みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
2.《ネタバレ》 最悪な事態にならずに、まずはよかった。そしてこの家族に俊平くん (池松壮亮) がいて本当によかった。彼がいなかったら、ちょっとヤバかったかもね。彼の軽いキャラが、重苦しくて沈没しそうな家族を救っておりました。しかし軽いばかりではなかった、執刀医を探し出した超ファインプレー。 それにしても、家族の連携のよさとは対象的に病院同士の風通しの悪さ、これ何とかならんかね。重病患者の家族にこれほど走り回らせたらあかんだろう、本来なら最初の病院から電話一本かければ済む話だろう、でもこの映画って、これを医療現場の問題提起として伝えようとしている気がする。 映画としては、回想で説明することをせず全て現在進行形で進んでいき、起承転結もわかりやすい。時や人や状況を変えて、映し出される自宅の最寄り駅の光景。とりあえず、前に向かって走り出すお父さん。兄弟が階段を上って見下ろすこの街の風景。母の手術後に、三人が病棟で組んだ涙の円陣。久しぶりに、「家族」を題材にしたよい映画を観た気がする。 なお、家族の難病を機に疎遠だった家族が一致団結して前に進む、これは必ずしも映画に限った話しではない。なぜなら、数年前に私の父が脳梗塞で倒れた時、ほとんど疎遠だった私の家族たちですら集結したからだ。兄とは久しぶりにまともに口をきいた。いつもはおとなしい弟がこんなに頼りになるとは! そんなわけで、本作はとても他人事ではなく感情移入しやすい映画でありました。 ・・あれから父は何とか持ち直し、体は不自由にはなったけど、家族みんなで協力して見つけたバリアフリーの家で、今は何だか嬉しそうだ。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 9点(2016-08-17 00:04:42) 1.《ネタバレ》 母の病、頼りない父親、ダメな弟そして嫁のイライラ…と、文字通り妻夫木長男が四面楚歌状態。 ここまで酷くなくとも類似する立場にある身としては、やりきれない思いにさせられました。 何より彼の雰囲気はこの役に大はまり。 やり切れなさがダメ押しのようにガンガンと伝わってきました。 人間、我慢のラインがある一線を超えると笑うしかないんですね。 そして、池松次男であります。彼はポイントポイントで活躍するのですが、普段ちゃらんぽらんなだけにその行動が浮き立って、この演出はズルイです!(褒め言葉です。) また、彼の表情がいいです。妻夫木長男はもちろんですが池松次男の演技も素晴らしい! それからもう一人ズルイ人がいました。鶴見信吾さんです(詳細省略)。もちろん褒め言葉です^^; 一室に「家族」がそろって終わるラストも秀逸。 厳しい現実に直面しているけれども"ハッピーエンド"いうバランスも良かったと思います。 実力派4人を中心としたしっかりした作品…久しぶりにいい邦画を見せていただきました。 【午の若丸】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-08-16 18:02:32)(良:1票)
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