みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
39.《ネタバレ》 -Field Of Dreams- “夢の球場”ケビン・コスナー全盛期の映画。ケビンのナチュラルな魅力が出ていて、素直にカッコいいなぁ。 ハリウッドが本作のような“怖くない幽霊の映画”を創ってきたことに、まず驚いた。だって幽霊の理解度って、繊細な日本の得意分野と思っていたから。アメリカ人にとって宗教的に幽霊ってどんなポジションなんだろう?? そしてジェームズ・ホーナーの“いかにも奇跡が起きそうな”音楽が、この不思議な物語を盛り上げる。 いやほんと、アメリカ人って野球が好きなんですねぇ。この映画も野球愛、歴々のプロ野球選手に対する尊敬の念に溢れています。アメリカ人の精神・共通認識は野球を通じて育まれてきたのかもしれません。 シューレス・ジョーと1919年の“ブラックソックス事件”なんて題材を持ち出すのが凄い。どれだけマニアックな題材なのか知らないけど、日本だと遡ってせいぜい、戦前の沢村栄治(巨人の星の再放送で知った)とか、事件だと江川の入団事件('78年だって)くらい?アメリカの野球の歴史の長さと浸透度が凄い。 とうもろこし畑の真ん中で、伝説の野球選手が夢の対決をする。これこそ大人のファンタジー。アメリカの夢。野球少年の憧れ。でしょうねぇ。野球はすべてを受け止める。過去の事件を水に流し(タイ・カッブ以外)、父との関係も修復する。 レイとジョーの70年を隔てたキャッチボールに始まり、15年前に亡くなっていた父とのキャッチボールに終わる。何も話して無くても心が通じ合ってる気持ちになれる。キャッチボールってもともと、野球の練習の肩慣らしだと思うんだけど、誰かとのコミュニケーションとして、これほど頭を空っぽにして出来る運動って、他にないかも?だからって訳じゃないけど、この映画も頭を空っぽにして楽しむ映画です。キャッチボールみたく。 天の声って何?自分が死んだときを知っている1919年の選手たちってどんな存在?突然1972年にタイムスリップ?若いグラハムは球場の外から入っていったぞ?最後のヘッドライトの川、どこで聞いてどこから来たの?正直言ってやってることはもうメチャクチャ。 これもし、レイが独り身で、理解ある可愛い奥さんが居なかったらもう、とんでもない結末になってたと思う。 なので、ここでの評価がメッチャ割れてるけど、それも解る気もする。 この映画は父の歴史から始まる。アイルランド系で第一次大戦に行って…。この時のレイは家族の生活のために、細々と農場経営を続けて、淡々と生きていく毎日。そこで一度立ち止まって、過去を振り返ることから始まる。奥さんの名演説の中に「'60年代を生きたなら理解できるはず。あなたは'50年代を2度生きて'70年代に飛んだのよ」隠しても誤魔化しても、あの会場の人はみんな'60年代を生きてきたのは事実。 父の歩んだ歴史、野球の歩んできた歴史、アメリカが歩んでいる歴史。それらは自分の存在を考える時、決して切り離せない関係で、歴史が有ったからこそ今の自分がある。良いことも悪いことも全部受け止めて、それを飲み込んでこそ前に進める。淡々と生きるのではなく、前を向いていこう。 この映画は、日本に最新技術で押されていた当時のアメリカ人に、自分たちの歴史、アメリカ人であることを誇りに思う気持ちを湧き起こしたんだろう。 だから逆に言うと、この映画に日本に関するものは出て来ない。純度100%アメリカの、それも“ど田舎(心の故郷)”の話だ。 主人公の仕事が第一次産業(農業)なのも、アメリカが日本に勝る部分なのと、日本ってキーワードを出さなくて良い分野。 最後のヘッドライトは言うまでもなくアメ車の群れ。どこから聞いたか、アメリカ人がアメリカの誇りを胸に、次々球場に集まってくる。 この映画を、アメリカ同様に野球が国民的スポーツの日本に持っていく。怖くない幽霊を理解している日本に持っていく。 この映画はアメリカから日本への挑戦状、というか、アメリカ人の決意表明だったのかもしれない。・・・それか私の考えすぎかもしれない。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2022-08-28 14:44:50) 38.《ネタバレ》 奥さんが素敵だ。家計が火の車だというのに、父親の亡霊とキャッチボールをする夫のために、電気代がめっぽう掛かるであろうナイター照明を点灯させる。なかなか出来る事ではない。その後の展開は、連なって押し寄せる車のライトが語る。何度見てもほんわかする素敵な作品。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-06-19 18:45:28) 37.《ネタバレ》 昔みたときは全然ピンと来なかったが、年を経て見直してみると良さがわかってきたような。 