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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
3.《ネタバレ》 相変わらずすごい美学に貫かれているなぁ。期待通りの美しさ、痛快さだった。主立った出演女優がみんな狸顔なのは、やっぱり意図されたものなんだろうけど、中でも由紀さおりが、あんなにユーモアセンスあふれる人だとは知らなかった(美空ひばりの「復活」よりも感動的だった、あたしにとっては)。老いてますます過激な清順翁は、やっぱりすごい監督だ。 【黒蜥蜴】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-03-21 13:21:03)
2. ・・・ぐはっ。予想はしていたけれどやっぱりチャン・ツィイーがかわいすぎるよ。むかし大量に作られた『狸御殿シリーズ』なんだけど、ハチャメチャ具合がまた最高にいいんです。オダギリジョーと姫の組み合わせは息を飲むほどキレイだし、平幹二朗と由紀さおりはスゲー怖いし、なぜかパパイヤ鈴木が出てるし、山本太郎と永瀬正敏の存在に最後まで気付かなかったし、んで薬師丸ひろ子はやっぱりアイドルだなぁなんて思っちゃったし、美空ひばりだし(謎)、監督の鈴木清順がそのまま出てればタヌキっていうか妖怪だろ?なんて考えちゃいました。作品は意図的にチープに作られていました。おそらく30年、40年前に作られた『狸御殿』だったら、映像の限界を考えてもそれは狙ったものではないんですよね。明らかに不自然なサイレントと、紙と針金・張りぼてで作られた背景、突如挿入される『巌流島の闘い』、そして昭和の歌姫の登場・・・これは舞台なんですよ。オペレッタという手法を用いたのかその理由もわかる。どうやっても齢80を越えた監督の映画に対する愛情と息遣いが聞こえてくるんだよ。これは娯楽であって娯楽じゃない。芸術作品です。一般受けは難しいだろうけれど・・・。アンチメジャーを支持する人ならこれは観ないとダメですよ。いや、やっぱり違うな。そんなメジャーだアンチメジャーだの枠に当てはめるのもバカらしい、それぐらい素晴らしい作品です。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-06 21:23:48)
1.小沢「冷たいのどごしと ほのかに残る甘い香り あなたなしで生き てゆけない」 井戸田「あまーい!甘すぎるよ小沢さん!」(Byスピードワゴン)
っていうぐらいに甘い。ただしセイジュンの突発にまともに付き合ったら眠ってしまうんじゃないかとも思う。だからそれよりもこの映画を包む和菓子と洋菓子と中華菓子がミックスしたような甘ったるさに浸れば、反対にこんな幸福感はない。チャン・ツィイーは「初恋のきた道」の時と比べて60倍は良かった。アジアンビューティーたるもの、やっぱりイモ(失礼)ではダメ。白い背中をチラと見せる、艶やか、そして滑り落ちる衣服と足元。オダギリジョーだってチャン・ツィイーに引けをとらない。雨千代はこの世で一番美しくなければならないわけで。セイジュンとは花鳥風月であり娯楽活劇である。オペレッタ狸御殿を観るという事は、映画の申し子セイジュンによる日本的娯楽の一つに立ち会うという事です(大げさ?)。翁曰く、「安土桃山大好き人間である」ああ、やっぱり。 奇しくも、もう一つの巨大な本格である「ミリオンダラーベイビー」との同時期公開(東京ではそうだった)で、映画の豊かさをダブルで味わえた事にもまた感謝。それでも注目は薄かったように思う。こういう映画が敬遠されてしまう映画界の悲劇的現状に井戸田さん、どうぞ。「認めない、あたし認めないよ!」 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-14 19:19:10)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
36人 |
平均点数 |
5.22点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 3 | 8.33% |
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2 | 4 | 11.11% |
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3 | 3 | 8.33% |
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4 | 5 | 13.89% |
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5 | 4 | 11.11% |
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6 | 2 | 5.56% |
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7 | 9 | 25.00% |
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8 | 2 | 5.56% |
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9 | 3 | 8.33% |
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10 | 1 | 2.78% |
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【その他点数情報】
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