、ぜんぜんらしくないイルカの教師役でマイナス1点。総合評価9点です。 【草川ひゅー馬】さん 9点(2004-12-08 11:35:04) 3.《ネタバレ》 劇中で一目惚れした日本人に会いに来る韓国男子が語るシーンで山口県と福岡県の県境線を跨ぎ「38線もこうやって跨げるといい、大学を出たら外交官になる。郁子のお父さんや僕の母は日本、コリアンというだけで憎しみ合ってる。そんなのおかしいよ。僕たちの世代まで憎しみ会うのはおかしいよ、親を大切にって儒教の教えがあって母を悲しませたくなかった。郁子につらい想いをさせてゴメンね。北と南は同じ民族なのに憎しみ合うのはおかしいよ。」と言い、郁子は「同じ17歳なのになぜそんな事が考えられる?私達なんかTVのバカバカしい話やタレントの誰が好きとかそんな事ばっかり、気楽なんよね。」それに対し「だから日本は平和でいいんだよ。早くコリアンもそうなればいい。うらやましい。」と答える。普通はこういう重い問題を提示することで純愛劇が台無しになることがありますががこの映画ではお互いに分かり合いたいのにそれが不可能なロマンチックラブがよりいっそうの輝きに満ちたものになるのはなぜでしょうか?お互いの相手に対するある種の勘違い、見えない部分を自分で補完しようとする行為(妄想)、個人の能力では乗り越えられない壁(障害)、要はロマンチシズムのない恋愛は大恋愛にはなりえないし、メールも携帯もなかった時代(自由奔放に恋愛ができない)、仲間と一緒に陸上競技に打ち込むことでしか生まれない友情(友達の恋愛を自分のことのように悲しみ、喜び合う連帯感)を描くことによって現代にはあり得ない純愛物語が成立可能だと思うのです。長文、駄文ですみません。やっぱり、この映画にはこういった理屈はいらないです。正直、セカチューみたいな純愛ものでは泣けないのに泣いちゃいました。号泣しました。観賞後、”映画は頭でなく心で観るものです”という故・淀川長治先生の言葉を思い出しました。 【シュンペーター】さん 9点(2004-10-20 14:08:13)(良:1票) 2.《ネタバレ》 冒頭の現代の4人による会話は多少説明的なきらいがあって、少しだけ引いた。でも!1977年の彼女たちのみずみずしさと言ったら!彼女たちは「まず陸上ができること」を条件にオーディションされており、フォームがとてもきれいで、説得力がある。主演の水谷の高飛びなどは美しすぎる。ジョゼ虎で、輝きを放っていた上野も元気があっていい!陸上を通して、また、韓国人高校生との恋や交流を通して、より強くなっていく4人の絆が、正直うらやましい。クライマックスのなごり雪を抱き合い、泣きながら4人で歌うシーンなどは、女性ならとても共感できるのではないだろうか。僕は男性だから、こういう経験はないんだけど、きっと女性ならこうなんだろうなぁ、って思いながら、楽しく見ることができた。とても切ない、だけと爽やかで前向きな、ちょっと元気になるラブストーリーだ。 【こじ老】さん 9点(2004-05-02 00:12:04)(良:1票) 1.これはいい!満点でもよいのだが、どうしても、女性が主人公のラブ・ストーリーは、男としては満点をつけるのをためらってしまう。話は、1977年に高校二年生(私の少し先輩だ)の、山口県は下関と韓国釜山の高校生が、年に一回の陸上競技大会で交流することから起こる恋を中心とした物語。国境を越えたロミオとジュリエットのような身分違いの恋物語を連想させつつ、そうではなく、非常にアジア的とでもいうか、お互いに「好きです」「愛してる」などという西洋的な言葉をかわさないんだけれども、でも、しっかりしっとりした恋愛映画になっているという、非常に貴重な映画。日本語、ハングル、に加え、英語も交えて意思疎通を図るのがとても現実感がある。いまの日本映画界でこんな作品が出現したのは、もしかすると奇跡なのかもしれない。下関というと、私はふぐしか思い出すものがなかったのだが、この映画で、下関は、一生のうちに一度は旅行に行ってみたい場所のひとつに格上げされた。監督はじめスタッフのロケ地の選定センスは抜群。それだけでも見る価値はあると考える。 【南浦和で笑う三波】さん 9点(2004-05-01 15:08:12)(良:2票)
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