みんなのシネマレビュー

ガラスの墓標

Cannabis
1970年【仏】 上映時間:97分
アクションラブストーリー
[ガラスノボヒョウ]
新規登録(2004-01-27)【fero】さん
タイトル情報更新(2012-07-12)【ESPERANZA】さん


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キャストセルジュ・ゲンズブール(男優)セルジュ
ジェーン・バーキン(女優)ジェーン
クルト・ユルゲンス(男優)
ガブリエル・フェルゼッティ(男優)
音楽セルジュ・ゲンズブール
あらすじ
「この映画はマリファナ(Cannabis)の映画ではない。純愛とアクションの映画である。」殺し屋として生きてゆく男、直向に愛する女、明日を見ない男。彼らは苦悩し、暴れ、そして愛する。セルジュは飛行機の中で美しい娘ジェーンと出会う。今回の仕事は麻薬組織の頭エメリーを殺す事。しかし、拉致された彼は逃げる際に銃弾を受けてしまう。彼は意識を失う直前にジェーンに助けを求める。愛しあう二人。そこに、セルジュの相棒ポールが現れる。セルジュとポールは最高のコンビ、しかし、セルジュはこの仕事に疑問を感じていた・・・。

fero】さん(2004-01-27)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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1.《ネタバレ》 まず一番最初に書いておきたい事は、この映画が名作であるということです。音楽、美術、演技など、映画としての素晴らしさに溢れています。ストーリーも、冒頭のコメントにあるように純愛とアクションを完全に語り尽くすこのプロットは、本当に美しいものでした。それにしても、各アクターの存在感が凄まじいほどですね。特にセルジュは、音楽・監督業だけでなく、俳優としてもこれだけの力を持っている事に、奇才の名を欲しいままにしている理由が伺えます。ジェーン.b、ポール・ニコラスも、男と女ですが、違う色の愛で満たされていて、感動的ですらありました。ラストシーンは、二人が憎み合うのではなく、ひたすらにセルジュの死を悲しんでいたことに、その愛がひしひしと伝わってきました。カット割や音楽なども最高で、絶妙のタイミングを保っていたと思う。印象的だったのが養鶏場でのシーン。鶏の中をかき分けて打ち合い、隣りの棟の男を狙撃するシーンや、両手に鶏の屍をぶらさげて肩を組むシーンなど、そうスタイリッシュでも、泥臭くもないが、新しさに溢れていて、カメラワークの見事さが溢れていた。カーチェイスでも、徹底的に3人の表情を追っていて、アップでしつこく写しつづけている所など、心情描写に徹していて気持ちがよかった。最後に、この映画が70年に製作されていることに驚きを感じます。まったく色あせないこの感性には、各スタッフの力とともに、文化大国と言われるフランスの度量を感じます。 feroさん 9点(2004-01-27 21:09:17)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.75点
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