ファンタジーは好きなジャンルではないけど、親父とのキャッチボールは胸に迫るものがある。 自分の父が健在かそうでないかで受け止め方がかなり違ってきそう。 重なる部分があれば自然と感情移入することに。 夢を叶えた若きグラハムが少女を助けるためにフィールドから老医師に戻るシーンはなんとも切なくて美しい。 天の声に従って夢の叶う場所を目指して遠くまで連なるヘッドライトが印象的。 童心に戻って古き良き時代に浸る観衆の姿が目に浮かぶ。 泣けるファンタジー映画の傑作だ。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 9点(2013-11-23 19:10:40) 36.《ネタバレ》 (2009年映画メモをもとに) 感動いたしました。 今まで知らない世界を見てしまいました。 人知を超えた感動的な世界です。 まるで夢を見ているような、魔法にかかったかのような気分です。 そういう不思議な優しい感覚を覚えました。 フィールドオブドリームス、、、いろいろな夢があり、それが交錯している感じがとても幻想的だと思います。 生と死を超えて、魂と対話するような作品は大好きです。 死してもなおメッセージを残し、生きている人がそれと遭遇するようなスピリチュアルな物語でした。 実際にはそういうものは目に見えませんが、人は夢を忘れてはいけないと思います。 マン氏が怖かった。迫力ありましたよ。見ているコチラが殺されるかと思っちゃいました。 とうもろこし畑ってなんだかヤバい。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-02 21:48:46) 35.《ネタバレ》 僕の中では特別な、宝物のような作品です。何でだろう?何回見ても泣いてしまいます。ラスト近く、Jアール・ジョーンズが野球とアメリカについて語るあたりからダメなんですよね。ラストは欲を言えば父と息子のキャッチボールで終わってほしかったかな。最後の車のヘッドライトの列はちょっとやりすぎたかな?という感じもします。でも、このトウモロコシ畑の球場はそのまま残されて年間に数万人の観光客が訪れる人気の観光名所となり、家族がキャッチボールをしたり、皆が思い思いの休日を過ごすという。野球が、そしてこの映画がアメリカ人にいかに愛されているかがよく分かります。Jアール・ジョーンズや娘が言っていた、「みんなやってくるよ」がアメリカでは現実の物となっていたのが嬉しかった。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-11-25 19:49:01) 34.《ネタバレ》 私がまだ4歳の時に父親は病死してしまった。なので私には父親とは何なのか漠然としたイメージしか無い。 私は野球を観戦するのが大好きだ。運動音痴の私に取って猛スピードで飛んでくる小さなボールを細い棒で打ち返すなんて芸当は出来る訳も無い。プロ野球選手はお世辞抜きで神様に見える。 そんな私に取って、「父親」と「野球」というキーワードに基いて展開される本作は正に大人向けのファンタジーだ。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-10-08 13:16:03) 33.《ネタバレ》 奥さんが現実には存在しなさそうだけど素敵なキャラクターとして描かれてたと思います。家族とか父親とかそういうものを改めて考えてみたくなる映画です。 【AIRS】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-01-20 00:31:47) 32.《ネタバレ》 もっとも好きな映画のひとつです。最初の設定はたしかに強引ですが、にも関わらず、どんどん引き込まれて泣かされます。最後のシーンの車の列は...僕にはちょっと蛇足に思えました。なんだか興ざめしてしまいます。キャッチボールで引いて終わるときに、周囲は真っ暗でも良いのではないかと。ということで10点あげたいところを車の列で-1点。 【EOS】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-06 13:07:37) 31.いい映画でしょ。野球してぇ!! 【ビリー・ジョー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-01-08 15:16:32) 30.バート・ランカスターが登場してくるシーンあたりから涙が止まらなくなりました。最晩年にこの作品と出会えて本当に良かったと思います。原作も読んだけど、この作品に限っては映画の方がうまくまとまってましたね。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-22 11:39:17) 29.