みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
9.《ネタバレ》 最近は出会ったその日にやってしまうようなラブストーリーが多いけど、これは久し振りに純粋なラブストーリーにめぐり会えた気分です。 節度を弁えた英国紳士ならではのラブストーリーといった感じでしょうか。 最初はかなり嫌な奴だったチャーリーだけど、徐々に魅力が増していくのが良かった。 車の窓を開けて、惚れてまうやろー!って叫びたくなるような状況下でよく我慢したね。 ほんとはキスすらいけないことなんだろうけど、そこは大目に見てあげよう。 一方のヴィクターも悪い男ではなくて、ちょっと料理に夢中になり過ぎたのが敗因という結末は納得の行くものだった。 でも、それは彼の魅力だし、オープンする店に料理を食べに行ってみたいと思えるほど好感度は高かったので、ソフィーにとって苦渋の決断だったことは理解できる。 まあ、捨てられるヴィクターの立場から見ると酷い話で、ちょっと理不尽過ぎるけどね。 この物語はジュリエットへの手紙が50年の時を経てジュリエットからの手紙となったところから一気に面白くなって行く。 正直、クレアとロレンツォのラブストーリーだけでも感動的でちょっと泣きそうだったのにソフィーとチャーリーのラブストーリーまで絡んでくると参ったと言うしかなかった。 同姓同名の物語に相応しいラストのオチも綺麗に纏まっていて良かったし、ソフィーはひとりだけという言葉も心に沁みた。 あと、やっぱりソフィーの書いたジュリエットからの手紙がとても素晴らしくて勇気を与えられる文章だったので、この物語全体の説得力が増したような気がする。 もちろん記事の方も素晴らしかったに違いないので、ジュリエットへの手紙が爆発的に増えちゃったのも納得である。 ジュリエットの秘書さんたちはボランティアでやってるらしいけど、記事の反響が大き過ぎて大変だろうなってちょっと心配してしまいます。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-06-26 15:39:47)(良:1票) 8.ここまで心温まるラブストーリーもないと思う。無論うまく出来た話ではあるけれど、展開もラストも風景も演出もきれいすぎて感動しっぱなし。 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-15 22:52:44) 7.《ネタバレ》 まーね~、確かにドベタで都合がいい展開な訳だけども、とーってもいいじゃないですか。ああやって手紙の返事を書く人たちの存在も初めて知ったし(とても日本じゃ考えられないね)イタリアの美しい景色もいいし、このあたりはお国柄を表わしてるのでしょうね。そして、の、キャスティングがとてもいいですね。アマンダもとても美人だけども、クレアを演じるヴァネッサ・レッドグレーヴが素晴らしい! 人生を達観したかのようなおおらかさのなかにある「少女の目」は並大抵の演技力じゃできませんよ。もぅ牧場で出会った瞬間とか、ホント感動的でしたね~、こういう展開に弱いんんんだヨ(苦笑)。実際にこの二人は長年連れ添ったパートナーで観ているこっちが恥ずかしくなるほど仲がいい(照)。結婚式でクレアに書いた手紙をクレアがソフィーに読むというヒネリのある筋書きと気の利いた邦題(原題はto)がナイス。いやー良かったな~DVD買おうかな(笑)。とーってもオススメできるとオモイマスハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-10-03 09:43:43)(良:1票) 6.《ネタバレ》 この映画をひと言で、的確に表せと言われたら、それはもう、「素敵」という言葉以外思い浮かばない。それ位素敵な映画です。この映画の登場人物たちの恋の舞台となるのは、かの有名な戯曲『ロミオとジュリエット』の悲恋のヒロイン、ジュリエットの銅像とバルコニーがある、イタリアはヴェローナの街。どこを切り取ってもそれはもう絵はがきの様に美しく、味わいある街並みと風景は言うまでもなく「素敵」であり、恋の成就をきっと後押ししてくれるような、最高のロケーション。