みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
5.《ネタバレ》 今もヨーロッパに根強く残る移民問題をユーモアを交えて描いた作品。 フランスはのどかな町ル・アーヴルで元気に暮らす人々。 ビンボーで金も無い、でも心は誰よりも豊かという良い人ばかりだ。 住民がアレコレして少年を守ろうとする姿はとても楽しく、とても健気で泣けてくる。 病気を夫に隠す奥さんのセリフはさらに泣ける。 今の世の中、悪い事ばかりだ。でも、たまにはこういう良い人しか出て来ないような映画があっても良いじゃないか。 靴屋の店主が必要悪だと思うとまた泣ける。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-16 22:49:26) 4.《ネタバレ》 貧しくも善良に暮らす人々が織りなす心温まるストーリー。カウリスマキの作品なので、本作も寡黙な映画でしたがじんわりと心に響くいい映画でした。 世知辛い世の中、最近はいいニュースも少ないですが、だからこそせめて映画の中ではこんなことがあってもいいと思う。 最後は奥さんにまつわるちょっとしたどんでん返しがありましたが、(空いたベッドを見せて一瞬えっ!?と思わせておいて…)これも素敵な大人のおとぎ話だと思いますよ。何の説明も医学的根拠もありませんが、奇跡を信じたい時って必ずあるものです。本作のような映画にバッドエンドは似合わない。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-09-06 15:25:15) 3.舞台を観ているような映画。無駄な説明を全て削ぎ落として且つ時代設定も曖昧。監督はファンタジーを撮りたかったのか。結末でちょっと涙。人生、正義を貫き正直に生きるときっといいことがあるものさ、と思わされる良作でした。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-03-19 23:00:14) 2.世の中の人たちが、みんなこの映画に出てくるような人たちみたいだったら、とっても平和で素敵な世界になってるだろうに、なぁ・・・。黄色いワンピースとほほ紅が素敵♪ 【longsleeper21】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-08 23:11:18) 1.《ネタバレ》 今まで、コンテナに代表される寒々しい場所に住む人たちをメインに据えた作品を撮ってたカウリスマキが、場所をフランスに移しそんな寒々しい場所に住む人たちを助ける側の人々を扱った作品とみました。つまり視点を移動させて、そんな行き場のない人たちを見守る人々(フィンランドのときは「いなかった人」たち)が今作の主人公。フィンランドほど過酷ではないけど、ノルマンディはメキシコ湾流のせいでイングランドによく似た天気で、雨が多い上に海沿いだから風も強いので、陽光あふれるってほどじゃないと思いますよ。そうそう、シェルブールはノルマンディ。今回「過去のない男」の警備員に相当するのは、警察に何度も密告電話を掛けるキャラでしょうけど、彼も決定的にヒドイ人ってわけじゃない。警視なんかは結局いい人としてエンディングを迎えますよね。酒場の女主人と、主人公マルセルや警視とのあいだに、それぞれむかしなにかがあったのを暗示させる台詞がうまく埋め込まれてます。いつも通り、余計なことは語らせない作風です。マルセルが最初に帰宅するシーンで、パン屋も八百屋(何でも屋?)も彼に「ツケ、払って」と言ってるのに、話が進むと変わって行くのがいいですよね。なんかすべてが寓話のようで、観終わったのち、温かい気持ちになりました。病気が寛解するのも、それがカティ・オウティネン演ずる妻に起こるのもご都合主義と言えばそれまでなんだけど、素直に「よかった」と感じられます。相変わらず、犬、いい味出してるし、ライブ演奏の使いかたもうまい。ところで、挿入歌のうちミシシッピ・ブルーズなのはBlind Wille McTellだったんですが、音楽の趣味も相変わらず素晴らしいですね。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-05-25 21:06:30)
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