みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
2.《ネタバレ》 大変美しい映画。親子愛(特に母が子を思う気持ち)のようなものが大変強く伝わってきて、ところどころ涙なしには見られなかった。ただ「クボ」はどうしても名字なので、子供の名前としては変に感じてしまう。スタッフに日本語のできる人はいなかったのか? それと月の帝が実は善良な村の老人であった(しかも村人たちがその存在を記憶していた)というのは伏線も何もなく唐突すぎて意味がわからない。彼らの一族(?)はかぐや姫でいう月の人間のような、地上とは隔絶した存在ではなかったのか。父母は死んでしまったので、普通に考えればこの後クボはこの老人と生きていくことになるだろうなどという考えがよぎったりするとさらに違和感が増す。最後の灯籠流しは感動的だがみせ方にもう少し工夫があるとよかった。子供よりも親に受ける映画だと思う。 【空耳】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-05-14 15:48:39) 1.《ネタバレ》 東京国際映画祭にて鑑賞。 日本が舞台なのに、日本での公開が今になってやっとなのが切なく。もう半年くらい前にアメリカのアマゾンでブルーレイを買っていたのですが、ずっと見ないで我慢してました。スクリーンで見られる、その日が来る事を信じて(そして、そういう作品が実は他にもいっぱいあって、大体はビデオスルーになっちゃう・・・日本での海外アニメーションの扱いを物語っております・・・ )。 ライカお得意の「美しくて不気味」な個性が意外なほどに日本の色によく合って。アメリカ産でありながら見事な伝奇として完成されています。そして、ここまで日本で(外国人は全く出てきません)、そして悲しい内容で大丈夫?ってところを成立させちゃうのがライカなのだなぁ、と。その切なさもまたライカ作品ならではの世界。 『コララインとボタンの魔女』では気にならなかったけれど『パラノーマン ブライス・ホローの謎』から『THE BOX TROLLS』と目立ってきたデジタルプロセスの多さは今回も相変わらずなのですが(そこまでやるのならばもうCGでいいんじゃない?って)、でもここまで世界が完成されていると、これがライカの個性、表現法なのだなぁ、と。 キャラクターもライカらしい個性的(クセの強い)なデザインでありつつ、親しみやすく。特に不気味なのにやたら魅力的な叔母さん達にはウットリ。全編、これまでのライカ作品には無かったキレのあるカッコ良さにも溢れています。 ここいちばんの重要なシーンがいちいち閃光のみで省略されてしまって、何がどうなったのかはその後の展開で察してね、っていうのがちょっと残念な感じではあるのですが、日本人的にはちょっと懐かしさすら覚える(コマ撮りアニメの昔話ですからね)世界、その実直な作りにひたすら感動させられるのでした。 【追記】 日本語吹替版を見ましたが、一部キャラに有名人を起用しているものの、特に問題は無く、むしろ日本語となる事でやっと完成されたとすら思えるのでした。また、エンディング曲が吹替版独自の曲に差し替えられていて、そういうのは大抵作品を穢してしまうものですが、吉田兄弟の音は甘い女性ヴォーカルのオリジナル版以上にピッタリと映画に馴染むのでした。サントラ自体が三味線の音を多用しているだけに。 【あにやん🌈】さん [試写会(字幕)] 9点(2017-10-30 22:51:59)
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