このお話は、運命に辿り着くまでの(為の)小さな勇気の物語です。50年という時を経てもなお、変わらぬ愛というのは、その恋が成就すればきっと「運命」だと言えるでしょう。待っているだけでは、それは想いでしかない。クレアを突き動かし、奮い立たせたのはソフィの、クレアのジュリエットレターに対する返事(小さな勇気)だ。お互いに愛した伴侶が亡くなっているというのは少しご都合ですが、それも運命という事にしておいてあげて下さい(笑)。クレアはその勇気のおかげで運命を掴み取る事が出来たんです。「運命」に辿り着くまでの道のりを「人生」とするならば、この映画は長い人生の中で数少ない幸せな運命を手にするまでの一番素敵な人生のシナリオの一つを描き、切り抜いたものなんですね。素敵なはずです。そして運命は、この奇跡の地ヴェローナでやがてソフィにも訪れます。それはクレアの結婚式の席で起こりました。クレアの手紙への返事が、なんとソフィ自身に語られ、小さな勇気を与える、ジュリエット「から」の手紙になった瞬間です。こんな素敵な演出、見事な脚本は見た事ありません。素直な本当の気持ちと、それを伝える、ほんの少しの勇気があれば、きっと人生は有意義なものとなり、運命を引き寄せる事が出来る。心から素直に感激してしまいました。例え戯曲の中のヒロインだとしても、運命に翻弄され、抗い、その命を賭してまで悲恋を成就させたジュリエットも、きっと彼女達の恋を心から祝福し、いつまでも見守ってくれていることでしょう。 【miki】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2012-08-27 21:29:00)(良:1票) 5.《ネタバレ》 アマンダ・サイフリッドに目が釘付け。何て魅力的な女性なんでしょう。 先が読めるストーリーだと感じ、最後はソフィが振られてしまって強く生きていく、なんてことになるんだろうな、という予想はよい意味で裏切られました。 イタリアの息をのむほど美しい自然と相まって心地良い気分に浸れた105分でした。 【tiger_katze】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-08-26 13:22:14) 4.《ネタバレ》 予告編で、ジュリエットの家にまつわる話や50年前の手紙などを知り、見たくてたまらなかった。そしてDVDで鑑賞。やはり思い通りというか、それ以上の映画だった。 私が見た映画の中で、見る前から期待が高く、それでなおかつ期待以上で、見た後も心に残ったという映画はそれほど多くない。それどころか近年はなかなかそういう映画に出会わなかった。これはまさしく、その1本だった。 まずオープニング良い。数々の愛の姿が映し出される。これだけでもはや映画の中に浸ってしまった。そして映像もきれいだし、音楽がとってもすばらしい。いくつもの挿入曲がそれぞれのシーンにマッチし、映画の雰囲気を高めてくれる。 50年前の恋人を探す旅はなかなか見つからず、私もそろそろあきらめ(映画を見るのも退屈?)そうになったとき、ロレンツォに出会う。このシーンが実に良い。そしてもっと良いのは結婚式のシーン。50年前の手紙の返事を読み上げるシーンでは思わず涙か・・・。 あらすじがわかっていて、結末もほぼ予想通りに展開した映画だったが、それでいて充実した映画だった。 ところで、このヴァネッサ・レッドグレーヴとフランコ・ネロの二人、私が若い頃見たミュージカル映画「キャメロット」で共演した二人だったことを思い出した。50年は経っていないけど(43年前) 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-11 08:31:25)(良:1票) 3.先にお書きになった皆様にこの映画の素晴らしさは書き尽くされている。 観たあとの爽やかさ、嬉しさ、湧き上がる希望、自分が単純なのかもしれないが、こういう映画をもっと観たいなと思った。 【小鮒】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-02-12 21:14:54) 2.