《ネタバレ》 とうもろこし畑で声が聞こえた時点で俺は、何だよこの映画と思いました。そう思った人は多いはず、でも俺は何故かこの映画にぐんぐん引き込まれて最後はとてつもなく感動しました。あのとうもろこし畑の野球場は誰もが主役になれる場所だと思います。ある意味最高の晴れ舞台なんでしょう。だから仲の悪かった父親や八百長疑惑で追放されたスーパースター、夢叶わず医者になった人全員とびきりの笑顔で野球してましたもんね。アメリカン・ドリームてすごく素敵な事だけどほとんどの人が失敗して挫折してるはず、これがもしある種の鎮魂歌の意味を成しているのならば・・・とても素晴らしい!! 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(吹替)] 9点(2004-08-10 20:55:49) 28.ふわふわした、ぬるま湯に浸かっているかのような気持ちにさせてくれました。トウモロコシ畑が幻想的です。ラストシーンが秀逸。エンドロールのキャスト表示で、「Voice HIMSELF」が熱かった。 【おしりはばとび】さん 9点(2004-07-04 23:54:48) 27.なんというかこの作品自体の何とも言えない不思議な雰囲気が好きです。素敵な大人のファンタジー。観る度に背中がゾクゾクします。 【ゆうしゃ】さん 9点(2004-03-09 15:19:32) 26.全編に渡って「赦し」と「優しさ」が溢れている作品。何十年か経って内容を忘れかけたころ、あらためてもう一度鑑賞したいと思う。 【K】さん 9点(2004-01-31 20:42:12) 25.ベース・ボール、アメリカ、父の夢。決して野球ファンのための作品ではありませんが、父親とうまくいかなかった人、特に、40歳以上の男性野球ファンにはたまらない作品でしょう。不思議な出来事と、夢を叶えることなく挫折した実在の名プレーヤー達の思いを通して、人の心の奥にあり、普段は気づかない感情やこだわりと、父親と息子の関係を感動的に描いています。ひとに歴史ありで、どんな人でも、色々な思い、悩み、夢、喜び、愛、挫折、後悔などがあったはずです。父はどうだったのだろうか。普段、父親としてしか見ていないけれども、若い頃は、何に熱中したのか、何が夢だったのか。元気なうちに、そうしたことをお酒でも飲みながらゆっくり、話したくなります。私の父はすぐ酔っ払いそうですが。 【パセリセージ】さん 9点(2004-01-12 21:49:21)(良:1票) 24.《ネタバレ》 若い人には分からない映画かもしれない。しかし、主人公と同じくらいかそれ以上の年齢の方なら、きっと心に響いてくるものがあるはず。失ってしまった夢、仲違いしたまま死に別れてしまった父。それが心の中にわだかまり、しこりとなっていく。もしそうした過去ともう一度向かいあい、おりあいをつけることができたなら。それをこの映画ではすてきなファンタジーとして描いてくれました。野球映画ではありません。頭で、理性で見てはいけません。あなたの心の奥底にある魂で感じるように見てください。 【駆けてゆく雲】さん 9点(2003-12-31 21:02:42)(良:2票) 23.当時映画館で観ました。泣けるし感動も爽やかさもあるし、いい映画です。このころのコスナーは良かった。本当にいい映画です。ありえない話なんだけど、引き込まれます。何回観てもいい作品だと思います。 【たかちゃん】さん 9点(2003-11-16 22:39:10) 22.昔観てポロリと泣いた覚えがあります。私も野球はそんなに見るほうではありませんが、あんな美しいとうもろこし畑の中の球場があったらぜひ行ってみたい。 【猿の腰掛け】さん 9点(2003-11-13 10:51:55) 21.シューレスジョーか!それにしても大リーグ好きにはたまらない映画です、私のような。 【花守湖】さん 9点(2003-10-15 04:40:38) 20.特別野球の話ではあるまい。歴史まだ浅いこの国の象徴としての役割であり、本質は夢と愛のおとぎ話である。 個人的にはKevin Costner氏はどうも好きになれないが「パーフェクト・ワールド」「さよならゲーム」「アンタッチャブル」と本作は別格。 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」でのアカデミー受賞が何か彼を勘違いさせているのか?定かではないが・・・ Amy Madigan. James Earl Jones. Burt Lancaster.が素晴らしい、奇跡のスクリーンに難なく入り込めるのは彼らのおかげだろうか。それにしても。。。。眼鏡が曇り出す 気分だけでも少年にも戻ってキャッチボールも悪くない。 【Moviegoers】さん 9点(2003-09-29 03:30:00)
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