みんなのシネマレビュー

犬ヶ島

Isle of Dogs
2018年【米】 上映時間:105分
SFコメディアドベンチャーアニメ動物もの
[イヌガシマ]
新規登録(2018-04-01)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2025-03-01)【タコ太(ぺいぺい)】さん
公開開始日(2018-05-25)


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監督ウェス・アンダーソン
ブライアン・クランストンチーフ
エドワード・ノートンレックス
ボブ・バラバンキング
ビル・マーレイボス
ジェフ・ゴールドブラムデューク
グレタ・ガーウィグトレイシー・ウォーカー
フランシス・マクドーマンドネルソン
スカーレット・ヨハンソンナツメグ
ハーヴェイ・カイテルゴンドウ
F・マーレイ・エイブラハムジュピター
オノ・ヨーコ博士の助手
ティルダ・スウィントンオラクル
渡辺謙外科医
夏木マリ下宿所のおばさん
フィッシャー・スティーヴンススクラップ
リーヴ・シュレイバースポッツ
村上虹郎ヒロシ
野田洋次郎ニュースのアナウンサー
フランク・ウッド同時通訳機
楠大典チーフ(日本語吹き替え版)
川島得愛レックス(日本語吹き替え版)
石住昭彦ボス(日本語吹き替え版)
横島亘デューク(日本語吹き替え版)
戸松遥ナツメグ(日本語吹き替え版)
土師孝也ゴンドウ(日本語吹き替え版)
屋良有作ジュピター(日本語吹き替え版)
石塚理恵博士の助手(日本語吹き替え版)
細野晴臣スクラップ(日本語吹き替え版)
森川智之スポッツ(日本語吹き替え版)
石塚運昇ナレーター(日本語吹き替え版)
島﨑信長ヒロシ(日本語吹き替え版)
山田孝之第1年少科学者
松田翔太第3年少科学者
松田龍平第4年少科学者/バーテンダー
池田エライザパンク少女
原作ウェス・アンダーソン
ロマン・コッポラ
ジェイソン・シュワルツマン
脚本ウェス・アンダーソン
音楽アレクサンドル・デスプラ
製作ウェス・アンダーソン
スコット・ルーディン
あらすじ
今から20年後の日本。ウニ県メガ崎市では犬の伝染病の「ドッグ病」と「スナウト病」が蔓延していた。遠い先祖に犬との確執の過去を持つ小林市長は、いずれの病気の血清も近く完成し安全になるとする科学者を排除し、世論を誘導して全ての犬をゴミ島へ隔離することを決定する。それから半年後、愛する護衛犬を真っ先に隔離対象にされてしまった市長の養子アタリは、軽飛行機を操縦して単独で愛犬を捜しに行くも故障によりゴミ島に不時着、島で生き延びていた犬たちに救われる。そして彼は、犬たちの助けを得ながら愛犬の捜索をするのだったが…。ウェス・アンダーソン監督がストップモーション・アニメーションで送るSFダークコメディ。ベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞した他、アカデミー賞・ゴールデングローブ賞等の各賞でもノミネートされた。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2025-02-28)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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3.《ネタバレ》 素晴らしいです。アンダーソン監督の多くの作品に見られるカメラアングルや人物(今回は犬ですが)のシンメトリーな配置や動き、そして派手派手しくも落ち着きのある色彩、微に入り細に入りの背景描写や小道具等々、全てが実写と変わることなくみっしりと詰め込まれていて至福の時間を過ごせました。

独特の世界観、フラットな台詞、さり気ないユーモアとシンプルなストーリーは、確かに見る者を選んでしまうかも知れません。ハマる人にはハマる、ハマらない人にはハマらない。でも個人的には映画は、否、映画に限らずアート全般はそれで良いと思うのです。(勿論ある程度のレベル以上での話ですが)

今回は監督の日本愛(人物描写、町の風景、太鼓、相撲、歌舞伎、七人の侍などなど)がこれでもかと詰め込まれた作品。日本人は、日本の社会や文化は(良くも悪い悪くも)こんな風に見えているのか、と知らされることも多々。そこに人間愛や社会問題への風刺を盛り込み、ストップモーションで表現することで必要以上に刺々しくならないように演出していますね。(TV画面では手書きアニメに転じるところとか遊び心もいろいろ)

ラストはホロリとまでさせられた充実の約100分。強いて言うなら、ちょっと終盤が駆け足気味だったかなというぐらいの佳作でした。(もうちょい長尺でも良かったかも)

兎にも角にも納得満足の1本でした。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 9点(2025-02-28 00:43:06)

2.《ネタバレ》 楠大典さんのチーフの吹き替え、最高でした。
もううっとり。
いい人(犬)なのにかっこつけて無理ばっかりして(笑)

それから、監督スタッフの日本への愛の暑さ、凄すぎる。

どうしてもお相撲シーンは入れたかったのね。
歌舞伎座が大好きなのね。
ロケットにぞうり履かないよ。
などなど、日本グッズ詰め込み放題。
そこも好感度、大。

そしてスイッチも実に私好み。
実験室のシーンは美しくて惚れ惚れしました。
横移動してスイッチや器具が堪能できる。
なんて素晴らしい。

欲を言えば、柴犬は入れて欲しかったな。
そしてフクロウよりはカラスでしょ。
日本人の独り言でした(笑)

日本の文化を尊敬し守っていこうと思った秀作。 たんぽぽさん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2019-12-31 15:32:49)(良:1票)

1.《ネタバレ》  ウェス・アンダーソン監督作品って、映像表現は面白いと思っても、映画自体にはそんなに心動く事は無かったんですよね。でも、今回は本当に素晴らしかったです。

 日本をディストピアとして描いてるので抵抗感を抱くかもしれませんが、その和風ディストピアっぷりがとても刺激的で面白くて。
 大量の個性的なデザイン、画面いっぱいに詰め込まれた意匠が溢れ出てくるような感覚(っていうか実際に溢れているというか。シネスコサイズですが、ビスタの上下黒帯で画面外に字幕を出すスタイル。画面内に情報が多過ぎて、文字情報も大量で、その多くが日本語表記であるがゆえでしょうか。吹替版はどうなっているのかなぁ?)。
 『七人の侍』のテーマ曲をそのまま持ってきたりしていて、黒澤明作品からの影響が強いのは明らかなのですが(そもそも『野良犬』ですし)、それ以外にも日本映画リスペクトが多く見られて、元ネタをあれこれ考えるのも楽しく。博士のモデルは平田昭彦でしょうかねぇ。

 平行移動とかシンメトリーとか、毎度のウェス・アンダーソンらしさ炸裂、だけど意外にドラマに心動かされる部分が多くて。特に犬達の物語が切ないんですよね。そこには差別や独裁、弾圧、洗脳といった過去の歴史が反映されていて。そして、優しさや希望といった前向きな想いが込められていて。

 日本を舞台にしたアメリカ産ストップモーションアニメーションには『KUBO クボ 二本の弦の秘密』があって、作品的な印象は全く異なるように思えますが、共通点が色々あって(動物と旅する少年とか、罪に対する赦しとか)、あちらの人が思う日本観がなんとなく見えてくる感じなのが面白いです。

 スタッフロールまできっちり日本語併記な、日本で溢れたアメリカ映画、その奇妙で気持ちいい感覚をたっぷり堪能しました。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 9点(2018-05-25 21:30:52)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 6.42点
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4421.05% line
5315.79% line
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7421.05% line
8315.79% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
長編アニメーション賞ウェス・アンダーソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2018年 76回
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
アニメ映画賞 候補(ノミネート) 

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