《ネタバレ》 これは思わぬ拾い物を観た。良いもの見せてもらった気がしてならない。どう考えたってお決まりの展開で先が読めるし、こうなるんだろうと思ったらその通りの結末を迎える。しかし、このお決まりの展開も全く気にならないほどこの映画の持つ雰囲気が私は好きで好きで仕方なく、映画って人を幸せにしてくれる。人が幸せな顔をしたり、笑ったりする。それを観てると観ているこっちまでが良い気持ちになってしまう。この映画は正しくそんな映画である。ジュリエットからの手紙とあるようにあの有名な話が下敷きに人生とは?幸せとは?クレアが書いた手紙、その手紙がもたらした幸せ、ソフィーの幸せもクレアが遠回りしながら掴んだように彼女もまた婚約者よりも後から出逢った男を選択する勇気、本当の意味での幸せを掴んだソフィーの笑顔、あのラストシーンでの抱き合う二人を祝福するかのようにやってくる大勢の人達、この映画は色んな人達が幸せになれる。映画という魔法、魔力、美しい映像美、美しい音楽と美しい心を持った人達による自分探しのロードムービーでもある。私が今日見て来た映画館にはどういう訳か男の人きりだったのが不思議である。男の私が観たってここまでこの映画を好きになれるのだ。女の人がこの映画を観れば間違いなく男よりももっと好きになれそうな映画なのに、こういう人が幸せになれるのを観ているだけで自分まで幸せになったような感覚にさられてまう映画が私は好きで仕方ない。あと、二週間ぐらしか上映してないらしいのでもう一度観に行けたら行きたいと思う。最後にこの映画のサントラが欲しい。欲しくて欲しくてたまらない。何故発売してなんだ? お願いだから発売してくれーーーー! 【青観】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-08-13 22:12:36)(良:3票) 1.不思議な映画の魔力を秘めている作品、それが鑑賞直後の印象。ベタで先が読める展開が「つまらない」ではなく、「だからこそ良かった」と素直に受け止められる。初見なのに「こういう映画好きなんだよなあ、もう1回見よう!」と思いながら見ている気分。まさに録画していたスポーツの勝ちゲームを見ている気分なのだ。ストーリーに翻弄されないから、映像や演技をしっかり堪能できる「余裕」や「安心感」を与えてくれるのだ。イタリアの美しい風景や50年前の恋人探しのクレアの少女のような美しさ、それを手伝うソフィのナチュラルな可愛さを感動できるのはまさにこのシンプルなストーリーのおかげなのだ。さらに感動を高めているのは、実際にヴェローナで「ジュリエットの秘書」たちによって行われている「ジュリエットレター」というなんともロマンチックなやり取りにすでに心打たれているからだ。おそらく今は亡きゲイリー・ウィニック監督やプロデューサーのエレン・バーキンもこの事実に相当ほれ込んだに違いない。それにしてもヴァネッサ・レッドグレーブが素敵過ぎる!あのブルーアイズの美しさは最近の洋画界でも特筆もの。彼女の瞳が50年をすべてあらわしているのだ。普通に考えれば、夫が亡くなって初恋探しをすることに後ろめたさを感じる可能性も無いわけではないが、彼女の立ち振る舞いと美しさはその夫としっかり愛情ある夫婦生活を送ってきた自負と威厳がある。おそらく亡くなった夫もあの世から応援しているかもしれない、とまで思えてしまう。一方ソフィも二人の男性の間で揺れ動くと思いがちであるが、すでにすれ違いはニューヨーク時代にさりげなく披露されており、別れは時間の問題であったことが伺える。ご都合主義、出来すぎと思いながらも、納得できてしまうのはそんな出演者の演技と演出によるものと感じずにはいられない。本来なら8点かもしれないが、震災以降の自分にとっては亡き監督と出演者への感謝の気持ちと、自分のメンタリティが映画によって救われるという「映画の魔力」を再認識させてくれた意味でプラス1点。 【やしき】さん [試写会(字幕)] 9点(2011-05-17 10:00:08)(良:4票)
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