みんなのシネマレビュー

さがす

2022年【日】 上映時間:123分
ドラマサスペンス犯罪もの
[サガス]
新規登録(2022-01-31)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2023-11-29)【にじばぶ】さん
公開開始日(2022-01-21)


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監督片山慎三
キャスト佐藤二朗(男優)原田智
伊東蒼(女優)原田楓
清水尋也(男優)山内照巳
森田望智(女優)ムクドリ
松岡依都美(女優)蔵島みどり
品川徹(男優)馬渕
康すおん(男優)
脚本片山慎三
高田亮
配給アスミック・エース
あらすじ
大阪の下町で父親の智と二人で暮らす女子中学生の原田楓。定職に就かず情けない生活を送る父親と、自らの意志をはっきりと示せる娘。日頃から諍いは絶えないながらも、仲睦まじく暮らす二人だった。そんなある日、「指名手配中の連続殺人犯が居た。捕まえたら300万貰える。」という言葉を残し、智は行方不明となってしまう。警察や学校に相談しつつ、自ら父親の行方を捜そうとする楓は父親が働いていた日雇いの現場を訪ねるが、そこに居た原田智は別人だった。その男は一体誰なのか?そして父の行方は?

タコ太(ぺいぺい)】さん(2023-08-27)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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5.《ネタバレ》 「岬の兄妹」は未見なので先入観ゼロでの片山慎三監督作品鑑賞でした。

父子の愛情と連続殺人の異常心理を巧みに組み合わせ、ミステリ―風味のサスペンスに仕上げた本作、見事です。

智の行動や言動は終始リアルで、佐藤二朗氏の不安定に揺れ動きつつも次第に確信的に行動するようになっていく演技は、恰もドキュメンタリーの如く感じさせられてしまう様な真に迫る名演ですね。

娘役の伊東蒼さんもまたしかり。父の姿を追う行動や言動は些か芝居じみた部分も感じられなくはないのですが、それは脚本や演出の問題であって、演じ切っている彼女自身は見事としか言いようがないところです。特にラストの卓球シーンは、一人の薄幸の中学生が地に足の着いた一人の人間に成長していく姿を感じさせてくれます。

山内役の清水尋也さんも存在感が強烈です。序盤のシーンで作業員のひとりが彼の眼から受ける危険なイメージについて話していますが、まさにその通りに感情の消え失せたガラス玉のような眼をした演技に、思わず本作のモチーフであろう座間市の事件の犯人を想起してしまいました。

脇を固める俳優さん一人ひとりの演技も含め、鬼気迫る優れた演技が本作のテーマを観る者に叩きつけて来るような緊迫した2時間でした。

ただ、父子の愛に関しては十分に語ってくれているものの、モチーフとなっているであろう事件と同様、主犯者の(非)人間性については特に深く掘り下げられることはなく、メインテーマではないのかも知れませんが、この狂気とは一体何であったのかをもう少し語って欲しかった、というのが正直なところです。

そのあたりに不完全燃焼感が残り、1点減点させていただきました。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 9点(2023-08-27 22:30:41)(良:1票)

4.《ネタバレ》 素晴らしい映画。まず、映像の色調が素晴らしい。きちんとシリアスな話をしますという監督の姿勢が伝わってくる。巧みに時系列を交差させながら最後までまっすぐに進んでいく脚本。エンターテイメント性も十分に持たせながら最後の最後に真っ当な楓の心で作品世界を厳粛な色に染め上げている。減点のしようがないと言いたいがひとつだけ。楓は山内のジャージと父の携帯を奪い取ったのだから、その時点で警察に駆け込めば山内の指紋もDNAも採取できたのではないか。山内は8人殺害の重要指名手配犯なので、いくら子供の訴えでも山内の指紋がでれば警察は全力で山内と原田智の行方を捜したはず。聡明な楓がそうしなかったことで話の説得力が減じてしまった。すいませんマイナス1点。 ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 9点(2023-07-15 14:03:46)(良:1票)

