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ストロベリーショートケイクス

2006年【日】 上映時間:127分
ドラマロマンス漫画の映画化
[ストロベリーショートケイクス]
新規登録(2006-10-17)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2015-02-14)【ESPERANZA】さん
公開開始日(2006-09-23)


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監督矢崎仁司
キャスト池脇千鶴(女優)里子
中越典子(女優)ちひろ
中村優子(女優)秋代
岩瀬塔子(女優)塔子
加瀬亮(男優)永井
安藤政信(男優)菊池
趙民和(男優)リー
奥村公延(男優)田所
中原ひとみ(女優)町子
前田綾花(女優)ミチル
宮下ともみ(女優)ユリ
桂亜沙美(女優)サキエ
諏訪太朗(男優)秋代の客
いしのようこ(女優)女医
高橋真唯(女優)近藤
矢島健一(男優)編集長
安藤玉恵(女優)
村杉蝉之介(男優)森尾店長
原作魚喃キリコ「strawberry shortcakes」
脚本狗飼恭子
撮影石井勲
配給アップリンク
キュービカル・エンタテインメント
美術松本知恵
あらすじ
フリーター(池脇千鶴)、デリ嬢(中村優子)、OL(中越典子)、イラストレーター(岩瀬塔子)、都会に生きる4人の女性の群像劇。女の本音、日常、孤独…。生々しいほどの現実感、切ないほどの現実感が身に迫る。

ヒゲ太】さん(2008-06-07)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(9点検索)】

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3.《ネタバレ》 詳細なキャラクター設定と的確な描写に唸りました。ここまできめ細かに人を描けている作品は、そうそう無いと思います。彼女たちの心の内、考え方がよく理解できました。リアリティを欠いていたら、こうは行かない。もっとも、リアルではあるけれどツマラナイ作品も多い。そんな中、魅せる要素を忘れていないのも素晴らしかった。棺桶ベッドなんかがその例。リアルでなくても彼女の人物像を伝えることに役立っています。とかく男性諸氏へのサービスになりがちなヌードやエロ。本作では盛りだくさんです。でも全て必要だと感じました。無駄な裸はひとつも無かった。こういう作品で脱ぐ女優さんは幸せだと思います。彼女ら4人は、みな心に隙間を抱えている。満たされる幸せを願っています。2組のペア。望むものを相手が持っているという図式です。池脇が願う恋にホテトル嬢は身を焦がし、遣り甲斐ある仕事に憧れる中越にとって、ルームメイトは羨む存在。でもホテトル嬢やイラストレーターが幸せかというと、そうではない。それぞれの神様が異なるように、幸せの捉え方は違う。同じなのは、みんな寂しいということ。エンディング、そんな4人がある浜辺に集います。波は荒く、空は淀んでいる。彼女らを取り巻く環境は相変わらず厳しい。でも彼女たちは諦めていない。人生を投げていません。泣いたり笑ったり落ち込んだり縋ったりセックスしたりショートケーキを頬張ったりしながら、強かに生きていく。神様を介して4人の人生が交差する刹那、池脇の「恋でもしたいっすねぇ」がラストカット。この切り方にやられました。想像が頭の中を駆け巡り、気持ちが昂りました。情感溢れる優しい余韻でした。何もかもが上手い。絶賛させてください。ただ、ご指摘の方も多いように、声が小さ過ぎるのが難点。劇場だと違うのかもしれませんが、自宅鑑賞ではストレスになりました。伝えるセンスに長けている監督なのに、観客へ声を届けることに無頓着なのは解せません。それでも賞賛したい気持ちが勝るのだから、自分と相性がいい作品なのでしょう。本作については、ぜひ女性レビュワー様の感想を聞かせて欲しいと思いました。 目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-11-15 18:15:28)(良:2票)

2.《ネタバレ》 役者さんたちの演技が実に淡々としていて、すごくよかった。同じ街の下に住む四人の女性。皆、それぞれ別の悩みを抱えて生きているが、全て共感のできる心情ですごく胸に響いた。大好きな人に振り向いて欲しい女性、自分の絵を我が子のように愛している女性、人間関係にひたすら悩んでいる女性、そして何もないことに不安を抱えている女性。みな、どこにでもいそうな不安や悩みを抱えていて、すごく不器用で生々しく生きている。台詞が小さくて確かに聞き取りにくかったけど、この物語事態が台詞以外の演出で強く描かれているため、さほどぼくは気にもせずに観る事ができた。どこにでもいそうな女性たち四人はみな、知らず知らずに繋がっている。極端な捉え方なのかもしれないが、みんな一人じゃないと感じることができた。この作品はとても暖かく優しい映画だと感じた。 ボビーさん [DVD(邦画)] 9点(2007-08-17 03:06:13)

1.鬱積する都会の雑踏の中で、もがくように、ひたすらに生きる4人の女性像。それは時にどこまでも痛々しく、時にどこまでもいとおしい。
いたずらに感情を込めず、淡々と彼女たちの“深い部分”を描き出した情感溢れる世界に胸が詰まる。

魚喃キリコの原作は素晴らしく、もちろんあの原作があってこそのこの映画なのだが、難しいとされる漫画の映画化をとても巧く、とても丁寧に成していると思う。
微妙な感情が渦巻く4人の女性を、それぞれの女優がとても巧く表現していて、そのことが何よりもこの映画の完成度を高めている。
池脇千鶴は惨めさの中に不思議な愛らしさを併せ持つ不器用な女を好演していたし、中村優子は切なく痛々しい二面性を持つ微妙な女性を、絶妙な表情と声のトーンで演じ分けていた。

実のところ、世に生きる幾多の女性たちの何がリアルで何が虚像なのかなんてことは分からないけど、少なくともこの映画の中の女性たちの苦悩や葛藤というものは、ありのままであり、それはあくまで創られた世界でのことだけれど、伝わってくるそれはほんとうの“声”だと思った。

彼女たちの苦しみは、完全に消え去ったわけでは決してないのだけれど、それでもラストシーンの浜辺でのそれぞれの微笑みには、深い安堵感を覚えた。
そういうことを、とても自然に観る者に与えることが出来ている、さりげなくも本当に良い映画だと思う。

こわれやすく、愛らしいショートケーキのように、けなげに、ひたすらに、すべての女性は生きていく。 鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 9点(2007-05-06 01:09:43)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 6.69点
013.12% line
100.00% line
200.00% line
313.12% line
439.38% line
526.25% line
6412.50% line
7825.00% line
8928.12% line
939.38% line
1013.12% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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