みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
22.《ネタバレ》 一番素晴らしいのはこの緊迫感ですかね。ここまで全編張り詰めた空気が持続する作品というのも珍しいです。核兵器撃つ撃たない、という特大のスケールのお話を、潜水艦という極限の密室に封じ込めた状況設定にリアリティまで十分に備えるという、非常に優れたコンセプト&題材選びの目の付けドコロだと思います。登場人物の毅然とした態度にもキレ味があり、戦争・軍事映画としての見応えまで持ち合わせていますし、その意味でも秀逸なジャンル作品だと思いますね。潔いハックマンが少しホッとさせてくれる様なラストも中々爽やかで好みです。 オーラス、米軍では今ではこのような問題は発生しないぜ!というテロップがしれっと出てきますが、これは嘘でしょう。戦争というカオスで想定不能な状況下では、様々な場面で今作の様に個々人の決断が必要な場面が発生し得る筈です(直接核兵器を使用する・しないという話に留まらず、間違い無くその引き金になってしまう、という様なキッカケを、という意味でも)。軍令の整備とそれを確実に実行する軍人の育成も重要なのでしょうが、それ以前にそのもたらす影響の甚大さを勘案した軍人の持つべきポリシーというものも不可欠なのではないか、と思われるバカリです。 【Yuki2Invy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-01-06 23:05:53)(良:1票) 21.《ネタバレ》 冒頭から最後まで無駄な場面がなく一本の映画を撮り切った感がある作品です。タランティーノの脚本とトニー・スコットの演出は相性がいいのかも。たたき上げの上司とエリート部下の葛藤という昔ながらのフォームを使いながら潜水艦内の活動をしっかりリアリティを追及して描き、核戦争を引き起こすかもしれないという緊迫した事態の中で艦長派と副艦長派という周りの部下の人間関係もしっかり絡めて狭い空間内の権力闘争というドラマを見せて飽きさせません。一番感心したのは最後の査問委員会以降のやり取りですね。上層部は艦長に対してかなりシンパシーを抱いているが、当然組織としては今回の艦内の擾乱は到底見過ごすことはできない。しかし、彼らは結果は出したのでどう処分すべきか悩むところだが、今回の件で艦長自らの引き際を理解し引退を申し出、さらに副艦長に後を譲るという提案を容認し、そう決定を下した。登場人物の感情の流れと物語上の軍規違反の裁定が見事にシンクロしているエンディングはまさに体操競技での着地も決まり満点という感じ。ただ一つリアルじゃないのは潜水艦に犬は絶対ないだろう・・ただそれだけ。 【エリア加算】さん [地上波(吹替)] 9点(2020-11-08 23:06:30)(良:1票) 20.間違いなく最高の潜水艦映画でしょう。 デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマンの熱演がひかり、潜水艦という限られた空間で男同士の決断の対決。面白かった。 あ、これタランティーノ脚本なんだw 【mighty guard】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-10-21 12:31:20) 19.《ネタバレ》 「潜水艦映画にハズレなし」と言われる中でも一番おもしろかったかも。 みなぎる緊迫感で釘付けにされる。 敵の攻撃から母国を守るために一刻も早く先制核を撃ちこもうとする艦長と、もう一度命令を確認するまで自重すべきとする副艦長の激しい攻防。 どちらも自分が正しいと信じての行動だけに妥協の余地はなく、自分の信じる最善を尽くすなら妨げとなる相手を潰さなければならない。 結末はなんとなく早くから予想はついたし、結局その予想通りではあったけれど、それでも息詰まる緊迫感にしびれた。 ジーン・ハックマンとデンゼル・ワシントンのせめぎあいが魅せてくれる。 ただ、ラストはちょっと物足りない。 裁判もあやふやな灰色決着で、艦長は退官するもののお咎めなし。 愛国から出た行動なら、規則を破って全面核戦争に陥ったかもしれない危機を招いたことにも目をつぶる。 そんなハリウッド映画らしいハッピーエンドに、少し腑に落ちないものは感じる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 9点(2015-01-25 18:35:06)(良:1票) 18.《ネタバレ》 傑作。潜水艦ものでコレに勝つには、戦闘描写を押し出すしかないと思わせるほど緻密。正直、演技の細かさにはうんざりするほどだ。 ジーン・ハックマンが、いい人だか悪い人だかよく分からない演技をするときは、ヤバい。その場面は異空間になり、こっちが悪いことをしたような気持ちになりドキドキしてしまう。そこにいい人に決まってるデンゼル・ワシントンを持ってくるんだからすれ違いは決定的になるに決まってる。そこを囲む脇役陣の手堅さときたら、配役が悪魔的に巧い。 95年当時の世界の不安定さときたら、今考えると病的妄想的な世界観が現実を包んでいて、それを払拭する情勢確認手段の少なさはちょっとスリル満点だ。それが日常だった。そこにきて、ロシアのクーデターという設定。当時ならあり得すぎる、ゴルバチョフが武力行使による拘束をされてしまう世界だからだ。 こうした空間の中で、権限委譲の不備を突いた事件が起きてしまうが、その処理のあまりの巧さにはぐうの音も出ない。ハンターと同調すれば密室の中の組織が崩壊してしまうことを誰よりも知る艦長と、ラムジーが副長に同調して必ずしもそこにいる全員が同調できないことを理解できないハンターのパワーバランスがすばらしい。 ラムジーが越権行為をすることで、解任され確認までの時間を作った訳だが、誤算は敵艦の攻撃だった。