3.いくつかの現実の殺人事件をモデルとした人物、モチーフをストーリーの軸としていて重い。
登場人物それぞれがそれぞれ、生き方を"さがす"。
「死にたい」と「殺したい」が錯綜し絡み合い縺れていく中、生々しい人間の在り様で殴りつけられる。
終着点はこれしかないけれども、けれども…。 HIGEニズムさん [インターネット(邦画)] 9点(2023-05-07 19:51:18)

2.久しぶりに近年の傑作邦画を観た。大阪に住んでいて、馴染みの街並みも映るので、親しみもあるが、他の皆さんも言われるように、佐藤二朗氏の鎌倉殿を超えるベストワークだ。断言していいと思う。他の役者もピッタリはまっている。ストーリーも時系列をシャッフルしているが難解ではない。鎌倉殿の13人ファンの私としては、ちょい役で出た康すおん氏と品川徹氏が出演しているのが、嬉しかったなぁ。しかしラストシーンは一発OKだったのか、それともCG使ったのか。どちらにしても心にしみます。素晴らしいかつエグイ作品です。

追記 この映画、家族で見ると非常に気まずいシーンがあります。品川徹おじいさんがでてきて、ご飯食べ出したら要注意。トイレに立ちましょう。そしてじっくり用を足してから、戻って、家族にどうなった?と聞けばいいです。きっと端折って簡潔に答えてくれるでしょう。 代書屋さん [インターネット(邦画)] 9点(2023-01-10 00:04:04)

1.《ネタバレ》 胸糞な展開やエグい描写で心を搔き乱す映画を私はあまり評価しません。エンターテイメント上のテクニックを感じないから。吊り橋効果を利用した興奮や感動に興味はありません。そういう意味で、私は園子温監督作品を好みませんし(いつも引き合いに出してすみません)、本作もそんな映画の類かと思われました。しかし観終えて予想は見事に裏切られました。刺激的な要素は物語を紡ぐ一要素でしかなく、本作の本質はミステリーであり、そして何より親子愛を描いた濃厚なヒューマンドラマでありました。おそらくラストは近年の邦画史に残る名シーンと思われます。父と娘が卓球でラリーをしながら言葉を交わすのは僅か5分ほど。言葉のひとつひとつ、表情、空気と間を噛みしめ、2人の心を読み取ってください。パトカーのサイレン音に「お迎えが来たで」。いつもの軽口に重力が発生する異空間。私は父の立場に我が身を重ね、切なくて、やるせなくて、いたたまれませんでした。しかし救いはあります。我が子は何と立派なのかと。楓はまだ中学生。普通は真相を知っても金縛りでしょう。然るに彼女は父と堂々と対峙し、その非を咎めました。残酷です。無慈悲です。でも彼女は正しい。正しい子に育った娘を誇りに思わぬ親は居ません。「うちの勝ちやな」娘の勝利宣言は、まさに子が親を超えた瞬間でもありました。父が感じたのは嬉しさと寂しさか。それはこんな修羅場にあっても変わらないと思います。礼儀や躾はイマイチだけど、それを補って余りある強い魂を楓は持っています。
どの役者さんも文句なく素晴らしく、満遍なく褒めたいのですがキリが無いので一人だけ。となると、私的にはやはり佐藤二朗氏に言及したい。クセが強い独特な演技スタイルは福田雄一コメディで脚光を浴びていますが、本作のようなシリアスドラマにこれほどマッチするとは驚きでした。本当に素晴らしかったです。今まで色物系キャラクター俳優との認識でしたが、大変失礼いたしました。見方を改めます。超一流の実力派俳優で間違いありません。大拍手です。 目隠シストさん [インターネット(邦画)] 9点(2022-08-04 14:28:44)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 7.57点
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517.14% line
617.14% line
7214.29% line
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9535.71% line
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