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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
4.見方によってはありきたりな地方出身のマザコン話ではあるんだが、虚構のような現実感があるようにも思えるし、ある種のファンタジーにも思えるし、不思議な感覚に襲われる。 【東京50km圏道路地図】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-01-09 13:34:34)
3.泣きそうな気持ちになった。 【アスモデウス】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-08-31 23:18:53)
2.独りで鑑賞し、思わず号泣してしまいました(観る前から「きっと泣くだろうな」という心構えができていたからかもしれませんが(笑))。私にも母親はいますが、彼ほどの愛情を注げる自信はありません。自分ってドライな人間なのかなぁと自己嫌悪に陥ってみたり。にもかかわらず、号泣してりゃ世話ないよって話ですが…。因みに、小説は読んでましたが、TVドラマは今のところ未見です。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-20 00:31:41)
1.主人公のボクが、仕送りを飲み倒し、電話でカネの催促をする場面。その時、オカンは電話口でどこか中空の一点を見据えたまま「おかしーねー、送ったはずなんやけどねー、何でかいねー、…」と独り言みたいに繰り返す。ここでの樹木希林は、あまりにも見事に「母親なるもの」を体現している。息子が嘘をついていることを分かっていながら、分かっていないふりをする。その愛情の深さと、一方で、否定できない鬱陶しさ。そう、確かに「母親」とは、こういった両義性によって息子を「抑圧(!)」するものではないか。
そして、とある温泉施設(?)で、オカンが幼い日のボクを置いて男と“消えた”エピソード。しかしその時以来、オカンは「女」としての自分を決定的に“捨てた”。そして彼女は、ボクの「オカン」として生きることにした。しかし繰り返すが、それは一種の「抑圧」以外の何物でもない。けれど、ボクはそれを受け入れる。・・・彼が松たか子演じる恋人と別れることの背景にも、あるいはこの母子の“関係”が影響していたのかもしれない。なぜならそこに、第三者の立ち入る隙などありはしないのだから。
もちろんそれを、エディプスコンプレックスだの「近親相姦」的な文脈で語ろうなどと言ってるんじゃない。そうではなく、表向きは微温的で心優しいこの映画が、実のところ、平然と「母」を捨てることで「女」を選んだ成瀬巳喜男の『秋立ちぬ』とは真逆のベクトルから、「母と子」というものの関係性を、いかに母親は真の意味で「母親」となり息子は「息子」となるかを、冷徹に見据えたものであること。ボクとオカンの間には、もはやオトンですら立ち入ることの出来ない関係性が築かれている。そのことを、良いとも悪いとも裁定することなく描いたものであると、ぼくは思っている。
松岡錠司監督は、平凡な人間のなかの「のっぴきならない関係性」という物語を、決してあからさまにではなく、けれどくっきりと画面に、あるいは役者のたたずまいそのものに語らせる。もちろん才能や映画の質は全然ちがうけれど、ふとぼくは彼のその確固たる繊細さに「ああ、成瀬だ…」とつぶやいてしまう。これはそういった松岡監督の類い稀な資質が、慎ましくも豊に発揮された映画だと信じる。・・・本作を単なるメロドラマとしか見られないとしたら、我々はその“「物語」に対する不感症”こそを反省しなければならないだろう。 【やましんの巻】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-07-20 13:57:07)
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【点数情報】
Review人数 |
52人 |
平均点数 |
6.06点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 1.92% |
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2 | 1 | 1.92% |
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3 | 2 | 3.85% |
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4 | 6 | 11.54% |
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5 | 10 | 19.23% |
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6 | 9 | 17.31% |
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7 | 12 | 23.08% |
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8 | 6 | 11.54% |
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9 | 4 | 7.69% |
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10 | 1 | 1.92% |
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【その他点数情報】
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