これにより部下を謀反に引きずり込んでしまうことになる。その苦悩の表現も秀逸だ。暗号を知るミサイル発射将校のウェップスに銃口を向けたが、これが開けさせるためではなく命令に従わせるためだった。彼を部下を救う上官にすることで謀反人になることから救った。同調した部下達の心理とは違うところに真意があった。 中止命令では、様々に反応する部下に複雑な内心を見せる。最後、ハンターは、委員会の聴取でラムジーの越権は、自作自演であったと知るわけだ。謀反が起こったと言うことがオフレコになって、クルーが不問に付され誰かが犠牲になるに違いない自分の聴取が行われなかった。 もちろんそう解釈をしない見方もアリだろうが、いかにも何でこんなことになったのかという表情をするハックマンを見ると、その方が面白い。ラムジーを悪役として据えるのも痛快だが、単純にそうしないところに妙がある。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-31 12:53:20)(良:1票) 17.《ネタバレ》 結末はわかっているのに、最後までひきつけられる。狭い船内という設定をうまく生かしている。 【θ】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-12-18 19:28:54) 16.典型的な男のドラマ。女性が一人も出てこないのでハリウッドらしくない暑苦しさがある。だがそんな事を全く感じさせない両名優の素晴らしい演技。デンゼル・ワシントン扮するエリート将校とジーン・ハックマン扮する叩き上げの上官との対立は見物。 【HILO】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-09 21:13:08) 15.潜水艦モノの中では一番好きな映画です。中だるみもなく緊迫な状態が続いて飽きさせません。艦長の性格設定がやや極端すぎるきらいがあるので1点減点。 【EOS】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-31 23:53:57) 14.面白かった。艦長と副艦長の口論が凄すぎ。緊迫感があって良かった。 【ベルガー】さん 9点(2005-01-27 22:51:39) 13.緊張しまっくりで手に汗握るて感じとても面白かったです!!船長がファックって言うたびにめちゃムカついた!!核戦争とか嫌やけん勘弁してよ~て感じでね!! 【はりマン】さん 9点(2004-08-11 19:36:58) 12.潜水艦映画では、御立派なおもしろさ;潜水艦の中を巧みなカメラワークで見せる凄さは、さすがブラッカイマー(*^ー^)、、ストーリーはとてもテンポが良く、内容もしっかりしていてgood~(^^)v//ラストも後味の良い終わり方:緊迫感ありありの映画(>_<)、こいつぁ、おもしろい(^。^) 【ジャンキー】さん 9点(2004-02-27 21:01:19) 11.U-何々系より面白かった。 【亜空間】さん 9点(2004-02-11 19:38:07) 10.もう、大好き。デンゼル作品の中では一番好き。デンゼル作品は全部欠かさず見てるけど一番好き。見ている最中に息を止めてしまう映画なんてそうは無い。そしてやはりジマー。あんた天才だよ。 【DeVante】さん 9点(2003-12-11 01:23:56) 9.原子力潜水艦というただでさえ密閉感と緊張感が漂う中でのトップ2人の対立は非常にスリルとサスペンスに溢れている。どちらが善でどちらが悪というわけではないところが緊迫感に深みを与え息をつかせない。デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマンというハリウッドを代表する新旧実力派同士の競演に魅了される。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-05-29 19:11:27) 8.この緊張感最高♪ジーンハックマン最高♪ 【M・R・サイケデリコン】さん 9点(2003-02-14 21:28:56) 7.潜水艦映画はいいですね。でも核を持った潜水艦でクーデターがおこるというのは面白いが、すこしまずいような気が・・・。最後のしめも少しいまいち、今の国家最高責任者にそんな権限持たせてていいのか? 【洋画大好き君】さん 9点(2003-02-11 10:45:16) 6.非常におもしろかった。閉鎖された潜水艦の中での上官の心情がよく描かれている。 【オテショ】さん 9点(2002-08-28 00:17:11) 5.今ではすっかりテレビのBGMとして引っ張りダコとなっているハンス・ジマーの音楽がかっこいい。艦長・副艦長の対立は、若い人が見るより、中間管理職のサラリーマンの方が「わかる、わかる」といった感じで面白いかもしれない。密室劇に駄作なし、というのが証明されている作品。劇中、乗組員が出す「潜水艦映画クイズ」を一緒に楽しんでください。 【ジャイアン】さん 9点(2002-04-18 06:34:49) 4.かなりの緊張感。ドキドキしたねぇ。あの狭い空間の中でガッツンガッツンやってるの見てると、まさに自分があの中にいるみたい。 【鉄コン筋クリ】さん 9点(2001-12-17 04:23:24) 3.二者の意見が深刻に対立しているときの息がつまるような雰囲気を、ここまで再現している映画には、他にお目にかかったことがないです。冷や汗びっしょり。敢えて注文をつけるなら、正誤のバランスをもう少しハックマン側に振ったほうが良かったかも。 【祐くん】さん 9点(2001-08-23 20:18:15)
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